京都アニメーション制作の大人気の泣けるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のヴァイオレットの生い立ちと過去に迫ります!
TVアニメシリーズでは謎に包まれすぎていて、ヴァイオレットの過去も生い立ちも詳細に語られていません。そもそも、
なぜあんなに幼い少女が兵士になったのか
気になりますよね!
原作でのお話も含めて、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの過去と生い立ちについて調べましたよ♪
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの生い立ちと過去
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの生い立ち
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とりあえず1話良かった。どういう経緯かはまだわからないが、少佐の武器、物として育ち、人間らしさを知らない彼女が、少佐が最後の命令の後に残した愛してるという言葉の意味を知るために、依頼人の想いを汲み取って言葉にする「手紙を代筆する仕事」に出会う。 pic.twitter.com/gABMIXpGjc
— びより@低浮上 (@biyori7) January 12, 2018
結論から申し上げると、
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの生い立ちは、
原作でもあまり明らかになっていません。
ただし、わかっていることはあります。それは、
- ヴァイオレットが孤児だということ
です。
どこ出身で、誰が親で、どんな育てられ方をしてあんな戦闘能力を得たのか、何もわかっていません。
原作で明らかにされている、ヴァイオレットの過去から探っていきましょう。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの過去
今ヴァイオレット・エヴァーガーデンの2週目を観ているんだけど、劇場版で成長しているヴァイオレットちゃんを知っているから、初期ヴァイオレットちゃん見ると感慨深いし、また成長していく過程をもう1回見るのが面白くて仕方ない・・・ pic.twitter.com/gaKzMTRN9h
— かいと (@ainhaluto325) October 10, 2020
原作においてヴァイオレットに関する最初の記載は、ギルベルト少佐の兄、ディートフリート・ブーゲンビリアが乗る海軍の船が遭難して流れ着いた、地図にも乗らない孤島です。
その孤島で、ヴァイオレットは発見されました。その頃のヴァイオレットは想定10歳程度だろうと思われます。
言葉も理解せず、話せず、主人が「殺せ」と命令したら躊躇なく殺すだけの獣
として描かれています。
ヴァイオレットはディートフリートに出会ってから付きまとうようになり、恐怖を感じたディートフリートが、ヴァイオレットを「殺せ」と部下に命じたところ、ヴァイオレットが「部下を殺せ」と命令されたと認識して、その場にいたディートフリート以外の部下を皆殺しにしてしまったと、原作では描かれています。
TVアニメシリーズの第5話でも、詳細の説明はありませんでしたが、船上での殺戮シーンがディートフリートの回想シーンとして登場していますね。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンはなぜ兵士になった?
ディートフリートがギルベルトにヴァイオレットを渡した理由
戦闘シーンをカットしないのは明断
#金曜ロードショー#ヴァイオレット・エヴァーガーデン pic.twitter.com/D0V8WmeqYX
— ぬーまに@京アニ垢無言フォローしてます (@kongou19920311) October 29, 2021
先ほど申し上げた通りディートフリートはヴァイオレットを殺そうとしたのですが、命令の認識違いで、
間髪入れず一気に無駄のない動きで部下を殺してしまうヴァイオレットの姿を見て、
さらに恐怖を感じた
のです。
ヴァイオレットが強すぎて、殺すことすらできないのですからね(^^;いつか自分も殺されるのではないか、と怖くなっても全然不思議ではないです。
普通に人間として接することはかなり困難と判断したのでしょう。ディートフリートは、とにかく怖いので弟のギルベルトに「あくまで武器として使え」という忠告と共に、ヴァイオレットを手渡す、というかほぼ押し付けたわけです。
そんなわけで、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、
登場したころから武器だし、兵士にもなり得る戦闘能力を有していた
ということになりますね。
ギルベルトがヴァイオレットを兵士にした理由
今回見てて気づいたけど、ギルベルトって左利きだったんだね✒️
回想シーンでも左手で字書いてた🧐
利き腕なら筆跡は変わらないねw#ヴァイオレット・エヴァーガーデン pic.twitter.com/PE1alOOSEW
— EL-エル- (@Don_F_K) October 18, 2020
兄から「武器として使え」と言われても、相手は10歳くらいの少女です。狡猾で上昇志向の強いディートフリートの性格を考えれば、幼い少女をディートフリートの元に置いておくのは却って危険をビルベルトは思ったのでしょう。
しかし、引き取ったは良いものの、なぜ兵士にしなければならなかったのか?が疑問です。
兵士にした理由は、
ヴァイオレットを守るための、ギルベルトなりの苦渋の決断
だったのです。
少し、考えてみてください。
自分の命令にしか服従しない、言葉も理解できない、社会常識なんて全く知らない、そんな少女を家に置いておいては、周りの人を傷つけるかもしれないし、結果的に自分を傷つけることにもなるかもしれず、何をしでかすかわからない獣の存在です。
だからこそ、自分のそばに置きながら、人間らしさを学ばせるほうがヴァイオレットを守ることになると考えたのです。
とはいえ、ギルベルトのそばに置こうと思ったら、軍に入ってもらうしかないのですが、少女は兵士になれません。そこで、兵士よりも強い「武器」として帯同させることを許可してもらうために、軍上層部の前で、戦闘能力を披露する場をギルベルトは提案します。
結局、囚人10人を相手に実際に人殺しをやってのける場になり、軍上層部の予想も外れ、あっさり10人を皆殺しにしたヴァイオレットは、晴れてその圧倒的な戦闘能力とギルベルトの命令しか聞かないことを証明したので、ギルベルトの部隊に置かれることになったのでした。
ちなみに、この時のお披露目会は、TVアニメシリーズの1話と8話で、ホッジンズの回想シーンとして登場しています。
とんでもない経緯ですね…(◎_◎;)
ギルベルトも、本当は戦場に少女を連れていくことはしたくなったでしょうが、他に方法がなかったのでしょう…。とはいえ、何か他に策はあったのではないか、と思ってしまいますが。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンなぜ強いのか?
ヴァイオレット「…大切な人と…別れるという事は…二度と会えないという事は…こんなにも寂しく…こんなにも辛いことなのですね…」#ヴァイオレット・エヴァーガーデン #金曜ロードショー pic.twitter.com/gGWUo2wzgD
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) October 29, 2021
こればかりは、ヴァイオレットの過去や生い立ちが描かれていない以上、不明なので推測ですが、
- 地図にも載らない孤島で発見されたことから、
何かしらの理由で島に行きつき、孤島での生存競争を勝ち抜く中で身につけた - どこかの国で、幼いころから兵士として育てられ、
何かの理由で脱走した - 生まれながらに持っている能力
ということが考えられると思います。
孤島で一人生き残っていたのですから、生き抜くために仕方なく他の人間や動物を殺したのかもしれません。圧倒的な戦闘能力は、その過程で身につけたのかもしれません。
あるいは、遠い国の極秘作戦として、幼少期から兵士を育てる実験台にされてきたところ、何らかの理由で脱走あるいは放置されたのかもしれません。
マーベルヒーローでいうところの、ブラック・ウィドウですね。
そのほか、もともと生まれ持った能力が優れていたのかもしれませんし…。こればかりは視聴者、読者の想像にお任せ、ですが、考えてみると面白いですよね!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
関連記事
まとめ
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの生い立ちと過去、なぜ兵士になったのか、その理由について調べてきました。結論としては、
- ヴァイオレットの生い立ちは原作でも描かれていない
- ヴァイオレットは孤島でディートフリートに発見され、そのころから言葉を理解しない命令に絶対服従の獣だったという過去
- ギルベルトはヴァイオレットを守るために、兵士として自分のそばに置いた
ということでしたね!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、ヴァイオレットの心と精神の成長が描かれる物語なので、ヴァイオレットの過去は非常に重要ですよ~♪