コンフィデンスマンJPロマンス編のあらすじをネタバレ!結末と最後の衝撃展開も解説

大ヒットドラマから制作された劇場版『コンフィデンスマンJP ロマンス編』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

視聴者が騙されてしまう大どんでん返しが魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、種明かしが怒涛のように続く最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』作品情報

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』基本情報

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 作品名:コンフィデンスマンJP ロマンス編
  • 公開日:2019年5月17日
  • 上映時間:116分
  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • キャスト:長澤まさみ、東出昌大、
         小手伸也、小日向文世、ほか

本作は大人気ドラマの劇場版第1作目です。おなじみキャラクターが香港を舞台に活躍しますよ♪

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

コンフィデンスマン(信用詐欺師)であるダー子、ボクちゃん、リチャードが狙いを定めたのは、世界最高峰のパープルダイヤでした。そのパープルダイヤを所有しているのは、香港マフィアの女帝ラン・リウ。ダー子たちはダイヤを手に入れるために香港へと向かいます。

しかし、パープルダイヤを狙っているのはダー子たちだけではありませんでした。天才恋愛詐欺師のジェシーも狙っていたのですが、実はジェシーはダー子とは複雑な関係にあるのです。さらに、ダー子たちの命を狙うヤクザ、赤星の執拗な魔の手が迫っていました。

果たしてダー子たちはパープルダイヤを無事に手に入れることができるのでしょうか――。

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

ダー子たちの動き

コンフィデンスマン(信用詐欺師)であるダー子、ボクちゃん、リチャードはあらたなオサカナ(詐欺の対象)を探していました。なかでも、悪徳な方法で大金を稼ぎ、ドキドキワクワクするような相手を…。

ひとまずチョビ髭に「小銭を稼ぎましょう」と提案され、ダー子は、子猫ちゃん(詐欺に協力してもらうエキストラ)の鈴木さんに電話をかけます――。

一方で、ギンコとキンタがペアを組んで遊園地でスリをしようとしています。それは家族連れの父親の背中にこっそりケチャップをつけ、ギンコが「ケチャップついてますよ」と指摘し、親切にも染み抜きを披露しながらコートから財布を抜き取るというものです。しかし、その行為にボクちゃんが気づき、ギンコとキンタのペアの犯罪を防ぐのでした――。

そしてもう一方で、リチャードは矢島理花と共に、リゾート地の沖縄のプールサイドで楽しく過ごしています。詐欺の仕方を教えてほしいとリチャードにせがむ矢島里香に、リチャードは 鼻の下を伸ばしながら「しょうがないな~」と応えます――。

そしてさらに、テレビドラマでダー子たちに20億円を奪われた日本のマフィアのボス、赤星栄介は、3人に強い恨みを持っていました。彼らに復讐しようとしているようです――。

ダー子は次のターゲットとして、テレビニュースに登場した香港の財閥会長、ラン・リウを挙げました。ラン・リウは「氷姫」とも呼ばれる、非常に冷酷な敏腕経営者です。

そんな矢先、ダー子は新宿でペディグリーペット詐欺(珍しい犬を売りつけようとする詐欺)を働こうとして女性のモナコと出会います。ダー子はモナコの詐欺を見抜き、モナコを弟子として仲間に入れました。

ターゲットのラン・リウと接触

ラン・リウを狙って、ダー子、ボクちゃん、リチャード、モナコは香港へ向かいました。現地で合流した五十嵐によると、ラン・リウは香港の裏社会を牛耳るマフィアのボスで、表にはあまり出没しないため顔写真もないとのことでした。ラン・リウはパープルダイヤという非常に貴重な宝石を持っており、時価数百億の代物です。

そのほかは、ラン・リウは孔海東(コウカイトウ)という男性と10年前に結婚したもののすぐに離婚しているということ。また、12歳まで日本の福岡で育っており、現在は馬主でもあり、お気に入りの占い師が無くなったために新たに占い師を探しているだろう、ということがわかっています。

ダー子はモナコと一緒に、霊能力者姉妹として近づく作戦に出ました。

1か月後。

ラン・リウの馬がデビューする日、ダー子とモナコは「サクラコ(ダー子)」と「ヒカル子(モナコ)」の姉妹としてラン・リウに近づき、「緑色に気を付けて」と予言します。そして、ラン・リウが帰宅する車に、緑色の服を着て緑色のバイクに乗るボクちゃんがバイク便で接触するというやらせを行いました。

その後もダー子とモナコは、占いが当たっているように見せるためにいろいろと仕込みますが、ラン・リウはなかなか食いつきません。

ダー子の元彼?ジェシーの登場

さらに1か月後。

ラン・リウの部下がダー子とモナコに接触してきました。ダー子は、「この地に救うべき者ありと出たから、香港へ来た」と説明します。その後、2人はラン・リウと会いますが、そこへジェシーと名乗る男性がラン・リウの部下として登場し、ダー子は困惑します。

実は、ジェシーとダー子は、かつてニューヨークでカップルの振りをして一緒に詐欺をしたことがあったのです。しかも、そのときにダー子はジェシーに恋をしていました。ジェシーはダー子の目的がわからないにも関わらず、ダー子に味方をしてその場を救ってくれました。

その後、ダー子たちはラン・リウが食いつくようなネタをいろいろ仕掛けていきます。ラン・リウに偽の宝石を買うように仕向けましたが、買いませんでした。また、東の土地を手に入れると幸運が訪れると予言しましたが、かつての故郷、福岡の土地を買うことはありませんでした。

1週間後。

ダー子はジェシーを呼び出して、何が目的なのかを聞き出します。ダー子はラン・リウから現金を手に入れようとしていますが、ジェシーの狙いはパープルダイヤ。ジェシーは、ラン・リウが本当は何が欲しいのか自分は知っている、愛に飢えているのだ、と自信ありげです。ジェシーはダー子に紙切れを渡します。そこには、「高松千鶴 福岡国際教育大学」と書かれていました。

明かされるラン・リウの過去

ボクちゃんたちは、福岡に飛びます。高松千鶴は、ラン・リウが12歳のころの家庭教師でした。少女時代のラン・リウは恋愛ものの映画や漫画などが大好きで恋に憧れていたそうです。しかし、12歳のときに近所の家事に巻き込まれ体に大きな火傷の痕を追ってしまい、人目を避けるようになりました。その後、財閥の後継者に指名され、仕事一筋で来ています。

福岡でラン・リウの過去を調べてきたダー子は、自分の憧れで身も心も奪われてしまった人がおり、「スタア」と呼んでいることを明かします。ボクちゃんは、ダー子に「愛を弄ぶようなことだけはしてはいけない」とダー子に伝えます。

一方、ジェシーは再度ダー子に接触し、ラン・リウを落とせるまであともう一息だと言います。しかし、同時にダー子に恋人同士の設定の詐欺をしようと持ちかけました。

さらに、ラン・リウの上方として、12歳のころ好きだった相手が孔海東であることがわかります。周囲の反対があり強制的に離婚させられたのですが、実はラン・リウは孔海東のことがずっと好きだったのです。

パープルダイヤを狙う

ラン・リウと離婚後の孔海東は落ちぶれて、裏通りで見る影もなくなっていました。ダー子たちはラン・リウと孔海東のそれぞれに手紙を書き、駆け落ちの段取りをします。手紙を読んだラン・リウは、パープルダイヤを胸につけて待ち合わせの場所に行きました。しかし、孔海東は現れませんでした。

すっかり落ち込むラン・リウに、ジェシーが近づき懐に入ろうとします。そこへ、サクラコ(ダー子)が割って入り、「私の彼に手を出さないで」と銃口をラン・リウに向けます。ダー子は発砲しますが、間に入ったジェシーが撃たれました。

自分をかばって撃たれたジェシーに愛を感じたラン・リウは、病院でジェシーに付き添います。そして、病室で付き添ったまま眠らされたラン・リウは、まんまと胸に着けていたパープルダイヤを盗まれるのでした。

ジェシーの種明かし

実は、それこそがダー子とジェシーが仕掛けた罠でした。ジェシーは撃たれておらず血のりを腹部に仕掛けていただけで、病院そのものも偽物だったのです。

ジェシーとダー子の2人がヘリポートへ向かっていると知ったボクちゃん、リチャード、モナコは、後を追いかけます。ヘリポートでは、ダー子とジェシーが2人で逃げようとしているところでした。ボクちゃんたちはダー子を引き留めようとしますが、ダー子はどうやら皆を裏切ってジェシーと逃げるようです。

ところが、ヘリポートのヘリから降りてきたのは、ダー子たちを恨んで狙っていた赤星です。実は、ジェシーは赤星に雇われていたのでした。ダー子とボクちゃんやリチャードたちも赤星の手下たちに囲まれます。

ここでジェシーは、最初からダー子たちを騙していたことを明かします。ジェシーはダー子のもとにモナコを送り込んでおり、モナコ経由で情報は筒抜けだったと話します。ジェシーにとっての予想外の出来事が、孔海東がラン・リウと一緒に駆け落ちをしようとしたことです。孔海東をラン・リウのもとに行かせず黙らせるために、30億円の手切れ金をジェシーは渡していました。

この大金は赤星が用意したものだったので、ジェシーがこれほどの大金を支払った時点で、ダー子は企みに気づくべきだったと、ジェシーはダー子をあざ笑います。赤星も、30億円でパープルダイヤを手に入れることができたのだから、安いものだ、と笑います。

そこへ、ラン・リウと地元警察が駆け付け、ラン・リウ、ダー子、赤星の3人が互いに銃を向けたまま膠着状態となってしまいました。隙を見て、赤星が手を引き、ジェシーと共にヘリコプターで立ち去りました。実はジェシー側だったと判明したモナコは、その場に残ります。

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の最後と結末

本当の種明かし

赤星とジェシーは難を逃れた後、パープルダイヤを鑑定士に見せますが、贋作、つまり偽物であることがわかりました。赤星とジェシーはあっけにとられながら、まさかと思いラン・リウの屋敷に行くと、屋敷はもぬけの殻で、ラン・リウの本当の屋敷は向かいにあると地元の人から教えられます。

ジェシーと赤星も、いつから騙されていたのか、と頭を抱えるのでした――。

それは、5か月前に遡ります――。

子猫ちゃんを集めるようにと提案されたダー子は、鈴木さんに電話をしていました(映画冒頭のシーンです)。

すると、鈴木さんは憔悴しきっており、理由を聞くと、ジェシーに結婚詐欺で騙されて3千万円を貢いでしまったというのです。ダー子は復讐しようと考えます。ちょうど同じころ、ボクちゃんは遊園地で、キンタとギンコから赤星が自分たちを狙っているという情報を得ていました。

そこで、どうせならジェシーと赤星の2匹同時に釣ろうということで、今回の作戦を考えたのです。

さらに、ラン・リウも偽物で、偽物はダー子が「スタア」と尊敬している詐欺師なのでした。今回の作戦を知らされず騙されていたモナコは、ダー子の言う「スタア」がジェシーのことだと勘違いしてしまっていたのです。

そして、孔海東はリチャード、孔海東の横にいた金髪セクシーの女性は鈴木さんの変装でした。ラン・リウの話も、ラン・リウの過去である福岡の話も、全て、ダー子たちが考えた作り話で作戦だったのです。

本物のラン・リウを誰か知らないまま、ジェシーはダー子が仕掛けた罠にすべて引っかかっていたのでした。そして、孔海東に渡していた30億円が、赤星から騙して取った金です。赤星は埠頭でダー子からの手紙を読み、すべてを悟ったのでした。偽のパープルダイヤには、よく見ると「©ダー子」という文字が入っており、赤星は笑うしかありません。

立場が危うくなったジェシーは、赤星が笑っている隙にその場から逃げるのでした。

ダー子たちの勝利

一方で、ダー子たちは子猫ちゃんたちと祝杯を上げます。ダー子側に残ったモナコは、そのままダー子たちのチームに入りました。

「恋はいつだって、欺くか欺かれるかのゲーム。心地よい愛の言葉なんて全部ウソ。それでも人は愛を求める。永遠に解けない謎。ゴールの見えない迷路。目に見えない真実。それこそがロマンス、なのかも。By ダー子」

というダー子のナレーションが入ります。

香港の町を掃除していた女性が、本物のラン・リウなのでした。しかし、リムジンが会議の時間だとラン・リウを迎えに来ます。ラン・リウの右目には、大きなパープルダイヤが埋め込まれているのでした。

<エンドロール後>

ダー子、鈴木さん、理花、モナコの4人がアイドルグループに扮装して、ボクちゃんがホー・ナムシェンに出資詐欺を仕掛けています。ステージで歌う4人を見て、ナムシェンは「全体的にババアだな。特にセンター」とぼやきます。

センターはダー子です。ナムシェンはさらに「あれ、変えるか」とつぶやきますが、何も知らないダー子は、にこにこを笑いながら歌って踊るのでした。

コンフィデンスマンJP ロマンス編の感想まとめ

40代男性

面白かった!テンポも良い!
最後に伏線がすべて回収されるのでスッキリ。
ただ、キーマンを演じた竹内結子と三浦春馬が他界していることを想わずにはいられない。

30代女性

映画を見たという充実感が残る良い作品!
最後に一瞬だけ登場する超大物俳優がシークレットでインパクト大。

20代女性

まんまと騙されたー!
展開が読めず、映画の始めから最後まで見入ってしまう。
早く次の映画が見たくなった。

まとめ

大ヒット映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、まんまと騙されてしまいますが、最後は伏線がしっかり回収されてスッキリする映画とわかりましたね♪

早く最新作が見たくなってしまう映画です!

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