ゲド戦記のあらすじをネタバレ解説!最後の結末と感想がヤバい!

映画『ゲド戦記』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

均衡が崩れた世界に生きる青年が様々な出会いを通して成長していく物語が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『ゲド戦記』作品情報

『ゲド戦記』基本情報

『ゲド戦記』の基本情報を押さえていきましょう。

  • 作品名:ゲド戦記
  • 公開日:2006年7月29日
  • 上映時間:115分
  • 監督:宮崎吾朗
  • 脚本:宮崎吾朗
       丹羽圭子
  • キャスト:岡田准一、菅原文太、
         風吹ジュン、田中裕子、ほか

スタジオジブリ制作のアニメーション映画で、宮崎駿氏の絵物語「シュナの旅」を原案として映像化された作品です♪

『ゲド戦記』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

魔法使いが存在する世界に、前触れもなく世界の均衡が崩れ始め人々を恐怖と不安が支配していました。

家畜が謎の大量死をしたり疫病が蔓延するなど、数々の災厄をきっかけに世界の平和が失われ始めていました。

そんな中、精神を病み国を飛び出したエンラッド王国の王子である「アレン」は、行く宛てもなく荒野を歩き続けていると飢えた狼に囲まれてしまい死を覚悟しますが、偶然そこに居合わせた魔法使い「ハイタカ」に助けられます。

世界の異変の原因を探るべく旅をしていたハイタカは、途方に暮れるアレンを旅のお供として迎え入れ荒れ地の先の街へ歩みを進めるのでした。

こうして出会った2人はその旅の果てに何を目にするのでしょうか…

『ゲド戦記』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

混沌の世界

魔法使いが存在する世界に、前触れもなく世界の均衡が崩れ始め人々を恐怖と不安が支配していました

エンラッド王国では家畜が謎の大量死したり、疫病が蔓延したりと数々の災厄に見舞われていたのです。

そんな中でも国王は人々を安心させる為に凛として原因追及に努めていました。

しかし王子である「アレン」はそんな世界に嫌気がさしていて、いつの日にか精神を病んでいったある日、衝動的に父親を刺し殺してしまいます

目の前で父親が倒れる姿を見て正気に戻ったアレンは、取り返しのつかない事態に恐ろしくなり父親の魔法の剣を抜き取ると王国から逃げ出してしまいました。

行く宛てもなく荒野を歩き続けていたアレンは飢えた狼に囲まれてしまい死を覚悟しますが、偶然そこに居合わせた魔法使い「ハイタカ」に助けられます。

世界の異変の原因を探るべく旅をしていたハイタカは、途方に暮れていたアレンを旅のお供として迎え入れ荒れ地の先の街へと歩みを進めるのでした

少女との出会い

荒れ地の先にある街ホートタウンへと着くと、そこは麻薬の密売や人身売買が横行する荒んだ街でした。

しかし王国を出たことがなかったアレンにとってこの街で見る全てが別世界のようで、全てが刺激的でした。

ハイタカと別れて街を散策していると、アレンは顔に火傷の痕を負った少女が人狩りに囚われそうになっている場面に遭遇します。

それを見たアレンは即座に少女を助けますが、人狩りから刃を向けられた時に無抵抗な態度をとったアレンにその少女は「命を粗末にしている。」と嫌悪感を抱きその場を去って行きます

その夜ひとりでいる所を人狩りに狙われたアレンはあっさりと拘束され、他の奴隷たちと一緒に車に積まれてしまいますがハイタカの救出によって全員が解放されるのでした。

そしてアレンはハイタカの旧友「テナー」の家に向かいます。

テナーの家で久しぶりに暖かい暖炉、布団、食事を堪能し休息をとりますが、翌朝目覚めるとそこにはアレンが昨日助けた少女の姿がありました。

テナー達との生活

少女はテルーという名前で、幼い頃に火傷を負った状態で道端に捨てられているところをテナーに拾われて、それ以来一緒に暮らしているのでした。

命を大切にせず生きることから背いているようなアレンに対してテルーは嫌悪感を示していましたが、共に畑を耕し家畜の世話をしていく中でアレンにも生の喜びが増し、次第にテルーもアレンの事を受け入れるようになっていました。

そうして親しくなったテルーにアレンは、自分で父親を刺してしまった事、そして自分の影に追われて不安に駆られている事を打ち明けると彼女は静かに話を聞き、受け入れるのでした。

ある日、ハイタカが留守の間を見計らって3人の元にやってきたのは、以前テルーとアレンをとらえ損ねた人狩りでした。

人狩りはテナーを誘拐すると「この女を返してほしければ、クモ様の城に来い」とハイタカに言うように告げ、去って行くのでした。

魔法使いクモの存在

その頃情報を探っていたハイタカは、世界の均衡を崩しているのが魔法使いの「クモ」の仕業であると考えていました。

クモとハイタカは過去に因縁があり、お互いに恨みを持っている存在でした。

その後、家に戻ったハイタカはテルーから事情を聞きすぐにクモの城へ急ぎますが、ハイタカの前に現れたのは正気を失い襲い掛かろうとするアレンの姿がありました。

クモはアレンの影を呼び起こすことでアレンの真の名前を聞き出していて、真の名前を知られてしまったアレンはクモによって操られていました

思うように力が出せなくなったハイタカは、アレンに意識を集中しているところをクモの部下によって捕えられてテナーと共に監獄に閉じ込められてしまいました。

一方、ひとり残されたテルーはハイタカから預かっていた魔法の剣を手にクモの城に乗り込むことを決意します。

アレンの影によって導かれたテルーは無事アレンの元に辿り着きました。

廃人と化したアレンにハイタカから託された剣を渡して、アレンは死ぬことを恐れているのではなく、生きることを恐れているのだと言い、今自分がやるべき事があるはずだと諭しました

テルーの言葉はアレンの光を呼び起こし、彼は正気を取り戻します。

『ゲド戦記』の最後と結末

クモとの戦い

アレンは父親の魔法の剣を手に、クモを倒す決意をします。

そして2人がクモの所へ行くとそこには高台で処刑されそうになっているハイタカとテナーの姿がありました。

追い詰められたクモは強力な魔法を武器にアレン達を圧倒し、苦戦を強いられるアレンでしたが魔法の剣を抜く事に成功し形勢は逆転しました。

分が悪いと悟ったクモはアレンの一瞬の隙を突きテルーをさらって、城の屋上へと逃亡を図りました。

アレンはクモを必死に追いかけますが、テルーはクモから逃れることができずクモの強力な魔法によって息絶えて倒れこんでしまいました。

その光景を見たアレンはその場に立ち尽くして動けなくなってしまいました。

しかしその時「待ちなさい。」という声がどこからか響き渡り、死んでしまったかに見えたテルーが竜の姿になってアレン達の前に現れたのです

テルーはかつて人間として生きることを選んだ竜族の子孫だったのです。

平穏を取り戻した世界

竜の姿に変わったテルーがクモに向かって凄まじい火炎を吹き出し、あっという間に焼き払ってしまいました

クモがいなくなり、不穏な空気が漂っていた世界は穏やかなものに変わったようでした。

永遠の命を欲しがっていたクモは、禁忌とされている生の世界と死の世界を行き来する為にその扉を開いてしまったことで均衡が崩れ、世界を混乱に陥れていたのでした。

そして自分と向き合う強さを取り戻したアレンは、自分の犯した罪を償う為にエンラッド王国に戻ることを決意しました。

テルーとテナーに再会を約束し、ハイタカと共に旅立っていくのでした。

『ゲド戦記』感想まとめ

映画『ゲド戦記』の感想をまとめました!

初めは無愛想な姿しか見せなかったテルーの様子からは想像がつかない、美しい歌声は感動的で一度聴いたら忘れられません♪

弱々しかったアレンが物語が進むごとに成長していく姿が印象的
最後のシーンには迷いを捨て去ったたくましい姿のアレンに感動し鳥肌が立ちました♪

ストーリーを通して命の尊さを考えさせられます!
テルーやハイタカの言葉から今を大切に過ごし生を全うしなくてはならないと思わせてくれる作品でした♪

まとめ

映画『ゲド戦記』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、ストーリーを通して命の尊さを感じさせるような作品でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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