ゲド戦記の声優がひどい?テルーの吹き替えが下手なのはなぜ?

スタジオジブリの映画『ゲド戦記』は、2006年7月に公開されました。

この作品は宮崎吾朗さんが初めて監督を務めており、彼にとって記念すべき長編アニメーション映画でもあります。

しかし、公開後に『声優が下手』『棒読み』など、吹き替えについて否定的な意見が多く見られました。

そこで今回は、

  • 『ゲド戦記』の声優陣がひどい?
  • 『ゲド戦記』テルーの吹き替えが酷評された理由は?
  • 『ゲド戦記』でプロの声優がいない理由は?

について考察していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

『ゲド戦記』の声優陣がひどい?

『ゲド戦記』の声優陣はとにかく豪華。日本を代表する俳優陣が起用されています。

誰がどの役を演じたのでしょうか?

キャスト一覧

役名/キャスト役柄
アレン(レバンネン)/岡田准一国王である父親を殺害して放浪している
テルー(テハヌー)/手嶌葵顔にやけどの跡がある
ハイタカ(ゲド)/菅原文太アースシーの大賢人
テナー/風吹ジュンハイタカの古くからの友人
クモ/田中裕子永遠の命を欲しがる魔法使い
ウサギ/香川照之クモの手下
国王/小林薫息子・アレンに刺殺される
女主人/倍賞美津子元まじない師

主要キャストの声優陣は、俳優として有名な方が多いなという印象を受けます。

『ゲド戦記』に限らず、ジブリ作品は比較的俳優を声優として起用しているイメージがあるので、特に違和感はありません。

『ゲド戦記』の声優の評価はどんなものだったのでしょうか?

『ゲド戦記』声優の評価は?

調べてみるとゲド戦記の声優の評価は厳しいものが多く、どんな意見があったのか紹介したいと思います。

音量がおかしく、聞き取りづらい

主人公の声が合っていない

つぶやきのようなセリフ

とにかく聞き取りづらいという意見が多く見られ、その部分に視聴者はストレスを感じたようです。

キャラによってはボリュームを上げないと何を言っているかわからないとの声も。

しかし、マイナスな意見ばかりでなく、声優陣を評価する意見も紹介したいと思います。

思ったより声優はひどくない。岡田准一さんは声優も上手だと思った。

菅原文太さんの声は重厚感がある。

クモの声は悪役感があり、役柄をよく表現できていた。

というプラスな意見ももちろんあり、人それぞれ感じ方が違うのではないでしょうか。

プロの声優でなくとも演技力が高い俳優たちばかりなので、私もすごいと感じました。

『ゲド戦記』テルーの吹き替えが酷評された理由は?

『とにかくテルーの吹き替えが酷い』という意見があり、どんな部分が酷いと言われてるのでしょうか?

ヒロイン・テルーの声は歌手の手嶌葵さんが担当しています。

声優経験ゼロでの挑戦

手嶌葵さんは宮崎吾朗監督に声を気に入られ、当時は新人でしたが主題歌を歌う歌手に抜擢されました。

その流れでヒロイン・テルーの声も担当することになったのです。

手嶌葵さんの声は本当に素敵なのですが、やはり声優となるとかなり難しいのかもしれません。

テルーの声が棒読みだった。

イメージと合っていない。

という意見が多く、声優の難しさを感じますね。

しかし、手嶌葵さんは主題歌『テルーの唄』を歌っており、素晴らしい歌声を披露していました。

手嶌葵さんのアカペラは素晴らしかった。あの歌声を聴くだけでも映画を見る価値がある。

といった絶賛する意見もあり、やはり歌手としての実力が高いということでしょう。

初めての声優挑戦ですし、視聴者すべてを満足させるというのはなかなか至難の業だと思います。

宮崎吾朗監督は手嶌葵さんの声を大層気に入っており、2011年公開の『コクリコ坂から』でも声優と主題歌担当に起用。

今後もスタジオジブリに関わる可能性は十分高いので、手嶌葵さんの活躍に期待ですね。

『ゲド戦記』でプロの声優がいない理由は?

『ゲド戦記』に限らず、スタジオジブリ作品では俳優を声優として使うことが多いです。

なぜプロの声優を使わず、俳優をキャスティングするのでしょうか?

リアルな演技を追求している

プロの声優たちはアニメーションに声を吹き込むことが仕事ですし、アニメ用の演技が求められます。

スタジオジブリ側はそういったものではなく、実体に近いリアルさを求めているからではないでしょうか。

先ほど『ボソボソと喋っててよく聞こえなかった』というレビューを紹介しましたが、実際私たちは人と話していると何を言ってるのか聞こえないことはよくありますよね。

映画なので視聴者がわかるようにハッキリとセリフにするべきだとは思うものの、そこがプロの声優と俳優の違いが出てしまう部分なのかなと思ってしまいました。

『ゲド戦記』は声優に関してかなり酷評する声がありましたが、もちろん素晴らしい部分もたくさんあるので、様々な面から作品を見て欲しいと思います。

まとめ

『ゲド戦記』の声優が酷い、テルーの吹き替えが酷評されてることについて考察してきました。

結論とすると、

  • 『ゲド戦記』はプロの声優ではなく俳優を起用している
  • セリフが聞き取りづらいという意見があった
  • テルーの吹き替えは不評の声が多い
  • 主題歌『テルーの唄』の歌唱シーンは圧巻
  • スタジオジブリはリアルさを求めて俳優を起用している

ということになります。

辛辣な意見もありますが、声優陣や主題歌を担当した手嶌葵さんの声は素晴らしいと思います。

『ゲド戦記』をまだ見ていないという方は、自分がどう感じるかぜひ視聴してみて下さい(^^♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次