映画『ボス・ベイビー』のあらすじをネタバレ解説!最後の結末も!

映画『ボス・ベイビー』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

一見子ども向けに見えるコメディ映画ですが、大人もしっかり楽しめて子どものころの自分に思いを馳せてしまう映画です。

それでは早速確認していきましょう!

目次

映画『ボス・ベイビー』作品情報

『ボス・ベイビー』基本情報

『ボス・ベイビー』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 原題:The Boss Baby
  • 公開日:2017年3月31日(アメリカ)
        2018年3月21日(日本)
  • 制作国:アメリカ
  • 上映時間:97分
  • 監督:トム・マクグラス
  • キャスト:アレック・ボールドウィン、マイルズ・バクシ
         スティーヴ・ブシェミ、ジミー・キンメル、ほか

「見た目は赤ちゃんなのに、中身はおっさん」という面白いコンセプトの、ドリームワークス・アニメーションの作品です。 かわいいけど、どこか笑える、ほっとする映画ですよ♪

『ボス・ベイビー』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

両親の愛を一身に受けて育ってきたティム、7才。

そんなティムのところに、ある日、スーツを着た赤ちゃんがやってきました。しかも両親は、その赤ちゃんがティムの弟だというのです。ティムは赤ちゃんが自分よりも両親に注目されていることに、嫉妬心を抱きます。

しかも、相手は見た目は赤ちゃんだけど、中身はおっさん!ティムはそんな弟が夜中にまるで大人のように話すのを目撃してしまいます。赤ちゃんは「自分はボスだ」と名乗りました。

ティムは心の平穏を取り戻すためにも、ボス・ベイビーたちの会話を録音しようと画策しますが、うまくいきません……。さらに、ボス・ベイビーの本当の目的を知ったとき、ティムはその秘密の任務に巻き込まれていくのでした。

『ボス・ベイビー』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

スーツを着た赤ちゃんがやってきた

7歳の少年、ティム・テンプルトンは、空想が大好きな少年でした。ティムの両親は『ワンワン株式会社』に勤め、ティムは一人っ子でした。ティムは両親の愛情をたくさん受けて育ち、何も不自由のない生活を送りました。

しかし、ある日両親が「弟が欲しくないか」ととティムに問いかけます。現状で満足しているティムは、要らない、と返答しました。そこでティムはふと、「赤ちゃんはどこからくるんだろう」と思い、空想の世界に入ります――。

大量のかわいらしい赤ちゃんがベルトコンベアに乗って機械的に流れてきます。彼らは大半が「ファミリー(家族)」側に振り分けられ、各一般家族のもとに行くのですが、ごく少数の赤ちゃんは「経営」側に振り分けられ、一般家庭には行かずに経営部門の会社員としてビジネスを叩きこまれるのです。

ティムがそんな夢から目覚めると、ある日、家にタクシーで赤ちゃんがやってきました。

両親を言いなりにするボス・ベイビー

しかも、ティムの家にやってきた赤ちゃんである「弟」は、黒いスーツとネクタイを着用し、サングラスをかけています。通称「ボス・ベイビー」がティムの家にやってきてからというもの、両親はボス・ベイビーの言いなりになってしまいました。

ボス・ベイビーが泣き叫ぶと即座に駆け付けてあやし、かんしゃくを起こすと必死でなだめます。両親がボス・ベイビーに振り回されている様子を見て、ティムは寂しい気持ちを感じるようになりました。これまで独り占めしてきた両親からの愛情が、すべて新しい弟に奪われてしまったのです。

ティムは両親にいきなり現れた赤ちゃんは怪しいと訴えますが、両親は相手にしません。スーツやサングラスも、なぜか両親自身がコスプレさせたかのように思い込んでいます。

このままでは、家がボス・ベイビーに乗っ取られると思ったティムは、なんとかボス・ベイビーの正体を突き止めようとします。

ボス・ベイビーの正体

ある時ティムは、赤ちゃんの世話に疲れて両親が眠り込んでいる時に、何か話し声が聞こえました。どうやら、ボス・ベイビーが誰かと電話で話しているようなのですが、声は低くて、まるでおっさんです。現場を目撃したティムは、ボス・ベイビーに詰め寄ります。

しかしボス・ベイビーは口が達者。ティムのミドルネームが「レズリー」で女の子みたいだとか、7歳半なのに自転車の補助輪を外せていないことなど、ティムが気にしていることをどんどん指摘します。さらに、ボス・ベイビーはティムに「リストラするぞ」と言い、ティムは不安になります。両親がボス・ベイビーの奴隷のような状況では、ティムの言い分は通らなさそうだからです。

ティムは一晩考え、動かぬ証拠を見つける作戦に出ました。

しかしある時、ティムがボス・ベイビーに近づこうとすると、家の中に赤ちゃんが増えていることに気づきます。彼らは、ティムの母のママ友が連れてきた近所の赤ちゃんたちで、どうやら彼らはボス・ベイビーと会議をしているようなのです。

ジンボという赤ちゃんは、ぼっちゃり体系で大柄であることから、ボスベイビーの側近であり、右腕的存在です。ステイシーという女の子の赤ちゃんはしっかりしていて、ボス・ベイビーの秘書的な存在です。テディたち三つ子の赤ちゃんもいます。

赤ちゃんたちの会議

赤ちゃんたちの会議の内容をティムは盗み聞きしました。どうやら、世間では赤ちゃんに匹敵するほどの子犬ブームが来ており、赤ちゃんとしては由々しき事態なのです。さらに、ティムの両親が勤める『ワンワン株式会社』では、近々新種の子犬を発売することになっています。

ボス・ベイビーたちの任務は、この新種の子犬について突き止め、発売を妨害することでした。つまり、赤ちゃんたちは、『ワンワン株式会社』に関係のある家庭にやってきたスパイなのです。

ティムは盗み聞きがバレて、ジンボが会議の録音を邪魔したものの、録音に成功しました。ティムは録音テープを両親に聞かせようとしますが、ボス・ベイビーが他の赤ちゃんに阻止するよう命じました。ティムは赤ちゃんたちの妨害から必死に逃げますが、ボス・ベイビーがティムの大事な羊のぬいぐるみメーメーを使ってテープを渡すように脅してきました。

そしてティムとボス・ベイビーがもみ合いになった時に、メーメーの首がもげてしまいます。ボス・ベイビーはさすがにやりすぎたと反省しますが、激高したティムは、ボス・ベイビーを室内のブランコを使って2階の窓から外に飛ばそうとします。

直前にティムの母親が部屋に踏み込んだため、ボス・ベイビーではなくテープが外に飛ばされ、車に敷かれ壊れてしまいました。弟にひどいことをしたティムは、外出禁止のお仕置きを受けます。しかしこれは、ボス・ベイビーにとっても計算外。任務を遂行するためにはティムの協力が不可欠なのです。

そこで、ボス・ベイビーはティムを部屋に呼び、真相を教えると伝え、おしゃぶりを渡します。ボス・ベイビーは自分用の、ティムは手渡されたティム用のおしゃぶりを、向かい合ってしゃぶりました。

ベイビー会社の危機

すると、2人はいつの間にか別世界に来ていました。そこは、赤ちゃんが働く、赤ちゃんのための会社、「ベイビー会社」です。ティムが空想で描いていた通りの世界でした。ティムはそこで、赤ちゃんが直面している真実を知ることになります。

赤ちゃんは生まれる前に、ベイビー会社で生まれる家庭を割り振られますが、ここ最近は子犬に人気を奪われ、赤ちゃんの需要が減ってきているのです。「経営」側に回った赤ちゃんは、株式会社の中でビジネスの教育を受けます。

彼らは特殊なミルクを飲み、見た目の成長を抑制し、大人ほどの知能を得たボス・ベイビーたちは任務を遂行して、完了するとこの会社で出世できる仕組みでした。過去には、大きな手柄を上げた伝説的な存在として、ビッグ・ボス・ベイビーという男児がおり、ボス・ベイビー憧れの存在なのでした。

ボス・ベイビーも現在は中間管理職の立場のため、今回の任務で手柄を上げれば出世が確約していますが、失敗すると特殊ミルクを失い、行った先のティムの家庭で、何年も普通にティムと一緒に暮らすことになるのです。つまり、普通の赤ちゃんになります。

ボス・ベイビーとティムが協力

ここで、ボス・ベイビーとティムは利害が一致します。ボス・ベイビーは出世のために、ティムは元の3人家族に戻るために、2人は手を組んでボス・ベイビーの任務を遂行することになりました。

現実世界に戻った二人は、まず『ワンワン株式会社』に潜入して情報を得るために、「お仕事参観の日」と利用する作戦を思いつきます。しかし、ティムがその参観に行くには、外出禁止令を解かなければいけません。

そこで、ティムとボス・ベイビーはとても仲良しの演技を両親の前で行い、だまされた両親はティムの外出禁止令を解きます。ティムは、ボス・ベイビーと仲の良いふりをしていくうちに、ボス・ベイビーが両親から愛情を注がれたことがないのだと気づき、これまでの愛情をたっぷり注いでもらった自分を後ろめたく思いました。

お仕事参観の日。両親はティムに寂しい思いをさせてしまったことを反省し、ボス・ベイビーを誰かに預けて3人の時間を作ることを提案します。しかし、ティムはそれを断り、ボス・ベイビーと一緒にいることを選びました。

2人は秘密の部屋を見つけます。そこへ入るために、ボス・ベイビーが犬に変装して犬用の入り口から入りました。部屋の奥には極秘ファイルが置かれており、2人が盗み出そうとすると、あと少しのところで、『ワンワン株式会社』経営者のフランシス・フランシス、そしてその兄ユージーンに捕らえられてしまいました。

ビッグ・ボス・ベイビーの秘密

そしてなんと、フランシスの正体が、伝説となっていた、ビッグ・ボス・ベイビーだったのです。

ビッグ・ボス・ベイビーは、『ベイビー会社』で大出世したものの、乳糖不耐症のため徐々にミルクが効かなくなり成長していったために、リストラされてしまっていました。その結果、一般家庭でフランシスとして成長したというのです。フランシスは、リストラされたベイビー会社に恨みを持ち、対抗するためにワンワン株式会社を作ったのでした。

フランシスたちワンワン株式会社が新しく出す新種の子犬というのは、「フォーエバー・ワンコ」つまり、永遠に子犬のままという犬です。ティムたちもうっとりしてしまうほど、かわいいのでした。

フランシスはこのワンコをロケットに乗せ、ラスベガスから世界中にばら撒くつもりです。フランシスはボス・ベイビーの特殊ミルクを取り上げ、ティムの両親にラスベガスへの出張を命じて、ティム達には見張り役としてユージーンが子守となり、引き離しました。

ボス・ベイビーは特殊ミルクを奪われたため、時折幼児化してしまいます。ティムは、ボス・ベイビーが病気になったと子守のユージーンに伝え、家中を汚し、ユージーンを足止めして、ティム達は補助輪付きの自転車で空港へ向かいました。必死に自転車を漕いだティムは、いつの間にか補助輪なしで自転車に乗れるようになっています。

両親を止めるために夢中で漕ぎましたが、両親を乗せた飛行機は離陸してしまいました。落胆したティムとボス・ベイビーはお互いを責め合い、ティムはボス・ベイビーに「生まれなければよかったのに」と思わず言ってしまいます。ボス・ベイビーはその場を立ち去り、言った後、ティムは後悔しました。

『ボス・ベイビー』の最後と結末

ロケットの発射を阻止

仲直りしたティムとボス・ベイビーが、なんとかラスベガスに向かう手段を考えていたところ、多くのエルヴィス・プレスリーの物まねの人たちを見つけました。彼らはラスベガスに向かいます。そこで、2人は機長の息子のふりをして機内に乗り込み、ラスベガスに向かいました。

機内で、ティムはボス・ベイビーに空想の遊びを教えました。空想の海賊ごっこでは、ティムはボス・ベイビーに「最後の決め台詞は、『うりゃあ』がいいよ」とアドバイスします。

ラスベガスでの新商品お披露目会に到着したティムとボス・ベイビーですが、すでに「フォーエバー・ワンコ」が紹介された後で、会場の人たちはワンコのかわいらしさに目を奪われていました。

フランシスは2人が会場にやって来たことに気づき、両親を箱に閉じ込めて、ワンコと一緒にロケットで打ち上げようとします。バックヤードでは、大量のワンコたちがロケットに積まれ、今にも発射しそうな状態です。

ティムとボス・ベイビーは、フランシスを特殊ミルクの中に落とし、ロケットを開けてワンコを解放し、両親の箱も安全なところへ移動させます。しかし、ロケットを開けたボス・ベイビーが、突如幼児化してしまい、発射間近にもかかわらず、ロケットから降りてきません。

ティムが焦って声をかけても、幼児になったボス・ベイビーは泣きそうになるばかりです。そこでティムは子守歌を謳ってあげて、ボス・ベイビーをロケットから降ろしました。ロケットは打ち上げられたものの、ワンコなどは積まれていないからのロケットでした。

フランシスは特殊ミルクによって再び赤ちゃんになってしまっています。兄のユージーンが抱き上げ、引き取っていきました。ティムは、ボス・ベイビーに特殊ミルクを飲ませて幼児化から救います。

本当に必要なのは愛

任務を無事完了させたボス・ベイビーは、ベイビー会社へ戻ることになりました。ボス・ベイビーは、部下の5人の赤ちゃんに出世したことを告げて、ティムには元通りに直したメーメーを渡し別れを告げました。

ベイビー会社は、家の中を元通りにしていきます。彼らは、赤ちゃんがいた痕跡を消すため、赤ちゃん用品をすべて撤去し、両親の記憶からは赤ちゃんの記憶を消します。ティムはその光景を見て複雑な気持ちになりました。ティム自身は、ボス・ベイビーの記憶を消すことを拒否します。

そしてティムは、ベイビー会社で出世したボス・ベイビーに手紙を書きました。ボス・ベイビー自身は出世したにもかかわらず、一人になり、寂しく思っていました。そんなときにティムからの手紙が届き早速開封しました。そこでは、

「もし両親の愛をシェアできないのならば、ぼくへの愛は全てボス・ベイビーにあげるよ。だから、転職しないか?僕の家へ。僕の弟役として」

それを呼んだボス・ベイビーは、スーツを脱ぎ捨て、一目散にベルトコンベアに飛び乗り、「ファミリー」へ向かうゲートをくぐりました。

後日、ティムの家にタクシーがやってきました。タクシーからは両親が降りてきましたが、腕にはセオドア・リンジー・テンプルトンが抱かれています。

こうして、ボス・ベイビーこと、セオドアは、正式にティムの弟になったのでした――。

普通に成長していった弟のセオドアと、兄のティムは大人になりました。そしてこの度、ティムのもとには2番目の女の子が生まれたのです。病院で妹を見つめる長女の目には、自分の妹がスーツを着ているように見えるのでした――。

まとめ

ドリームワークス制作の映画『ボス・ベイビー』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、笑いあり涙ありで、家族皆で観ることができる映画とわかりましたね♪

とにかく赤ちゃんもたくさん登場して癒されるシーンも多いので、何度も観てみたくなる作品です!

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