聲の形はいじめを美化していると批判されている?実話なのか調査!

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映画 聲の形とは2016年に公開された、山田尚子監督による京都アニメーション制作のアニメーション映画です。

大今良時による原作漫画は週刊少年マガジンで掲載されていて、

2015年版『このマンガがすごい!』男編第一位、『2015年マンガ大賞』で第三位を獲得している作品です。

映画 聲の形という作品は小学生の子どもたちが高校生になって、人間関係で四苦八苦しながら成長していく姿を描いています。

その中で、いじめの描写もあり物議を醸しています。

  • 聲の形はいじめを美化している?そのことで批判されている?
  • 聲の形は実話なの?

という疑問を解決していきますので、チェックしていきましょう!

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この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

『聲の形』はいじめを美化している?

100%とは言えませんが、美化している部分もあると思います。

聴覚障がいをもつ西宮硝子が石田将也たちの小学校へ転校してきました。

耳が聞こえない西宮は筆談ノートをいつも持ち歩き、クラスメイトと積極的に関わろうと努めます。

それを鬱陶しく感じるクラスの一部の生徒や、初めは西宮に興味をもってからかったり、ちょっかいを出したりしていた石田が次第に度を超すようないじめをしだし、問題へと発展してしまいました。

聲の形ではどんないじめの描写があった?

聲の形では視聴者が観ていて辛くなる…という程のリアルないじめ描写が描かれいます。

具体的にはどんなシーンがあったのでしょうか。

・転校初日、植野が西宮の後ろから「日本語しゃべれるの?」とからかう
・合唱コンクールの練習中に西宮一人だけ歌うように仕向けられる
・国語時間の音読の際に西宮の真似をして悪ふざけをする
・筆談用のノートに嫌な落書きをし、池に投げ入れる
・ホースの水を頭からかける
・西宮と仲良くしていた佐原の事もいじめで登校拒否に追いやり『西宮さんおめでとう!!さはらさんどっかいっちゃったよ☆』と黒板に書き嫌がらせをする
・後ろから大声で「わっ!」と言い驚かせる
・補聴器を投げたり窓から捨てたり、いたずらをする
・装着中の補聴器を後ろからいきなりはずし、耳から流血させる

映画の中では短期間のうちに上記にあるような様々な嫌がらせを受けます。

小さいいざこざというレベルではありません

直接手を出している石田が中心ですが、植野や川井や他のクラスメイトも笑って見ていたり、本気で止めに入らなかったことも十分にいじめだと言えます。

美化していると言われる理由は?

美化していると言われる理由は大きく2つあると思います。次の2点です。

1.いじめた側の石田や植野を西宮が許している
2.石田が更生して立ち直る姿

いじめそのものを簡単に受け入れられる事ではないので、美化しているという意見があるのも納得出来ます。

①いじめた側の石田や植野を西宮が許している

いじめを受けた人は5年という時間が経ったからといってそう簡単に許せるのでしょうか。

反省をして手話を覚えてきてくれたから、あの頃の事はきっぱり忘れて仲良くしましょう!と考えられるのでしょうか。

植野もずっと意地悪な態度をしていましたが、終盤では少し手話を覚えて距離を詰めてきました。

ですが小学生の頃にあんなに嫌がらせをうけたら、二度と会いたくはないし、学校の外で遊んだり…なんてことは筆者なら考えられません。

いじめなんて無かったかの様に振舞って見える西宮に少し違和感を覚えます。

もしかしたら、西宮がいじめられている事に気づいていなかったとすれば、少し嫌なことがあったな程度なのでしょうか。

だとすれば、恋心まで生まれる間柄になるのかもしれません。

石田は西宮の転校後に島田や広瀬たちにいじめられますが、再会してもフラッシュバックを起こし、許せる様な状態ではありませんでした。
西宮だからこそ、石田や植野を許せたのでしょうか。

②石田が更生して立ち直る姿

西宮をいじめていた事が明るみとなり、全て石田一人が悪者になる形で収まりました。

そのことがきっかけで、石田のクラスでの居場所がなくなり、その上今度は石田がいじめられる側になるのです。島田や広瀬たちから、石田が西宮にした同じような内容の事をされ、段々と心を閉ざし始めました。

中学では心機一転!と試みますが、島田が「あいつはいじめっ子だから近づかない方がいい」と触れ回り孤立してしまいます。

そこからはいよいよ人との関わり方が分からなくなり、顔が見られなくなります。ほとんどの人の顔に『×』が付いていたのがその描写ですね。

高校一年生になった石田は、母親に払わせてしまった西宮の補聴器の弁償代170万円をバイト等して作りました。

布団なども弁償代に充て売り払い、身の回りを整え…自殺をしようとしていたのです。

ですが、やはり西宮に会って謝りたい気持ちと母親に自殺がばれてしまった事もあり、心を持ち直し改めて前に進んで行きます。

自分の負の感情に負けそうになりながらも、西宮との再会や永束や真柴、川井たちとの友情を得るなど一歩一歩明るさを取り戻していきます

そういった石田目線でストーリーは進んでいくので、どうしても石田が頑張っている!応援したくなる!という感情が視聴者側に出てきます。

そのことが反感を買うきっかけになりました。

『いじめをしたけど深く反省して毎日を頑張って生きている人』を描くこと自体がいじめの美化に繋がっていると言われています。

人を散々苦しませておいて、少し頑張ったくらいで帳消しにするな!という意見が多々あります。

『聲の形』は批判されている?

漫画でも映画でも肯定も批判もあると思いますが、デリケートな題材を扱っている作品なので、アンチコメントの強さは感じます。

批判的な意見、賛同的な意見、両方を紹介します。

聲の形に対する批判的な意見

聲の形をいじめの作品と受け取る人たちはやはり拒否反応が出ています。
(※人の感じ方は自由ですので、否定しているわけではありません。)

聲の形に対する賛同的な意見

人は生きていれば過ちは起こすものです。
その後の対応が大事といいますが、向き合い方や成長の仕方に、幼い頃の自分自身と重ねる事もあると思います。
石田の頑張りに勇気をもらい応援したくなる人もいるのではないのでしょうか。

『聲の形』は実話なの?

かなりリアルに感情移入しやすい作品なので、『聲の形』は実話なのでは?と考える人もいますよね。『聲の形』は、

実話を元にした作品ではないようですが、完全なるフィクションでもないようです。

聲の形という作品を作る中で、原作者の大今良時は周囲の意見を参考にしつつも、映画や本などの参考資料を使用しているそうです。

キャラクターの心情を表現するにあたり、関係のある本や、興味のある本を読み漁ったり、ひたすら映画を観る事をしたと語っています。

大今良時の母は手話通訳者でもあるので、現場での話はとても参考になるものだと思います。

小学生から高校生の多感な時期のストーリーに加えて聴覚障がい、いじめ問題など複雑に絡み合っていますが、

小学生の頃などリアリティがあるので実話なのでは…?と思わせてくれますね。

参考にしている部分もあるかとは思いますが、オリジナルストーリーの様です。

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まとめ

映画 聲の形はいじめを美化していると批判されている?実話なのか?を調査しました。

  • いじめられた側がいじめを許す事や、いじめた側の贖罪を描く事で美化していると言われています。
  • 強めの批判の意見もあります。
  • 実話ではないようです。

聴覚障がいやいじめというデリケートな題材を取り扱っている作品なので、意見は様々です。

調べていくと、いじめを美化していると感じる人の気持ちも理解できる部分はありました。

ですが、多面的な要素を持ち合わせている聲の形なので、それだけとも言い切れない様に感じます。

自分一人で、または近くの人と議論してみるのも楽しいかもしれません。

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