映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」で織田裕二演じる刑事 青島俊作が叫ぶ有名なセリフが、「どうして現場に血が流れるんだ」です。
今回は、
・「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」のあらすじ
・「どうして現場に血が流れるんだ」の名言の意味は?
について、考察したいと思います。
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映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
「どうして現場に血が流れるんだ」の名言の意味は?
現場を信頼しないリーダー沖田へ
青島の叫びは、沖田に対する叫び、現場を信頼しない無能なリーダーへの叫びです。
沖田は、現場の意見を聞かず、エリートのやり方で、事件を解決しようとします。最新の捜査手法で、大量の人間を引き連れ、SATも導入、さらに、レインボーブリッジまで封鎖しようとします。
でも、現場を知らない、現場の情報を信用しないリーダーには、物事の解決ができません。結果、地道に犯人を追い詰めてきた所轄の刑事である恩田が、銃弾に倒れることになったのです。
働いている人なら共感できることは多いのではないでしょうか?
無能な上司の指示で、着実に積み上げてきた仕事がつぶされる・・・。
沖田は、青島に「事件は会議室で起きているのよ」と言いましたが、じゃあ、「どうして現場に血が流れるんだ」と言いたかったんじゃないでしょうか?
沖田を抑えれなかった室井へ
「踊る大捜査線」で一番覚えてるのが、映画で岡村隆史さんの歯やレインボーブリッジ封鎖出来ませんもそうなんだけど柳葉敏郎さんの「蒲田」の訛りなんですよね!笑 映画館で観てとても面白くて、母親と珍しく楽しく会話して帰った良い思い出… 確かに今更感も有り、同時に結構嬉しい〃^ ^〃>rp pic.twitter.com/YDevdkz7l3
— winona∞ (@winona49552839) May 22, 2024
この言葉は、室井にも投げかけられたものです。
青島は、沖田への怒りもありますが、沖田の横暴をゆるし続けた室井や新城といった本庁のメンバーにも言いたかったのではないでしょうか?
本庁は本庁、所轄は所轄と、縦割りなままで仕事をしていても、何も解決せず、結果、現場に被害が出る。
室井さん、あなたは黙って、見てられるのか?
そんな感じです。
室井がすごいのは、青島の気持ちを知って、すぐに行動することです。
走って、会議室に戻り、捜査を立て直すの一言。
「捜査員に関わらず、役職も階級も忘れてくれ・・・」
この言葉のあと、会議室が一体となります。
このシーン感動します。
本庁も所轄も、もともと優秀なメンバー、目標のために一つになれば、物事は解決します。
青島は自分たちの反省もあったかも・・・
このような結果を招いた一番の戦犯は沖田ですが、本庁のメンバーと一体とならず、独自に動いた現場にも反省すべき点はあったと思います。
青島としても、同僚の恩田すみれを守れなかったという後悔があったのかも。
どうしてという言葉は、沖田や室井、本庁のメンバーだけでなく、自分ら現場のメンバーにも向けられている言葉だったのかもしれません。
「どうかな、リーダーが優秀なら組織だって悪くない」
犯人グループを追いかける青島に、犯人が言うセリフがあります。「俺達はリーダーなんてない。個人で自由にやれる究極の組織だ」
ずっと、取り逃してきた青島らですが、室井がリーダーになったことで、現場と会議室は一体化します。そして、青島は言います。 「どうかな。リーダーが優秀なら、組織だって悪くない」
一時は、リーダーを疑った青島ですが、あたらためて信頼するようになった良いセリフです。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」のあらすじ
『ゴジラ-1.0』
— NK (@_eiganoma1998) December 8, 2023
ついに『子猫物語』の記録を塗り替えてくれた。
本当に嬉しい。
この全米での反応を受けて、日本でもメガヒットしてほしい。
そして実写邦画の歴代興行収入1位の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』も超えてほしい。
この記録もずっと引っかかってるんだ… pic.twitter.com/tSxaJ2jx8w
まずは、「どうして現場に血が流れるんだ」の背景「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」のあらすじです。
序盤
前作「踊る大捜査線 THE MOVIE」で描かれた副総監誘拐事件から5年後、お台場観光案内所として大忙しの湾岸署。婦女暴行事件と聞けば首をかまれた少女、窃盗事件と聞けばスリ。やりがいのある仕事はほとんどなしです。
そこに全身を赤いロープでぐるぐる巻きに縛られた会社役員が殺される猟奇的殺人事件が勃発。やっと、まともな事件が担当できると色めき立つ青島ら湾岸署のメンバーも、本庁から室井、そして、女性キャリアの沖田仁美が着任し、特別捜査本部が設置されます。
合同捜査本部長として、沖田仁美が着任
明日仕事行きたくない憂鬱を紛らわすために、Amazonプライムで「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」観てるんだが、普通におもしろい!😂
— さだむし (@sadamushi777) January 4, 2021
それにしても、劇中の真矢みき演じる女性管理官、ハラスメント酷すぎワロタ😂
今やったら、一発退場やで😇 pic.twitter.com/Pd3mFOzOUQ
踊る大捜査線 THE MOVIE2のヒールが、真矢ミキさん演じる沖田仁美です。東京大学法学部卒業のエリートキャリアで、警視庁総務部広報課で名を売り、女性初の刑事部管理官。そして、初めて合同捜査本部の指揮をとります。
登場して、早々に、青島に、「事件は現場で起きているんじゃない、会議室で起きているのよ」と、おなじみの名言を覆す一言。この言葉どおり所轄を下に見ています。
今回の台場役員連続殺人事件についても、現場の意見を聞かず、最新のプロファイリングを駆使して、モニター室を設置、青島と恩田(深津絵里さん)に監視させるなど、エリートキャリアのやり方を押し通します。
ただ、うまく行きません。
第二の殺人事件が発生、室井をモニター室の監視員に
青島と恩田がモニター監視時に、婦女暴行とスリの犯人を見つけ、モニター室を離れ、現場に急行。ただ、犯人には逃げられます。そして、第二の殺人事件が発生、その失敗を室井になすりつけ、室井をモニター室の監視員に降格させます。
ただ、直接交渉してきた犯人に対し、沖田は自ら交渉しますが、態度が悪く、交渉決裂。
青島と恩田を第二の殺人事件の重要参考人の警護にまわすも、二人はそこで、婦女暴行とスリの犯人にまた遭遇。ただ、沖田に警護を優先するように命令され、うまくいきません。それどころか、沖田に「そんな事件の捜査なんかしなければいい」と言われる始末。
捜査員が人質に
「レインボーブリッジ封鎖できません!」
— zero world (@zero_world1) November 22, 2023
踊る大捜査線で有名なこのフレーズ!
テレビ全盛期のドラマってみんな見てた!今の時代から考えたら凄い事!
【レインボーブリッジあす“封鎖” お台場・中防・ゲートブリッジまでイベントで通行止め 路線バスも注意!】 pic.twitter.com/JI2vHjbbkI
真下の交渉と、室井のモニター監視で、犯人に近づくも、現場の捜査員とのやり取りがうまくいかず、犯人グループに捜査員の柏木が人質に取られてしまいます。
あせった沖田は、お台場封鎖の指示を出しますが、そこで出るのが青島のあのセリフ「レインボーブリッジ封鎖できません!」です。手続き的に無理ですよね。
これらのことから、沖田は信頼を失い、現場は独自に動き出します。その中で、「どうして現場に血が流れるんだ」のシーンが出てきます。
子供をかばって恩田すみれが撃たれる
独自に捜査を進める現場、恩田は追っていたスリを取り押さえることに成功、すると押収した財布が犯人グループの一人のものであることを発見。奇しくも沖田に「そんな事件の・・・」と言われたことから事件の糸口につながります。
財布の中からは、犯人のアジトとして使用されていた建設中の地図も・・・。沖田はSATを現場に急行させます。
青島や恩田は、犯人グループを追う中、遂に恩田が犯人グループをみつけます。ただ、銃をもった犯人たちは、観光客など大勢がいる中。青島は、SATの発砲許可を求めるも、沖田は決断できません。
興奮した犯人は、現場に居合わせた子供に銃口を・・・。そして、とっさにかばった恩田が撃たれ、重傷を追い、また、犯人に逃げられます。
面目を失った沖田は、強引に解決しようとしたり、失敗を所轄になすりつけるばかりか、連れてきた本庁の職員も消耗品扱い。
青島が血だらけのコートのまま現場から戻ります。
そして、青島が沖田の目の前で言うのです。
「室井さん、聞こえるか、仲間が撃たれた」
「どうして現場に血が流れるんだ」
モニター室にいた室井は、捜査本部に向けて走り出します。
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まとめ
映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の「どうして現場に血が流れるんだ」の意味について考察しました。
個人的な考察ですが、青島のこのセリフは、
・現場を信頼しないリーダー沖田へ
・沖田を抑えれなかった室井へ
・自分たちの反省も
と3つの意味があるように思います。
それを経て、また、信頼を取り戻すのが良いですね。
この映画では、ヒール役だった沖田仁美ですが、彼女も追いつめられていた面があります。
室井はそのことを知っていて、彼女に強くあたりません。
そういうこともあって、「容疑者 室井慎二」などには、成長した沖田が登場します。
失敗した人にも、チャンスが与えられるのが踊るシリーズの良いところです。