名作アニメ映画『ライオンキング』の待望の実写化『ライオンキング実写版』ですが、実際に鑑賞した方の感想が「面白くなかった」「つまらない」など、ネガティブな意見が多いようです。
いったいどうしてなんでしょうか?アニメ版との違いはあるのでしょうか?
そこで今回は
- 実写とアニメの違いは?
- 実写版がひどい!理由は?
について考察していきます。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
実写とアニメの違いは?
2Dアニメ『ライオン・キング』のアニメーターたちが実写版への“憤り”をあらわにしているhttps://t.co/JgWat2MPy1 pic.twitter.com/xnftjEqUK2
— IGN Japan (@IGNJapan) August 3, 2019
実写版とアニメ版との違う点は
実写化による現実感が増してしまったところです。
しかし、ストーリー自体はほぼ同じで、原作をリスペクトした素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
では具体的に異なる点を挙げていきますね。
動物たちに表情がない
明日は実写版『ライオン・キング』が公開される記念にその原作となるアニメ映画『ライオン・キング』が地上波でノーカットで放送されます。
— 翔哉🏳️🌈 (@ShoyaM991116) July 17, 2019
我らが王の歌が地上波で流れます。
皆さんもぜひ、スカー様のお歌をお聞きになってください。
そして、プライドランドの真の王に忠誠を誓うのです。 pic.twitter.com/3KBlPSUBfC
アニメ版では動物たちに表情があり、感情がダイレクトに伝わってきました。
しかし、フルCGを使用した実写版では動物たちに表情はありません。シンバが愛くるしく笑いながら動物や昆虫と戯れることはありません。
また、ライオンたちの見分けがつきにくかった、と感じてしまったようです。
クオリティのたかい実写の映像が、逆にドキュメンタリー映画を見ているようだ!とマイナスに感じてしまった方も多かったようです。
ナラの活躍が多い
いよいよ映画「ライオン・キング」が日本でもはじまりました!
— ヒロイズム (@her0ism) August 9, 2019
子供時代のナラ役のシャハーディをプロデュースしております。
映画の中でのShahadiの歌&デビュー曲「Skin I’m in」も是非!!!https://t.co/miUM6GwiYi#LionKing2019 #shahadi #her0ism #nateimpact #noblejolley #skinimin pic.twitter.com/AiBsm3gID0
シンバの幼馴染・ナラがアニメ版より活躍する場面が増えています。
悪役に対しても物おじせず、堂々とふるまいます。
近年、女性の自立・活躍がうたわれ、新しい時代のヒロインが続々登場しています。
そのため、ナラの活躍の場面も大きく増えたのではないでしょうか?
ハイエナたちの違い
「ライオン・キング」の一番の被害者って、ハイエナの皆さんやと思う。
— よしくん (@Fw0M2) January 1, 2019
元から食糧の乏しいへんぴな土地に住んでて、より良い生活を求めて王位継承争いに加担したら前よりも生活が酷くなるし、何よりこの映画のせいで悪役のイメージがついてしまって、ほんと可哀想。#2019映画 pic.twitter.com/Yun4eWLgES
アニメ版では3匹のハイエナ、ジェンジ・バンザイ・エドが登場します。
しかし、実写版ではバンザイとエドは登場せずにアジン・カマリという新しいオリジナルキャラクターが登場します。
エドはアニメ版では非常に悪役的な印象的なキャラクターだったため、エドが登場しなかったことに失望した方もいたようです。
ミュージカル映画ではなくなっている
ライオンキング実写を昨日観たんだけど歌声とリアルさ凄すぎてディズニーの底力をみた✨ ただ、シンバやナラたち動物の表情がリアルさ故に分かりづらくて感情移入しにくい面があることかな。こういう動物の実写だとアニメ版の方が表情や動きがより伝わりやすいってのはある。でもやっぱりLK好きだ🦁 pic.twitter.com/gaH7Ix64E6
— たくみん (@tkmn306) August 26, 2019
アニメ版ではたくさんの歌が流れ、ミュージカル映画としても楽しめる作品でした。
実写版でも挿入歌は流れますが、ミュージカル映画としての要素はなく、アニメ版からのファンはがっかりした方もいました。
シンバの毛皮についての違い
親が見せてくれた最初のディズニー映画がライオンキングだったそうです🐷🦁いつもお気に入りのぬいぐるみでラフィキとシンバのお披露目ごっこをしていたくらい大好きな映画です!より繊細で迫力の増したライオンキング楽しみです🤩#ライオンキングジャパンプレミアご招待 pic.twitter.com/HXvgmaiMKS
— Roi.com🌻 (@heartS2_m) July 8, 2019
シンバが生きているとラフィキに確信させる、毛皮が届いたシーン。
アニメ版では風にのって毛がラフィキの元に届いていますが、アニメならでは、といった演出ですね。
現実には風に乗って長距離をへて届くことは不可能に近いのでは?
しかし、実写版でシンバの体毛は鳥に運ばれたり、フンコロガシに運ばれるなど具体的な経路をたどり、ラフィキのもとに届きました。
神秘的というより、リアリティーある演出になっています。
実写版がひどい!理由は?
今年一番気になっているというか期待しているのは実写版ライオン・キング。フッサフサの映像はもちろんのことアニメ版と同じメンツを揃えた音楽も楽しみ。新録レベルなのか新譜を書き下ろしているのか。とにもかくにもファブローおいたんの本気を見たい。 pic.twitter.com/tjc0ZxiYqF
— 葦見川和哉 (@kazuya_movie) January 2, 2019
結論から申し上げて
アニメ版と比較すると見劣りする、ということでしょう。
しかしながら、フルCGを使用した最新の映像技術により、まるで本物の動物たちが演技をしているような錯覚に陥るほどのクオリティの高い作品になっていると感じます。
動物たちの毛並みや息づかいなど、CGだと言われなければ気が付かない出来栄えではないでしょうか?
アニメ版の良さ、実写版の良さがそれぞれあると思います。
異なる点を「悪い」と受け取るか「良い」と受け取るかは鑑賞する方によって違うと思いますが、実写版も名作であることは間違いないとおもいます!
『ライオンキング超実写版』
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まとめ
来週12/30(金)の金ローで実写版『ライオンキング』が放送されます!映像業界の方々に是非観てほしいです!背景も含めて全てがCGで、特に動物のモフモフの毛並みや骨格筋肉のCGのクオリティがめちゃくちゃ高いんです!!#動画編集者と繋がりたい #動画編集者
— yu @映像編集 (@yuyu___0503) December 23, 2022
【予告編】https://t.co/PrcsaTdyXK pic.twitter.com/tSJ01lugnX
今回は「ライオンキングの実写版がひどい理由!アニメとの違いは?」について考察してきました。
結論として
- 実写版とアニメ版ではキャラクターや音楽など異なる点もあるが、ストーリーはほぼ同じである。
- アニメ版と比較すると多少見劣りするという意見もあるが、映像クオリティも高く映画として素晴らしい作品となっている。
となりました。
アニメ版は確かに名作で、いつ見ても感動をくれる素晴らしい作品ですが、世相を反映した新しい設定など、胸を打たれるのも多く感じました。
音楽も素晴らしく、物語により深みを与えてくれました。
是非今回の考察をもとに『ライオンキング 実写版』をご覧になってみてはいかがでしょうか?