【リトルマーメイド】アニメと原作「人魚姫」の違い4選!

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ディズニーアニメ「リトルマーメイド」は、ハッピーエンドのラブストーリーで夢を与えてくれる物語ですよね。

しかし、原作の「人魚姫」は「リトルマーメイド」とは違う物語の結末を迎えます。

そこで今回は、

  • ディズニーアニメ「リトルマーメイド」と原作「人魚姫」はどんな違いがある?
  • リトルマーメイドと人魚姫の結末を比較
  • 原作「人魚姫」のあらすじ

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。

目次

ディズニーアニメ「リトルマーメイド」と原作「人魚姫」はどんな違いがある?

リトルマーメイドと人魚姫には、様々な違いがあります。

両方の作品を見た方は知っていると思いますが、違いについて詳しく説明していきます。

違い①人魚のルールが違う

リトルマーメイドでは、

15歳になっても海の上を見に行くことはできません。

人魚姫では、

15歳になると海の上を見に行くことができる。

どちらも海の上を見に行くので、あまり深い意味はないのかなと思っていしまいますね。

15歳という年齢はまだまだ子供ですし、禁止されると破りたくなるのが性です。

違い②魔女が示す交換条件が違う

リトルマーメイドと原作の人魚姫は、人間の姿になるために魔女のところへ行きます。

リトルマーメイドでの魔女の交換条件は、

アリエルの美しい声と引き換えに魔法で人間の姿にしてもらえる。

人魚姫での魔女の交換条件は、

人魚の声と引き換えにヒレが足に変わる薬をもらえる。

そしてヒレが足になっても歩くのに激痛を伴い、王子と結ばれなければ海の泡になってしまう。

人魚姫の条件は、なんだかハードルが高く感じてしまいますね。

プレッシャーや痛みに弱いタイプの人はだいぶキツイ条件です。

違い③人魚姫の祖母はリトルマーメイドに登場しない

原作の人魚姫では、魔女に会いに行く前に祖母に相談するのです。

人生経験の長い人に相談しようとするのは当然のことかもしれません。

人魚姫の祖母は、

  • 人間は短命
  • 死ぬと泡になる人魚と違って、人間は死ぬと魂になって天国で生き続ける
  • 王子は人魚を愛するはずがない

ということを人魚姫に伝えますが、王子への熱い想いが魔女のもとへ行くという決断をさせます。

決して祖母の思いが伝わっていなかったわけではないと思いますが、人魚姫の若いが故の情熱が勝ったのでしょう。

こうしてみると細かな部分でかなり違いがあることに気づきますね。

リトルマーメイドと人魚姫の結末を比較

リトルマーメイドと人魚姫の結末も異なります。正反対のもので、どちらがいいかというと難しいかもしれません。

ディズニーアニメのリトルマーメイドは、ディズニー作品らしい結末なのではないでしょうか。

リトルマーメイドでは、仲間に助けられながら魔女を倒し、アリエルは王子と結婚するという幸せいっぱいな結末。

それとは正反対なのが原作の人魚姫です。

違う女性と結婚することになった王子。

王子の胸を短剣で刺して命を奪えば、人魚姫は人魚に戻れるはずでした。

しかし、人魚姫は王子を手にかけることはできず、海に飛び込み泡となって消えてしまうのです。

なんだかとても切ない悲恋と言える結末ですね。

しかし、人魚姫の王子への愛と優しさを感じることができる結末なのではないでしょうか。

ディズニーアニメのリトルマーメイドは、明るくてワクワクするような素敵な結末が気持ちを明るくしてくれますね。

原作「人魚姫」の情報とあらすじ

原作「人魚姫」についての情報を確認してみたいと思います。

人魚姫(にんぎょひめ、Den lille Havfrue)は、デンマークハンス・クリスチャン・アンデルセン作の童話である。1837年に発表された。

wikipedia

意外にも1800年代に発表された作品で、実は作者のアンデルセン自身の失恋が元になっていることは有名です。

物語を読むと、アンデルセンはとても繊細で優しい人だったのかなと思いました。

人魚姫のあらすじ

人魚姫は、ある嵐の夜に溺れた人間の王子を助けて陸まで運びました。

美しい王子に恋をした人魚姫は、人間になって王子の元へ行きたいという思いが募ります。

魔女に相談した人魚姫は、声と引き換えにヒレを足に変える薬で人間になることができました。

王子のそばに行くことができた人魚姫でしたが、声を失い自分の想いを伝える術がない上に、王子は別の女性に恋をしていたのです。

原作「人魚姫」は悲恋ではない

人魚姫のラストは、海に飛び込んで泡になってしまうというものでしたが、そこで記憶が途絶えている方が多いのではないでしょうか。

人魚姫は海の泡となりましたが、消えたわけではなく、風の精に生まれ変わったのです。

風の精となった人魚姫は、人々に幸せを運ぶという素敵な結末でした。

王子への想いは報われなかった人魚姫ですが、自分の想いよりも王子と王妃の幸せを守った人魚姫はとても素敵ですよね。

自分を貫くよりも、人が幸せになる行動をすれば、いずれ幸せが訪れるという素晴らしい教えなのではないでしょうか。

『リトル・マーメイド』
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まとめ

リトルマーメイドと人魚姫の違いについて考察してきました。

結論とすると、

  • リトルマーメイドと人魚姫は、物語の細部の設定に違いがある
  • リトルマーメイドはハッピーエンドで、人魚姫は王子への想いは叶わず海の泡になってしまう
  • 人魚姫は悲恋かと思うが、実は風の精となり人々に幸せを運んだ

ということがわかりました。

原作の人魚姫はラストが悲しくもあり、心があったまる部分もあって素敵ですね。

それぞれに素晴らしい部分があるので、大人になって見比べるのも感じ方が違って楽しいかもしれません。

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