映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!
架空の冒険と感動的な人間ドラマが織り交ぜられた心温まる物語が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。
今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪
映画『カールじいさんの空飛ぶ家』作品情報
『カールじいさんの空飛ぶ家』基本情報
『カールじいさんの空飛ぶ家』の基本情報を押さえてきましょう。
- 作品名:カールじいさんの空飛ぶ家
- 公開日:2009年12月5日
- 上映時間:96分
- 監督:ピート・ドクター
- 脚本:ボブ・ピーターソン
- キャスト:飯塚昭三、大木民夫、立川大樹、松本保典、ほか
『カールじいさんの空飛ぶ家』は、2009年に公開されたアニメーション映画であり、製作はピクサー・アニメーション・スタジオによって行われました。
この作品はピクサーにとって初のディズニーデジタル3-D版も同時に公開されました。
『カールじいさんの空飛ぶ家』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)
78歳の老人は、愛する妻を亡くした後、思い出に満ちた小さな家に引きこもって暮らしていました。
彼の家は開発地区にあり、周囲では工事が進行中でしたが、彼の住む区画だけが取り残されていました。
ある日、立ち退き要求が届き、老人は決断を下します。彼は家にたくさんの風船をつけて人生最後の旅に出発します。
夫婦で行きたいと共有していた夢、地球上で最も美しいと言われる伝説の滝を目指すのです。
そんな彼の旅に、近所に住む好奇心旺盛な少年が偶然乗り合わせてしまいます。
二人は予想もしなかった絆を築きながら、共に壮大な冒険へと踏み出していくのです。
『カールじいさんの空飛ぶ家』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!
パラダイスの滝への冒険を約束
冒険家チャールズ・マンツは、南アメリカの秘境にあるパラダイスの滝から怪物の骨を飛行船アドベンチャー号で持ち帰りましたが、世間からその骨が偽物だと非難されてしまいました。
その結果、マンツは怪物を生きたまま捕まえるために再び新たな冒険に出発することになりました。
少年のカール・フレドリクセンは、そんなマンツの大ファンでした。
ある日、カールは廃墟で偶然にも、冒険が大好きでとても活発な少女エリーと出会います。
彼らはお互いがマンツの熱狂的なファンであることを共有し、共通の興味を持つことで親しくなります。
彼らはお互いにパラダイスの滝へ冒険しに行くことを約束するのでした。
長年の夢とエリーの旅立ち
時は流れ、青年に成長したカールはエリーと結婚し、二人は出会いの場であった廃墟をリフォームし、そこで幸せに暮らし始めました。
しかし、幸せな中にもエリーは子供を授かりながらも、産むことが叶いませんでした。
彼女の悲しみを見たカールは、かつて約束したパラダイスの滝への冒険を思い出し、再びその夢を実現させるために貯金を始めることにしました。
しかし、事故や家の修理などで貯蓄を使い込んでしまい、二人は歳を重ねるにつれて冒険の話も徐々に忘れていってしまいます。
年老いたカールは、ある日部屋の掃除をしている最中に偶然冒険のことを思い出します。
その瞬間、エリーを喜ばせてあげようと、長年の夢を実現させるために旅行の計画を立てるのです。
その後、エリーは病に倒れて亡くなってしまい、カールは1人となり、もともと物静かな性格もあって、ますます頑固で寂しい老人に変わってしまいました。
空飛ぶ家で始まる冒険
ある日、自然探検隊を名乗るボーイスカウトの少年、ラッセル・キムがバッジを集めるためにカール宅を訪れました。
上級隊員になるためには、老人の手伝いをしたというバッジが必要で、それを手に入れるためにやってきたのです。
カールは少年のしつこさに困り果て、お願いと称して変わった頼みを依頼し、彼を追い払おうとします。
やっと一息ついたと思ったカールですが、その場にいた開発工事員の一人と揉め事になり、彼にケガをさせてしまいます。
事故による無邪気な出来事だったのですが、それがきっかけでカールは危険人物と見なされ、老人ホームへの入居を命じられてしまいます。
エリーとの思い出が詰まった家を手放すことに抵抗するカールは、ついにエリーとの冒険の約束を果たすことを決意します。
家に大量のバルーンを取り付け、それが空飛ぶ家となって、冒険の旅に出発してしまうのでした。
パラダイスの滝への挑戦と不思議な仲間たち
家が雲の上に浮かぶ快適な状態で過ごしていたカールは、追い払ったはずのラッセル・キムが家に張り付いていることに気づきます。
諦めて彼を家に招き入れたカールですが、運の悪いことに積乱雲に巻き込まれ、家は流されてしまいました。
嵐が去った後に目を覚ますと、なんと家はパラダイスの滝の近くまでたどり着いていました。
しかし、バルーンがいくつか割れて高度が急降下し、家は不安定になり、2人は外に投げ出されてしまいます。
浮いている家に戻ることができず、2人は家を手動で引きながら徒歩でパラダイスの滝まで運ぶことを決めました。
途中で、ラッセルとカールは人間よりも大きな鳥と、喋る翻訳機を持った犬に出会います。
ラッセルは大きな鳥をケビンと名付け、親しくなってしまい、彼女はカールたちについてくるようになります。
喋る犬のダグもどうやらケビンを追っていたようで、彼まで旅に同行することになりました。
名探検家マンツとの遭遇
恐る恐るダグに着いて行くラッセルとカールでしたが、喋る犬たちの主はなんとチャールズ・マンツでした。
大ファンだったカールはとても喜び、誤解が解けたマンツもカールたちを厚くもてなします。
マンツは様々な冒険話を披露し、名誉回復のために大きな怪物を未だに追っていることを明かします。
そして、そのために他の冒険者たちを邪魔していたことが分かります。
カールとラッセルは、大きな怪物がケビンだと気づき、彼らはマンツの元を逃れようとしますが、邪魔をされると思ったマンツはカールたちを追わせるために喋る犬たちに、けしかけます。
カールたちはなんとか犬たちを振り切り、逃げ切ることができますが、ケビンはケガを負ってしまいます。
『カールじいさんの空飛ぶ家』の最後と結末
ケビンとの別れとラッセルとの絆
ラッセルはケビンをケビンの子供たちの元に返したいとカールに願いますが、カールは空飛ぶ家が落ちそうになっていることに心を痛めています。
家が落ちてしまえば、もうパラダイスの滝まで運ぶことが不可能になってしまうからです。
ラッセルのために仕方なく協力するカールですが、マンツの邪魔により家のバルーンが大幅に減ってしまいます。
ケビンはマンツに連れ去られてしまい、家ももうすぐ落下してしまいそうです。
焦りと不安から、カールはラッセルたちを無視して家をパラダイスの滝に向けて進み、とうとう家をパラダイスの滝まで運ぶことに成功しました。
しかし、ラッセルは鳥のケビン助けなかったカールに失望し、彼に守ってもらえなかったと感じ、ラッセルは悲しみと怒りを抱えて、バッチを投げ捨ててどこかへ去ってしまいます。
カールとラッセルの新たな絆
カールは家の中に戻り、エリーとの約束を果たしたことに思いを馳せますが、彼は主人のいないエリーの椅子を見て、失っていた大切なことに気づきます。
そして、ラッセルを探しに外へ出てみると、なんとバルーンの一部を外し、ケビンの元へと飛び立っていくのを目撃します。
ラッセルを追うために、カールは家を軽くするためにいくつかの家具を捨て、再び空へと飛び立ちます。
ケビンを連れて飛行船アドベンチャー号で街へ戻ろうとしているマンツと戦いながら、カールはラッセルと協力してケビンたちを飛行船から家に連れ戻します。
しかし、マンツの妨害により家のバルーンがたくさん割れ、家は地面への墜落寸前の状態になってしまいます。
危機的な状況で追い詰められる中、カールはエリーとの大切な家を捨てて、ラッセルたちを救います。
ケビンを子供たちの元へと帰し、カールとラッセルはマンツの飛行船で街へと戻り、ラッセルはお年寄りを助けたバッチを受け取り、上級隊員に昇格し、カールと仲良く過ごすのです。
地面へと落ちてしまったカールの家は、なんとパラダイスの滝にたどり着き、そこでひっそりと佇むのでした。
『カールじいさんの空飛ぶ家』感想まとめ
映画『カールじいさんの空飛ぶ家』の感想をまとめました!
音楽と冒頭のシーンが印象的!
風船で飛び立つ姿はワクワクした!
カールじいさんの大冒険、そして妻を思う気持ち…!
素晴らしい映画だった!
おばあちゃんのやりたいことブックで、最後救われただろうなぁ!
笑える要素も入ってて面白かった!
『カールじいさんの空飛ぶ家』
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まとめ
映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!
最後の結末までご紹介してきましたが、感動的な冒険と家族の絆をテーマにしたピクサーの心温まる映画でしたね♪
何度も見たくなってしまう映画です!