大人気映画シリーズ『ファンタスティック・ビースト』(ファンタビ)の2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を観て、
- クリーデンスの正体は結局何者なのか?
- アウレリウス・ダンブルドアとは誰?
といった疑問を抱いた人も多かったのではないでしょうか。
特に、クリーデンスの出自にまつわる話については、話がかなり複雑で、結局何者なの…?と混乱してしまった人もいるはずです…。
クリーデンスの正体について、映画での説明を整理しながら、アウレリウス・ダンブルドアについても考察していきますよ!
主に『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のネタバレを含みますので、ご注意ください!
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中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
▼クリーデンスの正体やその悲しい生涯については、こちらの動画で分かりやすく詳細解説されています!
クリーデンスの正体をネタバレ!
いったい何者?
クリーデンス、虐待・裏切り・性質故の居場所のなさにその上魔法界の人達に殺されるってさ、悲惨すぎてどうしよう。#ファンタビ#金曜ロードショー pic.twitter.com/43OOY2fzhe
— そみー* (@INFRa2rnaLzWt9t) April 1, 2022
クリーデンスの出自にまつわる映画での説明
クリーデンスの正体に迫る前に、映画で説明されていたクリーデンスの出自についておさらいしましょう。私は話が複雑すぎたので、1回観るだけでは理解できませんでした…。
まず、クリーデンスについては、ダンブルドアがニュートに対して、「噂だが」と念押ししたうえで、
- クリーデンスはフランスの純血一族の子孫
- 長らく行方不明になっていた
- リタ・レストレンジの弟
という情報を伝えています。
この時点で、クリーデンスはレストレンジ家の人間でリタの弟だと考えられています。
その後、ユスフ・カーマという人物が登場して話がややこしくなるのですが、ユスフはリタの異父きょうだいです。この2人に関するストーリーとしては、
- ユスフはセネガルの純血一家の息子
- レストレンジ家の当主 コーヴァス・レストレンジ4世が
ユスフの母ロレナを服従の呪文で略奪・暴行 - コーヴァスとロレナの間に女の子が誕生し、
ロレナは死亡
→その女の子がリタ・レストレンジ
というわけで、ユスフとリタは異父きょうだいです。
その後、コーヴァス4世は再婚して、一人息子をもうけます。それがコーヴァス5世です。当主のコーヴァス4世はリタを愛しませんでしたが、息子のコーヴァスだけは愛していたのでした。
そして、上記のような経緯から、ユスフの目的は、母親にむごいことをしたレストレンジ家当主への復讐として、愛するコーヴァス5世を殺すことだったのです。噂では、クリーデンスこそがコーヴァスと言われているので、ユスフはクリーデンスを殺害しようとします。
しかしそこで、リタ・レストレンジが待ったをかけます。実は、クリーデンスはコーヴァスではない、コーヴァスは自分が殺した、と主張するのです。ややこしいですね…。どういうことかというと、
- コーヴァス4世は復讐を恐れて、
コーヴァス5世とリタ、小間使いの3人を船でアメリカへ行かせた - リタは愛される弟から解放されたくて、
見ず知らずの赤ん坊とコーヴァスを、赤ん坊の母親がいない隙にこっそり交換 - その直後に船が沈没し、
混乱に乗じて赤ん坊は入れ替えたままとなってしまい、
入れ替わったコーヴァスは海に沈んで亡くなった - リタの弟とされている赤ん坊は、
実は交換された見ず知らずの赤ん坊だった
という衝撃的な展開です。
つまり、リタにコーヴァスという弟がいることは確かなのですが、入れ替わった後、沈んで亡くなったのです。代わりに交換した赤ん坊は、全然知らない子です。その子こそが、クリーデンスなのですね。
結局、
クリーデンスはどこの家のどの子なのか
さっぱりわからない
という結論に、リタとユスフとの会話では結論付けられています。
期待してしまったクリーデンス、残念でした。。。
クリーデンスの正体
しかしながら、映画には続きがありました。
どうも、グリンデルバルドはクリーデンスの正体を知っているようです。最後の最後で、クリーデンスはナギニの制止を振り切り、グリンデルバルドについて行くことを決意します。
そして、グリンデルバルドは、逃げた先のオーストリアでクリーデンスに告げます。
- 君を陥れたのは血を分けた兄弟
- 君を滅ぼそうとしたのは実の兄
- 君の一族の窮地には不死鳥が現れるので、
今不死鳥がいるのは、君が一族である証拠 - 君はアウレリウス・ダンブルドア
つまり、
クリーデンスはアルバス・ダンブルドアと血のつながった弟、
アウレリウス・ダンブルドア
だというのです。
衝撃的な事実が発覚したところで、映画は終了します。クリーデンスとダンブルドアが兄弟なんてことはあり得るのでしょうか…?考察しましょう!
【考察】本当にアウレリウス・ダンブルドアなのか?
観たいけど、クリーデンスが可哀想すぎて多分観れない
最後はクリーデンスハッピーエンドになってほしい切実に pic.twitter.com/gnXxwngzYe— 31歳 (@mohumohu728) March 26, 2022
クリーデンスがアウレリウス・ダンブルドアである証拠
本作の最後のシーンからしか推測できませんが、グリンデルバルドが、クリーデンスに語った内容から推測すると、クリーデンスがダンブルドア家だとする証拠は、
- クリーデンスが不死鳥のひな鳥を飼っていた
- 強力な魔法の力を持っている
(オブスキュラスを10歳以上になっても持っていた)
といったことでしょう。
1つ目についてははっきりと言及していましたね。いつのまにかクリーデンスのもとには不死鳥のひな鳥がいて、最後にしっかり大人の不死鳥に成長します。ハリポタシリーズで、アルバス・ダンブルドアがペットのように飼っていた不死鳥のフォークスがダンブルドアを助けたり、唯一例外的にハリーも助けていました。
2つ目は、本来オブスキュラスの闇の力が強力すぎて宿主は10歳までしか生きられないはずが、クリーデンスの力が強すぎるのか10歳を過ぎてもなお、オブスキュラスを宿していました。また、グリンデルバルドからもらった杖を使って、一撃で遠い先の岩壁を崩すほどの魔力です。
ダンブルドア一族の血だからとすると、合点のいく話なのです。しかし、今のところ明らかになっているのは、逆に言えば、その程度の根拠です。決定的な証拠はありません。
そもそも、アルバス・ダンブルドアは、弟の存在を全く知らない素振りをしていましたよね。噂通りクリーデンスはリタの弟だとニュートに語っていましたから、本当に知らなさそうです。
【結論】アウレリウス・ダンブルドアはアルバスの甥だった!
ところで、「アウレリウス・ダンブルドア」とはいったい何者なの?と気になりますよね。唐突に最後に名前が出てきて、そんな人いたっけ?と思った人も多いはず。
実は、
ハリポタシリーズには全く登場していない
ファンタビの完全新キャラ
です。
原作でも、映画でも、過去に一度も登場または言及されていない存在だそうです。ですから、正体は全く不明。
しかし!ファンタビ3にてアウレリウス・ダンブルドアおよびクリーデンスの正体がはっきりしました!
クリーデンスはアウレリウス・ダンブルドアで、
アルバスの弟ではなく、
アルバスの弟アバーフォースの息子
であることがわかりました!
つまり、アルバス・ダンブルドアとの関係としては、クリーデンスはアルバスの甥、にあたります。
クリーデンスがアルバスの弟である可能性が言われた!
ファンタビ2まではクリーデンスの存在が謎で、アルバスの弟じゃないかと言われていました(グリンデルバルドがそうにおわしたからですね(^^;)年齢や家族構成等から、次のように計算してみました。
ダンブルドア家にまつわる物語はハリポタシリーズである程度明らかになっている部分があります。その点から、クリーデンスがアルバス・ダンブルドアの弟である可能性を探ってみましょう。結論、
クリーデンスがアルバスの弟(異母きょうだい)
である可能性
は、あるにはありました。
ダンブルドアはそもそも
- 3人きょうだい
- 長男がアルバス、弟にアバーフォース、妹にアリアナ
- 父親はパーシバル、母親はケンドラ
です。
アリアナ・ダンブルドアは、幼いころにマグルの少年たちに襲われる悲劇に見舞われ、父パーシバルはそのマグル少年たちを攻撃したことからアズカバンに収容され、その後死亡します。母ケンドラと3きょうだいは引っ越してひっそり暮らすのですが、1899年、アリアナの魔力が暴走し、母ケンドラが死亡します。
▼アリアナ・ダンブルドアの悲劇については、こちらでご確認ください。
ファンタビ1での時代設定は1926年です。つまり、クリーデンスは母ケンドラが亡くなるギリギリに生まれたとしても、ファンタビ1時点で27歳ですね。しかし、
- クリーデンス役を演じたエズラ・ミラーは
インタビューで、彼は18歳と回答 - ネット上では1901年頃生まれとの記載
(つまり25歳)
ということで、情報が錯綜しています…。いずれにしても、母ケンドラは1899年に亡くなっていますから、クリーデンスがファンタビ1時点で18歳であろうと25歳であろうと、母ケンドラの子である可能性はゼロです。
とすると、父パーシバルの子である可能性が唯一残されます。パーシバルはアズカバンで死亡したとされていますが、いつ亡くなったのかは不明で、そもそも本当に亡くなったのかは定かではありません。
どうにかしてアズカバンを脱獄して息子をもうけたのか、獄中で子どもをもうけたのか…。そんな離れ業が成し遂げられたとすれば、確かにアルバスの異母きょうだいである可能性はあります。
が、獄中で子どもを設けるのは難しいでしょうし、アズカバンを脱獄するのは至難の業ですから、
- グリンデルバルドに手伝ってもらった
- そもそもグリンデルバルドの手口と同様
アズカバン収容時から実は別人だった
とか、そういう強力な手助けがないとあり得ないですね。
というわけで、アルバスの弟説はかなり難しく、親戚くらいの血のつながり、というのが自然なわけです。結局、アルバスの甥っ子、ということですから、納得ですね(^^♪
まとめ
大人気映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に登場する、クリーデンスの正体について、またアウレリウス・ダンブルドアとは何者なのか、について考察してきました。結論としては、
- クリーデンスの正体はアルバス・ダンブルドアの弟
アウレリウスである可能性 - アルバスの弟なら、異母きょうだいの可能性
があるというふうに考察してきました。
第3作目でおおよそ明らかになることを期待しつつ、どんどん複雑になるファンタビシリーズには惹き込まれてしまいますね~(*´ω`*)