容疑者 室井慎次のあらすじをネタバレ解説!

容疑者室井慎次 あらすじ ネタバレ 最後 結末 感想

映画『容疑者 室井慎次』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

TVドラマ「踊る大捜査線」のスピンオフ作品として、室井慎次の身に降りかかる緊迫のストーリーを描いた本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

『容疑者 室井慎次』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

新宿で起きた事件

室井慎次は厳格な刑事です。堅実で理性的な性格であることから、情熱に突き動かされて行動するタイプの青島刑事と衝突することが多くありました。

しかし、2人とも内面に持つ正義の心は本物でした。

現在、室井は警視庁の管理官という役職についています。室井は日々、正義を貫くために職務と向き合っています。

室井は、新宿で人が亡くなった事件の捜査本部長として事件の調査を行っていました。

当時、事件の被疑者として名前が挙がっていたのは現役の警察官である神村でした。

神村は警察署で取り調べを受けていましたが、なぜか途中で脱走します。その後、不運なことに神村は交差点でトラックに轢かれて亡くなってしまいました。

逮捕される室井慎次

警察上層部は、警察官が被疑者であることから、早急に事態を収束させたいと思っていました。

上層部は、犯人を神村で確定させて捜査を終わらせるように圧をかけます。

事件は神村による金銭目的の犯行として書類送検、不起訴にて終結となるように処理されていきました。

しかし、事件にはまだ不可解な点が多く残っていました。室井は、神村を犯人と決めつけられるだけの証拠が揃っていないと考えます。

室井が独自に捜査を進めると、神村と被害者が共に花の栞のようなものを持っていることが判明しました。室井はこの共通点を手掛かりとして、事件の捜査を再開しようとします。

その時、室井のもとに東京地方検察庁から検察官がやって来ました。

検察官は室井に容疑がかかっていると伝えます。室井は「特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯」という容疑にかけられて逮捕されてしまいました

くせ者弁護士・灰島

室井のことを告発したのは神村の母親でした。神村の母親は、警察署内で神村が不当な取り調べを受けたのではないかと疑っています。

息子が逃げ出したのは調査中に暴力的な行為があったからではないかと、彼女は考えていました。

しかし、取り調べに対する疑問が室井への告発にまで発展した裏には、灰島秀樹という弁護士の存在が影響していました。

灰島は非常に優秀な弁護士であり、法律事務所の所長を務めています。灰島は警察に対して不信感を抱いていました。

事務所の仲間たちと協力して、灰島は室井をとことん追い詰めます。

灰島は目的達成のために手段を選ばず、室井の過去の話まで持ち出しました。

室井には、大学時代に恋人が自ら命を絶ってしまったという辛い経験がありました。灰島はそんな室井の過去を突き、「かつて自分の恋人を亡くならせている」と事実を歪めて室井を陥れます。

室井は釈放されましたが、停職処分を下されました。

室井を信頼する仲間たち

室井に対して協力的な仲間もいました。警視庁刑事部捜査第一課に所属する管理官・沖田仁美もその一人です。

沖田は陥れられた室井を救うために助っ人を呼びます。沖田が呼んだのは、若い弁護士の小原でした。

小原はまだ弁護士としての経験は浅いものの、正義感を持って職務に取り組む女性でした。

小原は過去にストーカー被害に遭った際、警察に真剣に対応してもらえなかったことから警察を嫌っていました。

しかし室井とやり取りをするうちに、室井の正義感ある真摯な姿勢に心を開いていきます。

室井は、事件の捜査を続けることを諦めていませんでした。停職中でありながらも、真相解明に向けて情報を集めに向かいます。

室井に信頼を寄せる部下たちも、室井の捜査に協力しました。

室井の過去

小原は仙台へ行き、そこで室井の過去を知ります。室井は大学時代、野口江里子という女性と付き合っていました。

野口は体が弱く、不治の病を患っていました。室井は野口のために看病に励み、大学にも通わずに付き添いました。

野口は、自分の存在が室井の負担になっているのではないかと心苦しく思います。室井の将来を台無しにさせないために、野口は自ら冬の海に飛び込んで命を絶ったのでした。

室井は、個人的な出来事をありもしないような形で取り上げられている状況に嫌気がさしていました。

室井は辞表を提出します。しかし捜査は最後まであきらめず、新宿北所に足を運びました。

室井への協力者たちも、引き続き捜査への協力に励みます。

『容疑者 室井慎次』の最後と結末

重要人物の発覚

捜査の中で、室井は灰島の存在に苦戦します。灰島は室井の行動をしつこく追い回して捜査の邪魔をしていきました。

また、室井を阻む存在は灰島だけではありませんでした。室井が事件の捜査に駆け回っているのと同じころ、警察署上層部では権力争いが勃発していました。

警察署内では、警視庁次長と警察署副総監の間で次期警察庁長官の役職を巡って対立が起こっています。警察上層部の争いが邪魔して、室井は捜査を円滑に進めることができません。

そんな中、沖田は今まで見落とされていた一人の女性の存在に気づきます。

女性の名前は桜井杏子と言いました。

桜井は新宿の事件の被害者である黒木という男性と繋がりがあり、生前の神村ともやり取りがありました。

さらに、桜井の父親と灰島が室井の告訴以前から繋がりがあったことも発覚します。

真犯人逮捕

桜井は黒木から覚せい剤を受け取っていました。そしてその裏には、神村の取り計らいがありました。

桜井は黒木から愛され、またホストクラブの石本という男からも愛されていました。三角関係に疲れた桜井は、石本に黒木を襲わせます。

新宿の事件の真犯人は桜井だったのでした。

神村は事件の真相を知っていました。しかし、桜井を庇うために黙秘を突き通していました。

室井は身に降りかかった容疑が晴れて、自由の身を取り戻します。灰島は悔しがりながら、渋々告訴を取り下げました。

室井は大きな騒動を起こしてしまったことで、責任を取らなければいけなくなるだろうと考えていました。

辞職も覚悟していましたが、室井には広島県警への異動が言い渡されました。

映画『容疑者 室井慎次』作品情報

『容疑者 室井慎次』基本情報

『容疑者 室井慎次』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 作品名:容疑者 室井慎次
  • 公開日:2005/8/27
  • 上映時間:116分
  • 監督:君塚良一
  • 脚本:君塚良一
  • キャスト:柳葉敏郎、田中麗奈、哀川翔、八嶋智人、ほか

TVドラマ「踊る大捜査線」シリーズのスピンオフとなる映画作品です。

管理官・室井慎次を主人公としたシリアスなサスペンスストーリーが描かれます。

『容疑者 室井慎次』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

2005年2月。警視庁の管理官・室井は自ら指揮を務めた事件の捜査中に、「特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯」の容疑で逮捕されました。

被疑者に対して不当な取り調べを行ったとして、室井は停職処分を受けます。被疑者である神村は現職の警察官あり、取り調べから脱走したところで車に轢かれて亡くなりました。

事件は神村を犯人としてまとめられようとしていましたが、不確かな証拠しか集まっていません。室井は事件の真相を突き詰めようと、内密に捜査を進めました。

そんな室井の前に、くせ者の弁護士・灰島が立ちはだかります。灰島はあの手この手で室井の調査を邪魔していきます。

さらに、警察上層部での権力争いも相まって、捜査を進めるのは困難を極めました。

室井の捜査に対する心の灯は、次第に弱まってしまいます。室井は仲間たちの協力に支えられながら正義を貫きます。

事件の真相を突き止めるため、自らの職権を掛けた室井の戦いが始まります。

『容疑者 室井慎次』感想まとめ

映画『容疑者 室井慎次』の感想をまとめました!

堅物だけど信頼できる室井さんが最高だった!
こんな上司がいたらいいのに

全体的にシリアスなトーンで落ち着いて見れた
TVドラマとは違った魅力を味わえた

灰島弁護士の強烈さがよかった
色々な役者が出演していて面白かった

まとめ

映画『容疑者 室井慎次』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、室井慎次の渋い魅力にグっと心を掴まれるでしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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