映画『ファインディング・ニモ』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!
心温まる家族の絆と勇気ある冒険が織り成す感動の物語が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。
今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪
映画『ファインディング・ニモ』作品情報
『ファインディング・ニモ』基本情報
『ファインディング・ニモ』の基本情報を押さえてきましょう。
- 作品名:ファインディング・ニモ
- 公開日:2003年12月6日
- 上映時間:100分
- 監督:アンドリュー・スタントン
- 脚本:アンドリュー・スタントン
- キャスト:木梨憲武、山路和弘、宮谷恵多、室井滋、ほか
『ファインディング・ニモ』は、2003年にアメリカで公開されたアニメーション映画です。
この作品はディズニーとピクサーが共同製作し、フル3DCGで制作されました。
『ファインディング・ニモ』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)
遼やかな海の広がる中で、カクレクマノミの母親は400個の卵を大切に守っていました。
やがて、その卵たちは孵化を迎えることになりましたが、母親の犠牲のもと、生き残ったのはただ1匹のカクレクマノミの赤ちゃん、ニモだけでした。
父親のマーリンは、この一匹の子供を大切に育て、同じ運命を繰り返させないことを誓いました。
そして、ついに6歳の誕生日を迎えたニモは初めて学校へ行く日を迎えますが、そこで彼は人間によってさらわれてしまいます。
打ちひしがれるマーリンでしたが、明るく陽気なナンヨウハギのドリーの助けを得て、ニモを取り戻すための冒険の旅に出ることを決意します。
『ファインディング・ニモ』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!
父・マーリンと息子・ニモの絆
カクレクマノミの夫婦、マーリンとコーラルは、生まれてくる子供たちを最高の環境で育てるため、グレートバリアリーフのドロップオフに新しい住処を築きました。
400個近い卵が岩間に並び、夫婦は幸せに満ちていましたが、突然現れた凶暴なオニカマスが卵を守ろうとしたコーラルを襲い、卵を飲み込んでしまうのです。
取り残されたマーリンはたった1つだけ生き残った卵に「ニモ」と名前をつけ、丁寧に育てることに決めました。
ニモは卵の時に受けた傷が原因で右の胸ビレが小さくなってしまいましたが、元気に成長していきます。
そして、いよいよ小学校への入学を迎えることになり、ニモは大喜びでした。
しかし、心配性なマーリンはずっと心配で、頻繁に「海は怖い」とニモに念を押すのでした。
忘れっぽい冒険者ドリーとの出会い
マーリンは探検授業へ向かうニモを見送りましたが、行き先がドロップオフだと聞いてすぐに後を追います。
ニモは過保護すぎる父親に反発し、サンゴ礁を飛び出してダイバーのボートまで泳ぎます。
しかし、帰る途中でダイバーに捕まってしまい、連れ去られてしまいます。
マーリンは半狂乱になって追いかけるのですが、ボートはあっという間に走り去ってしまい、その際にダイバーは住所を記したゴーグルを海に落としていたのです。
ボートの行方を探していたマーリンは、「ボートを見た」と言うナンヨウハギのドリーと出会います。
マーリンは大喜びでドリーについて行くのですが、物忘れが激しいドリーは今話したことをすぐに忘れてしまい、マーリンを呆れさせます。
マーリンがドリーと別れようとした時、巨大なホホジロザメのブルースが彼に声をかけ、沈没艦の船内へ連れて行ってしまいます。
マーリンとニモの対照的な運命
ブルースはサメ仲間たちと共に、「魚は友達、餌じゃない」というスローガンを掲げて、魚たちと友達になるための努力をしていました。
マーリンはブルースの周囲であのダイバーのゴーグルを見つけます。
しかし、ゴーグルの取り合いが起こり、ドリーが鼻血を出してしまい、その血の臭いがブルースの本能を刺激し、彼に襲われる事態になってしまいます。
一方、ニモは歯医者に連れて行かれ、クリニックの水槽に入れられてしまいます。
水槽内にはツノダシのギルがリーダーとする水槽軍団がいました。
ギルを除いて他の仲間はペットショップで育ったものばかりでしたが、みんなニモを心から歓迎してくれます。
ニモは自分が歯医者の凶暴な姪っ子ダーラの誕生日プレゼントにされることを知り、驚きと戦慄に震え上がります。
住所の謎と脱走計画の秘密
ブルースから逃げ延びたマーリンとドリーは、ゴーグルを追い深海へと潜っていきます。
真っ暗な深海の中で、今度はチョウチンアンコウに襲われますが、逃げる途中で、ドリーはチョウチンアンコウの明かりを頼りにゴーグルに記された住所を読み取ります。
「シドニー・ワラビー通り42 P・シャーマン」という住所だけはドリーが忘れずに暗唱していました。
一方、歯医者の水槽ではニモを水槽軍団の仲間に迎える儀式が行われていました。
リーダーのギルからシャーク・ベイドという名前を贈られ、ニモは水槽軍団の仲間として認められます。
ギルたちは全員で脱走する計画を立てており、その計画はニモが浄化装置のモーターを止め、水槽を汚くして掃除を促すというものでした。
その隙に彼らは水槽から逃げ出す予定だったのです。
予期せぬ救世主との遭遇
先を急ぐマーリンはドリーののんきさにイライラしていました。
しかし、ドリーのおかげでシドニーへの行き方がわかり、結局2匹は一緒に旅を続けることになりました。
海溝を避けて上を泳ごうとしたマーリンとドリーは、偶然にもクラゲの群れに紛れ込んでしまいます。
クラゲに刺されて意識を失った2匹は、何とかウミガメのクラッシュに助けられ、東オーストラリア海流に乗せられました。
マーリンはウミガメたちにシドニーへ行く事情を話し、息子のニモを探す彼の冒険物語はあっという間に海中に広がりました。
失敗と奇跡の連続
ニモは計画を実行しようとして失敗し、危険な目に遭ってしまいます。
その結果、ギルも自らを責めていましたが、ペリカンのナイジェルはマーリンの冒険物語を聞き、それをニモに話してやります。
父親が自分を探すために数々の危険を乗り越えていると知ったニモは勇気を取り戻します。
そして見事に浄化装置のモーターを止めてしまうことに成功し、予定通り水槽はすっかり汚れ、歯医者はダーラが来る前に掃除をすることに決めます。
ニモはいよいよお父さんに会えることを楽しみにしていました。
ウミガメに別れを告げた後、マーリンとドリーは海流を出てシドニーを目指します。
しかし、広大な海で道に迷ってしまい、マーリンが止めることも聞かず、ドリーは巨大なクジラに道を尋ねようとしてオキアミと一緒に飲み込まれてしまいます。
しかし、ドリーのクジラ語がしっかりと通じていたため、クジラはシドニーでマーリンたちを海に出してくれるのです。
『ファインディング・ニモ』の最後と結末
ニモとマーリンの運命の分かれ道
ダーラが来る日、水槽は最新式の自動浄化装置によってすっかり綺麗になっており、ニモは抵抗するものの、ビニール袋に入れられてしまいます。
シドニー港を漂うマーリンとドリーは、偶然にもペリカンに飲み込まれてしまいます。
その後、ナイジェルと出会い、彼によってニモのいるクリニックまで運んでもらえることになります。
ニモは機転を利かせてビニール袋の中で死んだふりをしています。
それを見たマーリンはニモが死んだと勘違いし、ナイジェルに送られて海に帰ります。
一方、ニモはギルたちの協力を得て、流しの中を下水道を通って海へと脱出します。
絶望したマーリンはドリーに別れを告げ、ひとりで帰ることを決めますが、ドリーは一緒にいてほしいと懇願します。しかし、マーリンは全てを忘れたかったのです。
マーリンとニモの感動の再会
ニモはマーリンに置いていかれて混乱しているドリーと出会います。
最初はニモのことを忘れていたドリーが途中で全てを思い出し、2匹はマーリンの後を追うのです。
そしてついにマーリンとニモは感動的な再会を果たしますが、その喜びも束の間、ドリーが漁船の網にかかってしまいます。
心配したニモが網の中へ助けに入り、マーリンもそれに続きます。
二人は網の中の魚たちに「下に向かって泳げ」と呼びかけ、みんなで力を合わせて網を船から切り離してしまうのです。
家に戻ったニモはまた元気に学校へ通い始め、そしてドリーも常にマーリンたちのそばにいるようになります。
多くの経験を積んだマーリンは、子供に冒険をさせる心の広い父親に成長していました。
親子の絆は以前よりもずっと強くなり、幸せな日々が続いたのでした。
『ファインディング・ニモ』感想まとめ
映画『ファインディング・ニモ』の感想をまとめました!
子供も大人も楽しめる作品でした!
てっきりニモの大冒険だと思っていたので、お話の展開にびっくり!
テンポよくて良い!
ピクサーはお涙頂戴にせずさわやかに感動させるのが上手いのかも!
セリフほぼ覚えるくらい見てた!
シドニーワラビー通り42 Pシャーマン!
『ファインディング・ニモ』
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まとめ
映画『ファインディング・ニモ』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!
最後の結末までご紹介してきましたが、親子の絆をテーマにした感動的なストーリーと、海中の美しい世界を描き出す圧倒的な映像美が特徴の映画でしたね♪
何度も見たくなってしまう映画です!