スタジオジブリの映画『紅の豚』のあらすじをネタバレ含めて解説します!
名作中の名作といっても過言ではない『紅の豚』の最後と結末も、いろいろ考えさせられますよね。
観た人もそれぞれにさまざまな感想を持っていますが、どれも皆考察が深くてヤバい!
ネタバレなしで完結にまとめたあらすじも用意したので、早速見ていきましょう!
映画『紅の豚』作品情報
来週はオレの映画か…笑🤣🤣🤣
#紅の豚 pic.twitter.com/pLRNgeylKo
— 🐷魔人ブウ🐷 (@SPEDFS2018) January 7, 2022
『紅の豚』の基本情報を押さえてきましょう。
- 作品名(英語):Porco Rosso
- 公開日:1992年7月18日
- 上映時間:93分
- 制作国:日本
- 制作会社:スタジオジブリ
- 監督:宮崎駿
- キャスト:森山周一郎、加藤登紀子、
岡村明美、大塚明夫、ほか
前作の『魔女の宅急便』に続き、劇場用アニメ映画の興行成績日本記録を更新しました。ファンの多い作品です。
『紅の豚』のあらすじ(ネタバレなし/簡潔版)
スタジオジブリと宮崎駿が贈る、男たちの空への情熱を描くアニメーション映画です。
主人公の賞金稼ぎのポルコは、魔法によって豚の姿になっています。そのポルコは、ある日空賊たちに襲撃され、飛行艇を撃ち落されてしまうのですが――。
『紅の豚』のあらすじをネタバレ解説!
紅の豚ポルコ・ロッソ
空賊飛行艇が煽り立てる《波の演技》。
《波》は宮崎アニメにあって、もうひとつの《登場人物》ですね。
へたな人物よりよほど繊細大胆な演技が施されている。
飛行艇の主翼の《斜め奥への》すぼまり方の遠近感。#紅の豚 #アニメてにをは pic.twitter.com/fuYiPj5SNd— 石曽根正勝 (@animeteniwoha) January 8, 2022
舞台は第一次世界大戦後のイタリアです。終戦後、世界情勢は不安定で、飛行艇に乗り、富裕層の客船を狙う空賊が暴れまわっていました。
主人公のポルコ・ロッソは、かつてはイタリア空軍のエースとして活躍しましたが、現在は空賊を狙った賞金稼ぎとして生活しています。また、彼は魔法により、豚の姿になっていました。
深紅の飛行艇に乗っていたマルコは、空賊たちからは「紅の豚」と呼ばれ目の敵にされていました。
ある日、そんなポルコ・ロッソのもとに、依頼がやってきます。その内容とは、旅行ツアー中の子どもたちの奪還でした。彼女たちは空賊に襲われ人質に取られ、身代金を要求されていました。ポルコは難なく空賊を撃退し、子どもたちを解放します。
フィオとの出会い
金曜よる9時~放送の「紅の豚」🐷は宮崎駿監督が「カッコイイ」を詰め込んだ作品ですぅー✨ポルコさんも、ジーナさんも、フィオさんも、カーチスさんも…、物語に登場するキャラクター、皆カッコイイですぅー😊#紅の豚 #カッコイイ #秋のジブリ #ジブリ #宮崎駿 pic.twitter.com/z6Wea5i1AK
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 8, 2016
仕事を終えたポルコ・ロッソは、馴染みのマダム・ジーナの店である「ホテル・アドリアーノ」で酒を飲んでいました。そこで、アメリカ人の若い飛行艇乗りのドナルド・カーチスに出会います。カーチスは、空賊たちの用心棒として雇われていました。カーチス自身もポルコの存在を疎ましく思っていました。
ポルコは空賊たちから挑発されますが、さらりと無視します。ポルコの飛行艇の調子が悪かったため、ミラノまで行きエンジンを見てもらおうと移動します。しかしそこへ、カーチスがやってきてポルコは奇襲を受けました。エンジンの調子の悪さから、ポルコは撃墜され、そのまま敗北してしまいます。
ポルコは大破した飛行艇をミラノの工房「ピッコロ社」を持ちこみ、修理を依頼します。そこには、工房の主のピッコロと、彼の孫のフィオが待っていました。
若干17歳のフィオはポルコの飛行艇を見て、自分に修理させてほしいと頼みます。ポルコはフィオが女性で年齢も若いことから反対していましたが、フィオの腕が確かなことを認めて任せることになりました。
修理費用は高くつきましたが、飛行艇は無事に修理されましたが、テスト飛行をする間もなく、秘密警察がポルコたちのもとにやってきます。
ポルコはそのまま出発してしまおうとしますが、フィオが自分も連れて行ってほしいと頼み、ポルコは渋々フィオを連れて飛び立ちました。
ポルコとカーチスの決戦
ポルコ「ジーナジーナと、気やすく呼ぶなーっ。」🐽😡
カーチス「ジーナはてめえに惚れてんだ。」
カーチス「…彼女はオメエが来るのをナァ。ズーッと庭で。待ってんだぞ。」#kinro #秋ジブリ #紅の豚 #ポルコvsカーチス #ジーナの本当の想い #ジーナはてめえに惚れてんだ #顔がまっかっかなポルコ😳 pic.twitter.com/Yhto01p17T— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 2, 2018
ポルコに勝ったカーチスは、そのことを自慢しながらジーナにプロポーズをするものの断られてしまいました。ジーナは、ポルコがまだ生きていると信じていたのです。
一方で、ポルコとフィオはポルコの隠れ家までなんとか帰ってきましたが、そこでは空賊たちがポルコを待ち構えていました。空賊たちがポルコの飛行艇を壊そうとするので、フィオが一喝してそれを止めます。フィオが飛行艇乗りとはどういうものなのかを説くと、空賊たちは何も言えなくなりました。
そこへカーチスがやってきて、ポルコに勝負を申し出ます。ポルコが勝てば修理代を支払い、カーチスが勝てばフィオを嫁にもらうという条件をカーチスは申し出ました。
そして、ポルコとカーチスの最終決戦が始まりました。
2人はお互いの飛行艇で激しい空中戦を繰り広げますが、どちらも銃弾が切れてしまいました。すると、彼らは飛行艇を降りて、殴り合いで決着をつけようとします。2人が戦っている中、ジーナがやってきて、イタリア空軍がこちらに向かっていることを知らせました。
ポルコとカーチスは激しい殴り合いの末、どちらも倒れてしまいますが、ポルコがなんとか立ち上がり勝利宣言をします。ジーナが勝ったポルコにキスをすると、ポルコは再び倒れこみました。
イタリア空軍から逃げるために、見物客や空賊たちはみんな散り散りに逃げ始めます。ポルコはジーナに、フィオを家に帰らせるよう頼みました。やがてカーチスは目を覚ましますが、空軍が近くまで来ていることに気づきました。そして、カーチスが声をかけようとポルコの方を向くと、ポルコの顔が変化していることに気づき、驚きます。
『紅の豚』の最後・結末
宮崎駿監督は「ポルコは豚のまま最後まで生きていくほうが本当にこの男らしいと思う」と語っています。ジーナは、ポルコが豚のまま日差しの中に現れたらそれを愛そうと決めているのだと。オトナすぎて17歳の私にはちょっとわからないかもーー😭 #豚 #紅の豚 #ジーナ #フィオ #秋のジブリ #kinro pic.twitter.com/zkohV3RM12
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ポルコとカーチスの決戦から数年後。
フィオは工房を継いで、ジーナと仲良くなっていました。カーチスはアメリカに戻り、ハリウッドスターになったようです。
ポルコについては触れられていませんが、深紅の飛行艇が、ホテル・アドリアーノのそばに浮かんでいるのが見えるのでした――。
『紅の豚』の感想
ポルコさんの本名は、マルコ・パゴット。ジーナさんが「マルコ」と呼んでいるのは、彼が人間だった頃の名残です。ピッコロ社のおばあちゃんが「ポルチェリーノ」と呼んでいるのは「子豚ちゃん」という意味なんですよ。#kinro#紅の豚 #秋のジブリ pic.twitter.com/iCcYyvwiap
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40代女性
ジーナは私の一生の憧れの女性。
ポルコとは、互いに愛し合っていながら、無理に繋ぎ止めたりなどせず尊重し合っている関係が、切なくて、同時に美しく描かれている。
40代男性
なによりポルコがかっこいい!
言葉の言い回しや、渋い声が味を出している。
文句のつけようのない、とても良い作品。
30代男性
とにかく作画のクオリティが尋常じゃないくらい高い。
ジブリだからこその鮮やかな色合いや、素材の質感の出し方が、
ぴったりと作品に合っていた。
まとめ
スタジオジブリの映画『紅の豚』のあらすじをネタバレありとネタバレなしで解説してきました!
最後の結末までご紹介してきましたが、かなり見応えのある映画であることがわかりましたね♪
見る年齢によって、持つ感想が変わる映画ですので、何度でも観たいですね!