ディズニー不朽の名作シンデレラの定番アイテムといえば、やっぱりガラスの靴!
「シンデレラが落としたガラスの靴を手がかりに王子様は彼女を探し出し二人は結ばれる」というストーリーは、全世界の人が知っているストーリーと言っても過言ではないくらい有名ですよね。
しかし、この記事を読んでいる方の中には
- 何で魔法が解けたのにガラスの靴はそのままなの?
- ガラス製の靴って履きにくくない?
- そもそもガラス製だと危ないでしょ?
といった疑問を感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、ガラスの靴の魔法が解けない理由と、ガラスの靴の意味について考察します!
なお、この記事は映画「シンデレラ」のネタバレを少々含みますのでご注意下さい。
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結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
【シンデレラ】ガラスの靴の魔法が解けない理由
シンデレラが履いていたガラスの靴の魔法が解けなかったのは、フェアリーゴッドマザーから「貰ったもの」だったからだと思われます。
彼女が舞踏会に着ていったドレスは、元々彼女が着ていた服を、フェアリーゴッドマザーが魔法によって「変化させたもの」です。
しかし、ガラスの靴に関しては、フェアリーゴッドザーが魔法で作成したものをシンデレラが「貰ったもの」であり、魔法を解く必要がなかったと考えられます。
ガラスの靴は「変化させたもの」ではなく「貰ったもの」だから
お城で開かれる舞踏会に参加したかったシンデレラ。
しかし、亡き母のお下がりを仕立て直した貧相なドレスしか持っていないシンデレラは、継母から「恥さらしになるから」と言われ、舞踏会への参加を許してもらえません。
悔しさと悲しさで涙を流すシンデレラでしたが、そんな彼女のもとにフェアリーゴッドマザー(魔法使い)が現れ、彼女が着ていたお下がりのドレスを、魔法の力で美しく豪華なものへと「変化」させます。
#1日1枚オススメ映画ポスター#好きな映画ポスターを晒す#シンデレラの日
— (V) o¥o (V) (@ta2mix910remix) January 4, 2023
『#シンデレラ』(2015)…このバージョンも良き☺ pic.twitter.com/2v3tSvb6ku
これ以外にも、フェアリーゴッドマザーは
- カボチャ→馬車
- ネズミ→白馬
- トカゲ→従者
- ガチョウ→御者
へと、身の回りのものを次々に「変化」させ、シンデレラが舞踏会に参加できるよう準備を整えてくれました。
🎬Cinderella(2015年3月米公開)ブラナー監督のディズニー実写版リメーク。魔法のカボチャ黄金馬車+シンデレラ(リリー・ジェイムズ)ショット📌 pic.twitter.com/UESXM1qunR
— Toshio Shimizu (@cwmoss7) November 20, 2014
しかし、いざシンデレラがカボチャの馬車に乗り込もうとしたとき、フェアリーゴッドマザーは、彼女の靴がそのままだったことに気が付きます。
おそらく、ドレスの長いスカートに隠れていたため、靴を見落としてしまったのでしょう。
そこでフェアリーゴッドマザーは、元々シンデレラが履いていた靴を「変化」させるのではなく、わざわざ脱がせた上で新しくガラスの靴を魔法で作り出し、彼女に「あげ」ました。
そのシーンがこちら。
フェアリーゴッドマザーによって「変化」されたドレスや馬車などは、夜中12時の鐘が鳴り終わると、元の姿に戻ってしまいました。
しかし、ガラスの靴についてはフェアリーゴッドマザーから「貰った」ものであるため、魔法が解けずにそのままの形でシンデレラの手元に残ったというわけです。
ちなみに、映画の中でフェアリーゴッドマザーの口から「(ガラスの靴を)あげる」という言葉はありませんでしたが、床下に隠していたガラスの靴が継母に見つかったとき、シンデレラはそのガラスの靴を「もらった靴」だと明言しています。
原作には「与えた」とハッキリ書かれている
実は、シンデレラの原作には「魔法使いがガラスの靴を与えた」という明確な記載があります。
シンデレラの原作として最も有力視されている、フランスの詩人シャルル・ペローが書いた「サンドリヨン(Cendrillon)」によると、馬車や御者などは「変えた(etre change:フランス語)」と記載されているのですが、ガラスの靴に関しては「与えた(donne:フランス語)」と書かれているそうです。
原作にも記載があるとおり、ガラスの靴はシンデレラが「貰った」ものなので、12時になっても魔法が消えなかったのでしょう。
原作やアニメ、実写映画にはいろいろ違いがありそうですね!
【シンデレラ】ガラスの靴の意味とは?
実写版シンデレラのスワロフスキーのガラスの靴がキレイ♡ pic.twitter.com/eDSyutICPN
— 素敵画像でセンスUP♡しよ♪ (@pi567891015) March 20, 2015
そもそも、なぜフェアリーゴッドマザーはシンデレラにガラスの靴を与えたのでしょう?
ガラスの靴は硬くて履き心地が悪そうですし、割れようものなら大惨事です。
実は、ガラスの靴は間違いで、正しくは「銀ネズミの毛皮製だった」という説が有力です。
では、なぜ間違いが広がってしまったのかというと、「誤訳説」と「原作者の聞き間違い説」の2つの理由が有名です。
誤訳説
間違いの理由ひとつ目が「誤訳説」です。
先述の通り、シンデレラはフランス人作家シャルル・ペローが書いた「サンドリヨン(Cendrillon)」という物語が原作と言われています。
この説によると、英語に翻訳する際、フランス語の「ベール(vair:銀リスの毛皮)」を同じ発音の「ベール(verre:ガラス)」と聞き間違えたんだとか。
こうして、英語バージョンの「ガラスの靴」が世界各国に出回り、いつの間にかシンデレラの定番アイテムとなってしまったという説です。
しかし、本を翻訳する際はかならず「文字」を見るはずなので、この説の信憑性は低いのではと思っています。
原作者の聞き間違い説
個人的に信憑性が高いと考えている説が「原作者の聞き間違い説」です。
この説は、当時口伝えで語り継がれていたシンデレラの原型の物語があって、フランス人作家のシャルル・ペローが「ベール(vair:銀リスの毛皮)」と「ベール(verre:ガラス)」を聞き間違えて書いてしまったというものです。
口伝えだと、伝言ゲームのように間違いが起こりがちなので、個人的にはこちらの説のほうが有力ではないかと考えています。
まとめ
今回は、シンデレラについて、ガラスの靴の魔法が解けなかった理由と、ガラスの靴の意味について考察しました。
内容をまとめます。
- ガラスの靴の魔法が解けなかったのは、フェアリーゴッドマザーから貰ったものだから
- 靴は「ガラス製」ではなく「銀リスの毛皮製」の聞き間違いだった?
子供の頃「ガラスの靴なんて危なそう…」と思いながらシンデレラを読んでいましたが、まさかの聞き間違いだったとは驚きですね(*^^*)!