ハリー・ポッターシリーズで名前くらいしか登場しなかった「ニコラス・フラメル」が、ついにファンタビ2作目の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に登場しましたね。
ファンにとっては思わぬサプライズでしたが、結構唐突に登場したので、
- ニコラス・フラメルとは誰だったっけ?何者?
- ニコラス・フラメルは不老不死なの?
- 錬金術が使えるってどういうこと?
などなど、疑問がたくさん湧いたと思います。しかも、調べて見ると、ニコラス・フラメルはどうも本当に実在する人物だったようです。
そこで今回は、ニコラス・フラメルとは誰なのか、不老不死で錬金術が使える実在する人物だったのかどうか、について真相に迫りたいと思います!
ニコラス・フラメルとは誰?
正体は何者?
名高い錬金術師、賢者の石をつくったニコラス・フラメルの登場🧙♂️
フラメルは石を用いて命の水をつくりこれを飲むことで長生きしています☝️
幽霊に間違えちゃうジェイコブ…笑
#ファンタスティックハリポタ20周年 #みんなでファンタビ pic.twitter.com/NFgj95iJ8D— 「ファンタスティック・ビースト」公式 (@wizardingw_jp) November 13, 2020
ハリー・ポッターシリーズのニコラス・フラメル
ニコラス・フラメルは『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で初めて姿を現しましたが、それから70年後の世界である映画ハリー・ポッターシリーズにも、名前が登場しています。しかも、当時もまだ生きていました。
ハリポタシリーズで語られたニコラス・フラメルに関する情報は、
- フランスの魔法使い
- 「賢者の石」を創ることに成功した唯一の錬金術師
- 1992年時点で665歳(14世紀初頭生まれ)
- ダンブルドアとは錬金術の共同研究を実施
といったことです。
ニコラス・フラメルは賢者の石を創った本人ですので、ハリポタ1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』に名前が登場したのですね。また、長生きのレベルを超えていますが、かなり長生きだったことがわかります。
ファンタビシリーズに登場したニコラス・フラメルもすでにかなりの年齢でしたから、ジェイコブに幽霊を見間違われています(^-^; そして、握手をするたびに骨が折れるような音がして、歩き方もかなり小股で奇妙な感じなのが面白いです。
賢者の石を生み出した
ニコラス・フラメルが665歳を超えて生きることができたのは、彼が生み出した「賢者の石」のおかげです。というのも、
賢者の石で作られる「命の水」を飲むと
不老不死になる
のです。
飲み続ける必要はあるようですが、飲み続ける限り永遠の命を得られるということですね。しかし、永遠の命を得られるという魅力的な賢者の石をヴォルデモートが放っておくはずはなく手に入れようと狙ったため、ニコラス・フラメルと妻のペレネレは賢者の石を破壊しました。
身辺整理に必要な時間分だけ命の水を取っておいて、しばらくして2人は亡くなったようです。
ダンブルドアとの関係
ニコラス・フラメルとアルバス・ダンブルドアは
仲の良い友人関係
です。
19世紀の終わりごろにニコラス・フラメルとアルバス・ダンブルドアは知り合って、手紙のやり取りをしていたようです。2人は錬金術の共同研究も一緒に行うほど親しくなっています。
ダンブルドアは賢者の石をグリンゴッツ銀行に預けるようにニコラス・フラメルに助言していましたが、もっと安全なホグワーツの4階に保管することになりました。ニコラス・フラメルはダンブルドアの助言に絶対的な信頼を置いていたようですね。
ニコラス・フラメルは実在する不老不死の錬金術師?
\ #ファンタビ 撮影秘話🙊/
最新作で初登場したニコラス・フラメル役を演じたブロンティス・ホドロフスキーのメイク時間は4時間🕓
#ファンタビ再び pic.twitter.com/OAer3Fv4SE— 「ファンタスティック・ビースト」公式 (@wizardingw_jp) March 28, 2019
ニコラス・フラメルは実在する人物だという噂がありますが、これは本当です。実は、
- ニコラス・フラメルは14~15世紀に実在
- パリの裕福な事業家、慈善家
- ペレネレと結婚しパリで暮らした
ということがわかっています。
実在すると言っても、物語に登場するような形で賢者の石を創ったかどうかよくわかりません。しかし、ニコラス・フラメルにまつわる伝説があります。それは、
- 錬金術師
- 金の生成と賢者の作製に成功
- 不老不死になった
というものです。
J・K・ローリングが描く「ニコラス・フラメル」像は、この伝説からインスピレーションを受けていることがわかりますね。
ニコラス・フラメルの伝説について詳しく見てみると、ニコラス・フラメルは「アブラハムの書」という錬金術のカバラ(神秘主義思想)を解読するために、スペインへ巡礼の旅に出ています。その帰り道にカンシュという師に出会い、秘法書をなんと21年もかけて一緒に解読しますが、ほとんど解読が終了したところでカンシュが亡くなります。
ニコラス・フラメルはスペインから帰国後に秘法書で得た錬金術を使って財を成し、自分と妻はつつましく暮らして、教会や慈善団体に寄付していました。さらにその後、賢者の石を発明したと言われています。
また、ニコラス・フラメルは1418年に88歳で亡くなりましたが、後に墓を掘り起こした人物によると、棺桶の中身が空だったということから、ニコラス・フラメルの魔法使い説や不老不死説が出てきたとされています。
実在した人物とはいえ、かなり謎の多い人だったことは間違いないですね!
まとめ
ハリポタやファンタビシリーズに登場するニコラス・フラメルとは誰で何ものなのか、実在する不老不死の錬金術師だという噂の真相に迫ってきました。結論としては、
- ニコラス・フラメルは、「賢者の石」を創った
錬金術師でもある魔法使い - 14~15世紀にニコラス・フラメルという事業家は実在
- 錬金術や賢者の石にまつわる伝説が残されている
ということがわかりましたね。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、最後の戦いまでしっかり賛成していて強そうに見えました。今後のファンタビシリーズにもニュートたちを助けてくれる魔法使いとして登場してほしいなと思います(*´ω`*)