漫画実写映画の第2作目『ザ・ファブル 殺さない殺し屋(ファブル2)』は、伝説の殺し屋が誰も殺さない「普通の人」として暮らすよう命じられながらも、事件に巻き込まれていくアクション映画です。
大ヒットした1作目と比べ
- 映画の出来はどうなのか
- 面白いのか、評価はどうなのか
について考察していきたいと思います!
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
『ザ・ファブル2』はひどい出来なの?
三角絞めってアクション好きにとてはとてもロマンのある技なんですよ。
— ◆映画無駄話しーまん (@shiiman6354) July 7, 2021
ジョン・ウィック2は三角絞めしながらヘッドショットをするという素晴らしいことをやった。
ファブル2は「立ち三角絞め」っていうアクション映画で見たことない技をやってくれたので、それだけで評価できます。 pic.twitter.com/NrfJpM20Pl
ファブル2はひどい出来なのか?という点については、結論から申し上げて
1作目よりクオリティが高く、素晴らしい出来!
と感じました。
1作目も、原作を忠実に映画化している素晴らしい出来でしたが、
- 佐藤や他の登場人物のキャラクターや特徴を理解する時間が必要
- ストーリーはやや説明がち
- ギャグシーンもやや上滑りした感じ
だったのが、残念なポイントでした。
しかし2作目の本作は、佐藤や洋子といった登場人物のキャラクターや特殊能力についてわかっているので、
- ストーリーをじっくり楽しめる
- 笑えるシーンも多々あり、緊迫したシーンとのバランスが最高
- 前作よりパワーアップしたアクションシーン
- 堤真一さん演じる最凶の敵役が登場し、
物語により深みがプラスされている
など、1作目よりさらに全体的にパワーアップされています!
また、佐藤の過去にも触れるシーンがあり、あまり感情を見せない佐藤が「自分のせいでこうなったのでは」と思い悩む人間らしい部分が見えました。このことで前作より、佐藤という人物を身近に感じることもできます。
よって誰もが楽しめる、アクションエンターテイメント大作に仕上がってますよ~♪
『ザ・ファブル2』は面白い?
ファブル2、ファイトコレオグラファー岡田准一とアクション俳優岡田准一が創り出したアクションシーンがめちゃくちゃ最高… pic.twitter.com/b1SDMOmFNv
— Parthenon-iku (@Parthenon_iku) June 23, 2021
はっきりいって、すごく面白い
です!
俗に、2作目はヒットしないと言われていますがそんなことありません。『ザ・ファブル 殺さない殺し屋(ザ・ファブル2)』はしっかり面白いです。
【面白いポイント①】
岡田准一と堤真一のゴールデンコンビ
本作で大活躍の岡田准一さんと堤真一は、度々共演しているんです。しかも、アクション映画です。
代表作を挙げますと
- フライ、ダディ、フライ
- SP
などです。
いずれもキレッキレのアクションが見どころの映画です。お二人の息の合ったアクションシーン、そしてドラマパートも、さすがの演技力で物語に深みを出してくれます。
インタビューでもお互いに尊敬しあっているのがわかり、映画を面白く良い作品にしよう!という気持ちにつながっていると思います。
【面白いポイント②】
キレのあるアクションシーン
吾妻二丁目にある公務員宿舎708棟が映画「ファブル2」の撮影に使われたそうだ。一時期足場が設置されてる時期があったのはこれを撮影してたからだったんだね。
— つくば LIFE (@tsukuba_center5) August 12, 2021
↓ファブル2公式サイトhttps://t.co/HuWDhJx1Wy pic.twitter.com/LJkpWxh62A
前作よりさらにパワーアップしたアクションシーンが凄いの一言。もちろん、
岡田准一さんはノースタント
で佐藤を演じています。
特に集合団地を使ったシーンは圧巻で、日本映画史上に残る名シーンじゃないでしょうか。
岡田准一さんが、どんどん「和製トム・クルーズ」になってきていますね…!次回作も楽しみです。
『ザ・ファブル2』の評価は?
前作より高評価
ファブル殺さない殺し屋
— ヒデ(仮) (@mocchan2323) June 21, 2021
堤真一さん演じる宇津帆の演技が光る作品でした。堤真一さん、悪役なんてしそうも無い俳優さんですので、観た後の感想では、過去に犯罪を犯した人間の極限状態を演じきってたのが印象です。#ファブル #ファブル2 #ファブル最高 #堤真一 pic.twitter.com/zEvubEdAY2
とにかく
1作目より面白かった!
という評価が多く聞かれました。
起承転結がしっかりしており、登場人物も前作よりキャラが濃い仕上がりになっています。特に堤真一さん演じる「宇津帆」が気持ち悪くて最凶でした。
佐藤も「殺さず」の誓い通り、普通の人としてアルバイトを続けまじめに努力しているところはとても凄腕の殺し屋にはみえず、凄みのあるアクションシーンとのギャップがたまりません!
原作とかけ離れている
お疲れ様です「ファブル2」をレンタルでやっと見ました。安藤さん出てるん💞
— 旦開野 (@Sc0n0sciut0) November 17, 2021
木村文乃の大腿で首締められるなんて最高‼️殺し屋似合うでも、優しいの。あぁ、色気ダダ漏れ〜💓 pic.twitter.com/prfYrc0iws
本作でのネガティブな評価としては、
- 原作とストーリーがかけ離れている
- 原作の深いストーリーが描き切れていない
という評価も聞かれました。
原作を愛するあまり、厳しい視点で観てしまう気持ちもとても分かります。
また、1作目を観ないと、なぜ佐藤が殺してはいけないのかがわからないという前作ありきの設定にもついていけない、とうい声もありました。
いずれも原作ファンからは厳しめの評価があるようですが、映画としてしっかり楽しめたという評価もありました。
まとめ
今回は『ザ・ファブル 殺さない殺し屋(ザ・ファブル2)』はひどいのか面白いのか、出来や評価について考察してきました。
結論は
- シリーズ2作目だが、鑑賞後の満足度は高く、
前作をはるかにしのぐ、迫力と面白さ - アクションシーンと物語がグレードアップ
- 原作ファンからは厳しい声もあり
ということでした。
パワーアップした『ザ・ファブル2』を違った視点で観てみるのもいいかもしれませんね(*´ω`*)