インディジョーンズ/魔宮の伝説には、「サギ-教」という恐ろしい宗教が出てきます。
実はサギ-教は映画の中だけでなく、実在していたことがあり、恐ろしい儀式も行っていました。
そこで今回は、
- インディジョーンズ/魔宮の伝説「サギ-教」とは?
- インディジョーンズ/魔宮の伝説「サギ-教」が実在していた
- インディジョーンズ/魔宮の伝説「サギ-教」の儀式について
ということについて解説していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。
インディジョーンズ/魔宮の伝説「サギ-教」とは?
#子供の時に怖かったものを挙げる
— Nana (@Nana04362268) May 22, 2023
インディ・ジョーンズ魔宮の伝説🫀
幼稚園の頃見てトラウマになってしまった…今は全然大丈夫だけどね!! pic.twitter.com/xVKUHkJHay
映画の中で、サギ-教はパンコット宮殿を中心にして復活した邪教集団という設定になっています。
ギャングとのトラブルを逃れてインドにたどり着いたインディ達は、奇妙な村にたどり着きました。
その村は子供がおらず、飢餓に襲われていたのです。
村の老人は、邪教集団に村で祀っていた秘石と子供たちを奪われたと話しました。
インディ達は、その秘石と子供たちを取り戻すためにサギ-教の拠点であるパンコット宮殿へ向かうというストーリー。
そこでサギ-教は邪教集団とのことですが、どんな宗教なのか気になりますね。
サギ-教は強盗、誘拐、殺人を当然のごとく行い、生贄に捧げるために、信者1人につき年1人の殺人を推奨していたのです。
これは宗教などではなく、ただの悪党集団ですね。
また、サギ-教は邪神カーリーに血を捧げるので、流血は禁止という掟もありました。
そこでサギ-教の信者たちは、殺人を犯す時に黄色いスカーフを使い絞殺していたのです。
ヤバすぎて邪教集団と言われる理由がわかりましたし、村の老人がインディ達に救いを求めるのも納得できます。
「サギ-教」は実在していた
#1日1本オススメ映画『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』本作でインディが戦うサギ―教は実在の教団でまたの名をパンシガルと。インド全土で旅人を殺し(必ず絞殺)暗黒女神カーリーに捧げた。その数は百万人を超える。ナチス以上の敵では? pic.twitter.com/2XpKc74Ros
— 森新児 (@morisinji) January 22, 2016
サギ-教(タギーとも呼ばれる)は、1853年に壊滅するまで実在していた宗教集団です。
インドがイギリス領だった19世紀、役人で軍人のウィリアム・ヘンリー・スリーマンはサギ-壊滅作戦を開始すべく実態調査に乗り出します。
ウィリアム・ヘンリー・スリーマンは、調査している間に幾度となく命を狙われたそうです。
サギ-教は1550年頃に始まり、1853年に壊滅させられるまで200万人以上を殺害したと判明しました。
サギ-教は、もはや暗殺集団と言った方がふさわしいのではと思ってしまいますね。
植民地政府とインドの協力で1853年にサギ-教集団は壊滅しますが、捕まった信者の中にベーラムという男がいました。
ベーラムは信者として活動していた50年間で、931人の殺害に関与していたことがわかったのです。
この事実はギネスブックにも掲載されているそうですが、なんとも恐ろしい数でしかありません。
サギ-教の信者たちは、殺人が目的というより襲った人たちの身ぐるみはがすことが第一の目的だったと言われています。
そのため、裕福そうな人を狙うことが多かったのです。
壊滅したサギ-教ですが、一部信者は存在し続けていて、1970年代にも殺人事件を起こしているそうです。
インディジョーンズ/魔宮の伝説「サギ-教」の儀式について
インディジョーンズ/魔宮の伝説では、サギ-教は一体何の神様を崇め、どんな儀式を行っていたのでしょうか?
女神カリー・マー
ちなみに私の役は一瞬出てくるカーリー神のもってる生首です。
— 🐱たまえ🤸♀️💙 (@manae917tanaka) April 1, 2021
カーリー神はインド神話での私の推しです。なんで推してたかは忘れました。#シヴァの芝居 pic.twitter.com/6hkU1AfR3s
サギ-教が崇めるのは、創造・維持・破壊を司る三相一体の女神カリー・マー。
カリー・マーは破壊の相としてが有名で、血と殺戮を好むと言われています。
ちなみに「マー」という部分は、母という意味で、「黒い母」とも呼ばれているそうです。
こう言ったことから、信者に殺人を推奨する理由がわかりますね。
どんな儀式?
【映画『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』放送中!】
— 【公式】フジテレビムービー (@fujitv_movie) November 4, 2017
ウィリー「こんな恐ろしい儀式見たことある?」#インディジョーンズ pic.twitter.com/M2Hv0g9HJg
サギ-教が行っていたのは、人間を生贄に捧げる儀式です。
儀式は地下道の神殿で行われ、サギ-教司祭モラ・ラムが生贄男性の胸に手を突っ込んで、生きたまま心臓を取り出すというもの。
考えただけでもおぞましいですが、生贄男性がまだ生きているのも衝撃的です。
そしてまだ生きている生贄男性が燃え盛る溶岩の中に下ろされ、肉体が燃え上がると心臓も燃え上がったのです。
モラ・ラムは悪魔の血を飲ませることで洗脳していきますが、インディも無理やり飲まされて一時的に洗脳されてしまう場面もあります。
気分が悪くなりますが、映画の演出としてインパクトがあるのではないでしょうか。
大昔から、神に生贄を捧げるという理由で同じようなことをしていた記録は多数残っているので、やはり人間は恐ろしいですね。
まとめ
1日1回映画チャレンジ
— 野木龍史 (@nogiryuji) March 30, 2021
今日は
「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」
救世主となり
奪われた秘石を取り戻せ💎
子供の頃最初に観たインディー作品
邪悪な儀式、トロッコ、吊り橋etc…
当時メッチャ憧れた😁#映画#映画好きと繋がりたい#映画好きな人と繋がりたい#インディ・ジョーンズ魔宮の伝説 pic.twitter.com/4XArc411as
インディジョーンズ/魔宮の伝説の宗教と儀式について解説してきました。
解説のまとめをすると、
- サギ-教は信者に年1人殺人を犯すことを推奨していた
- サギ-教は実在していて、1853年に壊滅したが、200万人以上が犠牲になったことがわかっている
- サギ-教の儀式は、生贄の心臓を生きたまま取り出して神に捧げるというもの
インディジョーンズ/魔宮の伝説で題材にならなかったら知らなかったことばかりでした。
200万人という犠牲者の冥福を祈り、サギ-教のような邪教が二度と世界に広まらないことを望みます。