映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』で、真下と室井のやりとりからスミレが「砂の器…」とつぶやくシーンがあります。このすみれの「砂の器」という発言の意味が分からず、ポカンとなる方もいるでしょう。
しかも、この砂の器の発言あたりから、事件は大きく動くため、映画でも重要なポイントです!この『踊る大捜査線2』の砂の器について、今回詳しく調べてみました。
また、今回はすみれの発言の直前にあった真下と室井のやりとりで登場する「カメダ」も重要なワードです。真下と室井の会話にあった「カメダ」と「砂の器」は、『踊る大捜査線2』でどんな意味を持っているのかについても探っていきます。
今回は『踊る大捜査線2』のネタバレも含みますので、ご注意ください。
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映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
すみれが言った「砂の器」の意味は?カメダと関係してる?
『踊る大捜査線2』で「砂の器」発言が登場するシーンは?
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— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) February 24, 2019
「踊る大捜査線」シリーズ
スピンオフ第1弾の
4Kデジタルリマスター版を放送!
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■2/24(日)よる9時
「交渉人 真下正義」
<4Kデジタルリマスター版>
*2Kダウンコンバートにて放送
地下鉄の最新鋭実験車両が乗っ取られ、犯人は真下を交渉相手に指名!
スリリングな展開をお見逃しなく! pic.twitter.com/Opw4kIrUtC
『踊る大捜査線 THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』の「砂の器」発言は、事件の犯人との交渉役として呼び出された
真下が発端
でした。沖田管理官の指揮のもと事件解決へと動いていきますが、捜査は行き詰っていました…。そんな中、すみれは交渉人である真下に発破をかけます。
この時、犯人グループは目的は共通しているものの、横でつながっただけの新しいつながりであることはわかっていましたが、次の事件についてはわかりませんでした。
発破をかけられた真下は机の上にある地図を見て何かに気づきます。すると、真下は秋田出身の室井に東北弁で「カマタ」と言ってほしいとお願いします。真下の要望に応えた室井ですが、口から発された言葉は「カメダ」でした。
この室井の言葉に対してすみれが「砂の器!」とつぶやくのです。
すみれが言った「砂の器」の意味とは?
デカ女ブームってワイの初恋相手こと踊る大捜査線のすみれさん(深津絵里)的な話ではないのか… pic.twitter.com/Fbcwi3HBoa
— あーがま。 (@white_base_2) May 31, 2024
すみれの「砂の器」発言が意味するものは、
松本清張による長編推理小説『砂の器』
です。この小説『砂の器』は、東京都内、大田区蒲田で起こった事件から物語がはじまります。この蒲田での事件を調べていくと、被害者が「カメダ」と口にしていたという情報を得るのです。
『踊る大捜査線2』での真下は室井に東北弁で「カマタ」と言わせます。東北弁の「カマタ」はその場の人たちには「カメダ」に聞こえました。
実は小説『砂の器』でも、「カメダ」が訛りのある言葉で被害者が発していたため、全く別の地名が事件のカギを握っているとわかります。この小説『砂の器』の内容を知っていたすみれは、
目の前で繰り広げられる光景が小説『砂の器』と似ていると感じた
のでしょう。なので「砂の器…」と口にしたと考えられます。
「カメダ」が意味するものとは?
京急蒲田からJR蒲田。遠すぎ。
— たにぐち(旅日誌 ) (@Taniguchi__k2) January 11, 2020
蒲田といえば、踊る大捜査線で秋田出身の室井さんの「か・ま・た」しかイメージがありません。#蒲田 pic.twitter.com/3auw7QQqs4
「カメダ」という発言は、
二回目の事件の目撃者の証言にあったもの
です。目撃者は、犯人たちの会話を聞いてしまっていたのでした。その後、警察たちは目撃者を警護しながら、カジノパーティーに潜伏。そこで目撃者を見張る不審人物二人が再び「カメダ」と口にしたことで、「カメダ」の意味を考えることになるのでした。
この「カメダ」が意味するものは、室井の協力もあって
「カメダ」=「カマタ」
とわかります。犯人の一人が東北地方出身だったため、「蒲田」が訛って「カメダ」に聞こえてしまったのです。そこから建設中の場所を示す地図にあった蒲田トンネルに検討をつけ、沖田管理官を無視し青島は動くのでした。
『踊る大捜査線2』は、砂の器へのオマージュだった?
調べていくと、『踊る大捜査線2』は小説『砂の器』のオマージュのようにも感じますね。すみれが発言した「砂の器」以外にも、小説『砂の器』へのオマージュであるということを感じる部分はあるのでしょうか。
『踊る大捜査線2』と小説『砂の器』で共通している部分は?
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
— カプカ (@sincos93990721) September 27, 2024
女性の社会進出をえこひいきで選ばれた無能なパワハラ上司として出す女性差別的な扱い。リストラ社員をストレス無く遊び感覚で殺人事件を起こす存在と、あまりにも酷すぎる社会問題のとらえ方が個人的に全く合わない好きになれない映画です。 pic.twitter.com/v23WZmv27H
『踊る大捜査線2』と小説『砂の器』はおおまかな事件の内容が類似しています。小説『砂の器』では、大田区蒲田で会社役員が他殺体として発見された事件を取り上げています。一方の『踊る大捜査線2』でも会社役員が他殺体が発見されましたね。
まとめると『踊る大捜査線2』と小説『砂の器』は、
- 東北訛りの言葉
- 「カメダ」がカギとなる
- 会社役員の他殺体事件
- 大田区蒲田が関連する
ということが共通しているとわかりました。
「カメダ」の示す場所は同じ?
しかし、『踊る大捜査線2』と小説『砂の器』では、
「カメダ」の示す場所は異なります。
『踊る大捜査線2』では「カメダ」は蒲田を意味していましたね。しかし、小説『砂の器』では「カメダ」は島根県の亀嵩を意味しています。
『踊る大捜査線2』と小説『砂の器』は共通する部分もありますが、全く別の作品なので、やはり違う部分も多いですね。ただすみれが「砂の器」と発言することや、小説『砂の器』と似た部分も多いため、『踊る大捜査線2』は小説『砂の器』のオマージュであることを感じざるを得ません。
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まとめ
『踊る大捜査線2』の「砂の器」発言は、真下が発端となった出来事によって、すみれが口にした言葉でした。事件の目撃者が耳にした犯人たちの会話から「カメダ」がカギを握っていました。
この「カメダ」という言葉は、犯人の一人が東北訛りで「蒲田」と発言したため、「カメダ」と聞こえてしまったのです。
- 東北訛りの言葉
- 「カメダ」が別の地名を示す
という点は、松本清張原作の小説『砂の器』の内容に似ています。小説『砂の器』を知っていたすみれは、真下と室井のやりとりから思わず口にしたと思われます。
また『踊る大捜査線2』は小説『砂の器』と似通った部分もあり、小説『砂の器』へのオマージュにも感じます。そのため、すみれが「砂の器」と発言した理由も、オマージュであるからこそなのかもしれませんね。