ハリポタシリーズ4作目の『ハリー・ポッターの炎のゴブレット』に登場した直前呪文について解説します!
ハリーとヴォルデモートの決闘シーンで、2人の杖が繋がり、セドリックやハリーの両親の亡霊のようなものが現れましたね。あとでダンブルドアが「直前呪文じゃな」と説明したのですが、映画ではそれ以上の解説がありませんでした。
そこで、この記事では、
- 一体なぜ両親が現れたの?
- 「直前呪文」って何?
- ヴォルデモートとの戦いで何が起こったのかわからなかった!
という疑問を持っている方のために、『炎のゴブレット』で直前呪文が登場するシーンを徹底解説します!
【炎のゴブレット】直前呪文とは?意味と用途を解説
来週からしばらく営業になるので、逆に実務班にアバダケダブラ打たれそう
今のうちにエクスペリアームス練習しとく pic.twitter.com/0UYArkLpMv— ゴヌ(カビゴン) (@goshora1) November 17, 2021
直前呪文とは
そもそも、「直前呪文」とは何なのか解説します。
- 通称:「呪文逆戻し呪文」
- 用途:杖が最後に使った呪文を再現する
- 呪文:プライオア・インカンタート(Prior Incantato)
相手の杖が使った呪文を、逆戻しするかのように直前から再現していく、というものなのですね。
呪文の言葉もありますが、ヴォルデモートとの決闘のシーンでハリーは唱えた呪文は「エクスペリア―ムス(武器よ去れ)」ですし、ヴォルデモートが唱えた呪文は「アバダケダブラ(息絶えよ)」です。
誰も直前呪文を唱えていないように思えますが、実は、直前呪文が発動するきっかけとして、もう一つあります。
兄弟杖で攻撃したので直前呪文を発動させた?
直前呪文の特例として、
兄弟杖同士が攻撃し合うと、直前呪文が発動する
つまり、どちらか1本の杖がもう1本に対して直前に使った呪文を吐き出させる
ということが起きます。
実は、ヴォルデモートの杖とハリー・ポッターの杖には、同じ不死鳥の尾羽が使用されています。
つまり、「兄弟杖」と呼ばれる関係なのですね。ちなみに、この不死鳥はダンブルドアがペットとして買っている不死鳥「フォークス」の尾羽です。フォークスは2作目『秘密の部屋』でハリーの元にグリフィンドールの剣を運んだ、あの不死鳥です。
ヴォルデモートとハリーが戦ったので、兄弟杖同士が繋がり、ヴォルデモートが使った呪文が逆戻しで再現された、というわけなのですね。
ハリー・ポッターの両親が現れたのはなぜ?
来週からは、公開2️⃣0️⃣周年記念
2週連続「#ハリー・ポッター」
まずは🔥「ハリー・ポッターと #炎のゴブレット」🏆14歳になったハリーの前に、
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ヴォルデモートが使った呪文の逆戻し
ここまで直前呪文のことを解説してきたので、なぜハリー・ポッターの両親が現れたのかは、明確ですね。
ヴォルデモートが使った呪文が直前から逆戻しされ、まず直前に命を奪われたセドリック、その次に映画冒頭で殺害されてしまった老人、フランク・ブライズ。
その次は、同じくヴォルデモートが命を奪ったハリーの両親が登場したのでした。ヴォルデモートが肉体を失う前に最後に命を奪ったのが、ハリーの両親ですね。
ハリーの両親は生き返った?ゴースト?
映画の中で、ハリーの両親はハリーに「時間を稼ぐから移動キーで戻るように」と話しかけていましたね。セドリックも自分の体を父親に持って帰ってほしいと話していました。
まるで生き返ったのか、ゴーストなのか、と思われるような話し方でしたが、彼らは実は
生き返ったわけでもゴースト(亡霊)でもなく、
ただの「こだま」
と言われています。こだまとして、生前の姿かたちを保っている「姿」だけが現れたのであって、そこには魂はないといいます。
残念ながら、死んだ人を生き返らせる呪文というのはないようですね。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
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まとめ
映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』に登場する直前呪文とは何なのか、その意味について解説してきました。結論としては、
- 直前呪文とは、杖が最後に使った呪文を再現する呪文
- 兄弟杖同士が攻撃し合うと、直前呪文が発動する
- ハリーとヴォルデモートの杖が兄弟杖だったため、
ヴォルデモートに直前呪文がかかり、命を奪った人たち(ハリーの両親など)が現れた
ということでしたね!
楽しい映画ですが、ハリポタシリーズは徐々に内容が込み入ってくるので、何度か見返してみたいと思う映画でもありますね♪