ローマの休日のあらすじをネタバレ解説!最後の結末と感想に感動!

映画『ローマの休日』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

昔ならではのモノクロ映画で、たった1日の恋愛模様が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『ローマの休日』作品情報

『ローマの休日』基本情報

『ローマの休日』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 作品名:ローマの休日
  • 公開日:1954年4月21日
  • 上映時間:118分
  • 監督:ウィリアム・ワイラー
  • 脚本:イアン・マクレラン・ハンター
  • キャスト:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘプバーン、
         エディ・ハルバート、ハーコート・ウィリアムズ、ほか

この作品はアカデミー賞を3つ受賞している大作で、オードリー・ヘプバーンが初主演を務めたアメリカのラブストーリー映画です。イタリアのローマを舞台に撮影しているため、真実の口やトレヴィの泉など名だたる観光スポットが登場します。

『ローマの休日』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

ヨーロッパの古い歴史と伝統を持つ王位継承者のアン王女は、ヨーロッパ各国に表敬訪問中でした。

最後の滞在国であるイタリアのローマで、笑顔を絶やさず公務をこなすアン王女ですが、その夜、過密なスケジュールで疲労感と不自由な生活に嫌気がさしていました。

滞在している宮殿の外から楽しそうに宴会をする人々をアン王女はうらやましそうに窓から眺めます。眠りにつく時、お付きの者が明日のスケジュールを読み始めますが、アン王女はうんざりして泣いてしまいます。

アン王女を落ち着かせるため、主治医が慰め、眠れるように薬を飲ませましたが、やはり外が気になります。その夜、アン王女は宮殿から抜け出します。

薬が効いてきたせいで街にある広場のベンチで寝そうになってしまうところに、通りかかった新聞記者のジョーと出会いました。

『ローマの休日』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

アン王女の脱走

ヨーロッパの古い歴史と伝統を持つ王位継承者のアン王女は、ヨーロッパ各国に表敬訪問中でした。最後の滞在国であるイタリアのローマで、いつもと変わらずお偉いさんとの握手をし、笑顔を絶やさず公務をこなすアン王女。

ドレスの下では見えないように片足の靴を脱ぎ、足をかきます。そして靴を履こうとしますが靴が倒れてしまい、慌ててお付きの者が直します。アン王女は少しおっちょこちょいで素直な王女様です。

その夜、アン王女は過密なスケジュールで疲労感と不自由な生活に嫌気がさしていました。滞在している宮殿の外から楽しそうに宴会をする人々をアン王女はうらやましそうに窓から眺めます。

眠りにつく時、お付きの者が明日のスケジュールを読み始めますが、アン王女はうんざりして泣いてしまいます。アン王女を落ち着かせるため、主治医が慰め、眠れるように薬を飲ませましたが、やはり外が気になり寝付けません。

そしてアン王女は密かに宮殿から抜け出します。

新聞記者ジョーとの出会い

宮殿から抜け出したアン王女は、道に止まっていた車の荷台に飛び乗り、行き着いた先は共和国広場で、アン王女は街灯の明かりが輝く広場に降り立ちました。

しかし、主治医からもらった薬が効いてきたせいでウトウトし始めます。ついにアン王女は広場のベンチで横になってしまいますが、そこに通りかかった新聞記者のジョーが広場のベンチで寝ていたアン王女を心配し、揺さぶり起こします。

目を覚ますアン王女ですが、フラフラしていてまともに歩けない状態でした。ジョーは話が通じず、タクシーを捕まえて運転手に託そうとします。しかし、困ると言われてジョーを引き戻します。

ジョーはアン王女を放っておくことが出来ず、フラフラなアン王女の手を引き、ジョーの自宅に連れて帰りました。ジョーにとって、ポーカーに負け、知らない女に絡まれ、自宅に泊めることになってしまい散々な一日でした。

一方、明日はアン王女の記者会見の予定が入っていたため、宮殿では王女がいなくなったことで、国の最大の危機だと大騒動状態です。

泊めた女が王女!?

朝になり、寝坊したジョーは慌てて支度をし、仕事に向かいます。王女の記者会見をする予定だったジョーはごまかすため、上司に記者会見に参加したと嘘をつきます。

しかし、上司から新聞を見ろと怒鳴られ、アン女王は高熱で本日の記者会見は中止と書いてあり、嘘がバレてしまいます。さらに記事と一緒に載っていた王女の写真を見て、昨晩泊めた女の顔が写っていて驚きます。

泊めた女が新聞に載っているアン王女だと気づき、ジョーは上司に王女の独占取材を取り付けるといい、急いで自宅に戻ります。自宅に戻り、早速スクープをとるため、カメラマンのアーヴィングに連絡を入れます。

寝ていたアン王女がようやく目を覚ますと、意地悪な男の夢を見ていて、目が覚めても見える意地悪な男。信じられなく、警戒心がある様子でジョーに「ここはどこですか?」と問いかけます。

ジョーは王女を帰らすため、シャワーをすすめ、朝食の心配をし、帰りのタクシー代も出し、優しく接しました。アン王女は彼を紳士だと思い「後で必ずお金を返します」と言い残し、一人で町を出ます。

極秘独占取材

一人で町を出たアン王女は楽しくなり、ジョーにもらったお金で靴を買い、美容室で長い髪を切ってもらいショートヘアになりました。美容師からお似合いと褒められ、ご機嫌になったアン王女は、美しいローマの町を堪能します。

スペイン広場でジェラートを頬張るアン王女の後をずっと付け回していたジョーは、王女だと知らないふりをして再びアンの元に登場します。アンも自分の身分を気づいていないジョーに対して学生だと嘘をつきます。

ジョーは「せっかくだから一日、アンに付き合うよ」といい、カメラマンのアーヴィングも友達として合流し極秘独占取材を開始しました。

まずはパンテオン神殿の前のカフェでお茶をしてから、バイクに2人乗りをしコロッセオを訪問、ヴェネツィア広場をドライブしました。途中でバイクの運転に興味が沸いたアンはハンドルを奪い暴走し、警察に捕まりそうになります。

次に真実の口にやってきて、嘘をついている者が口に手を入れると食いちぎられるとアンを脅し、恐る恐る手を入れようとするが、ひっこめてしまいます。ジョーも口に手を入れると、苦し気な声を上げ、手を抜くと手が無くなっていました。それを見たアンは驚きます。

ですがジョーは袖に手を隠していて、種明かしをするとアンは笑います。ジョーは自由放棄で楽しんでるアンに振り回されますが嬉しそうに付き合います。

アン王女救出

日が沈み、アンとの1日が終わろうとしていました。最後に川沿いで開催されている船上のダンスパーティーに訪れます。

そこでアンは初めての船上パーティーを楽しんでいる中、宮殿から王女を探しに来ていた警備員に見つかり、捕まえるため、王女に迫ります。逃げるアンと警備員はもみ合いになりパーティー会場がパニックになります。

アンは警備員にギターを振り下す姿をアーヴィングが写真に収めます。そこに王女を守るためジョーが現れ、警備員から逃れるため、2人は川に飛び込みました。

追っ手から逃れた2人はびしょ濡れになりながらも笑い合いました。そしてお互いが見つめ合いキスを交わします。惹かれ合う2人は「話があるんだ」とジョーがきりだし、アンは「何も言わないで」と止めます。

アンは「私はその角を曲がります。どうか行き先は見ないで。お別れの挨拶は言わないわ」といい、ジョーと別れ、宮殿へと帰ります。アン王女が宮殿に戻り、お付き者たちが心配し問いただすが、アン王女は気丈に振る舞います。

『ローマの休日』の最後と結末

アン王女の記者会見

一方、ジョーの元に新聞社の上司が訪れてきて、アン王女の独占取材のことを問い迫ります。そこにアーヴィングもやってきて現像した写真を持ってきますが、ジョーはアン王女のために写真に水をかけて台無しにします。

ジョーはアン王女のことを記事にしないと、いつの間にか大事に思うようになりました。

翌日、体調不良のため延期になっていたアン王女の記者会見が行われ、そこには新聞記者のジョーとカメラマンのアーヴィングの姿があります。皆の前に現れる王女はとても気品に溢れていて、改めて身分の違いを感じるジョーでした。

ジョーは「王女のご信念が裏切られぬことを信じます」とローマでの出来事を秘密にすることを誓い、記者の質問で「今回のご訪問で一番良かった場所はどこですか?」と聞かれます。アン王女は「ローマです。私はこの町の思い出をいつまでも懐かしむでしょう。」と言いジョーとアンは見つめ合いました。

記者会見が終わり、アン王女が去り際に笑顔を見せましたが、その瞳には涙の跡がありました。

『ローマの休日』感想まとめ

映画『ローマの休日』の感想をまとめました!

白黒の描写なのに生き生きとしているように見えた!
2人の鮮やかな表情、演技に魅了された!

恋愛映画の頂点!
当時のオードリー・ヘプバーンの可愛さに勝てる人、この地球にいないんじゃないかと思いました!

本当にスマートな恋愛劇!
ジョーがアン王女を愛する気持ちを言葉に出さないのが、これまた良い!

まとめ

映画『ローマの休日』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、初めは王女が一般の生活に溶け込みたいところから始まり、そこから広場で出会った男と惹かれ合い最後は切ない別れをし感動する物語でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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