万引き家族でラストにりんは何を見ていた?その後を考察!

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した、是枝監督作品の映画『万引き家族』には数々の印象的なシーンがあり、どんな意味があるのか様々な考察がされています。

中でも、ラストシーンは特に印象的なものになっていますが、今回は

  • 映画『万引き家族』のラストシーン、りんは何をしようとしていた?
  • りんはその後はどうなったのか

について考察していきたいと思います。ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

万引き家族のラスト(最後)にりんは何をしようとしていた?

ラストシーン、

りんは何か、もしくは誰かを見つけたので身を乗り出した

と考えます。

りんは実の両親から虐待を受けており、真冬にベランダに締め出されていたところを柴田治と柴田祥太にみつけられます。見かねた治はそのままりんを柴田家に連れて帰ります。

柴田家は、一度は実の家族のもとにりんを帰しましたが、りんが虐待されていることがわかり柴田家に再びりんを連れ帰ります。そのまま6人目の家族として暮らすようになります。

柴田家は万引きなどの犯罪で生計を立てている家族で、しかも全員赤の他人でした。

ある日、万引きに失敗した祥太はケガをし入院。そのことにより家族に警察の介入があり、柴田家は解散となります。

りんはもとの家族のもとに帰され、また虐待の日々にもどります。

実の家族ではなく、犯罪を行い生計を立てる偽物の家族でした。そんなことはりんにとってはどうでもよく、確かに家族の一員として、愛されていたことを知ったのではないでしょうか。

再び母親に締め出され、外を眺めていたりんは何かを見つけたように身を乗り出します。口がかすかにひらいたように見え、映画はエンドロールを迎えます。

家族の誰かが、りんを迎えに来たのではないでしょうか

現実的には難しいと思いますが、りんの澄んだ瞳をみるとそんな期待をしてしまうラストシーンでした。

りんはその後どうなった?

りんは実の家族との生活を続けていく

と思います。

仮に家出しても、幼すぎるりんは一人で生きていくことは不可能でしょう。また、もし柴田家の誰かが迎えに来て、連れて行ってくれたとしても、警察に捕まるのは時間の問題だと思われます。

結局実の親の元に戻るのが一番、という日本の文化の中で虐待家族に戻されるのではないでしょうか。

是枝監督が『誰も知らない』の頃から提唱し続けてきた、幼い子供が社会の犠牲者になってしまうことへの抗議メッセージのように感じます。

りんのおかれた環境が、一番残酷で辛いと思います。

柴田家に行く前のりんは、幼すぎて自分の置かれた環境がどういうものか分からなかったと思います。しかし、りんは柴田家で確かに家族愛を知りました。自分で好きなものを決めていいことも知りました。

今は辛くても一人で幸せを選ぶ力を、りんは柴田家で身につけることが出来たと思います。

どうか、りんに優しい未来が待っていますようにと願ってやみません。

まとめ

今回は『万引き家族』ラストシーンのりんと、その後について考察してきました。

結論として

  • りんは外に誰かを見つけたので身を乗り出した
  • りんはその後も、実の家族との生活を続けていく

と、考察出来ます。

数々の賞に輝いた、映画『万引き家族』。現代社会における家族の形とは、日本が抱える本当の問題とは何かを問いかけてくる素晴らしい作品でした。『万引き家族』を違った視点で鑑賞してみるのもいいかもしれません。

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