世界中でも大ヒットを記録している名作映画「ショーシャンクの空に」、希望を持って生きるアンディの姿に心打たれた方も多いのではないでしょうか?また、この脱獄劇は本当の話なのか気になったことはありませんか?
そこで今回は
- 映画「ショーシャンクの空に」は実話?
- 最後のメッセージ「アレングリーンを偲んで」の意味は一体何?実話との関係は?
の2点についてご紹介していきます。
映画『ショーシャンクの空に』は実話?
「ショーシャンクの空に」を鑑賞🐱スティーブン・キング原作を映画化。この映画は昔からめちゃ好き。住めば都だなんて易しい言葉ではなく、まさに住んでしまうと出られなくなる。監獄というのはそういう場所😔エリートから一転、無実の罪で投獄された pic.twitter.com/IaIgRPt7bp
— ミウ (@gallows_miu) April 15, 2020
『ショーシャンクの空に』は実話?
実話という噂もありますが、
実話ではなくスティーブン・キングの小説が原作のフィクション映画
です。
原作の小説は「刑務所のリタ・ヘイワース」です。
冤罪で捕まってしまったアンディが脱走を試みるという感動ストーリーで、20年もの月日をかけてトンネルを掘るなど本当にあった話なのかと思ってしまうシーンがいくつかありますよね。
しかし、冤罪がテーマなのでもし実話だとしたら少し恐ろしいですよね。
モデルとなった人物がいる?
フィクションではありますが、モデルとされた人物はいるようです。その人物は
フランク・フレッシュウオータース
です。
原作の作家であるスティーブン・キングは、このフランク・フレッシュウォータースーという人物にインスピレーションを受けたと言われています。
フランク・フレッシュウォータースはオハイオ州出身の人物で、1957年に自動車事故を起こし、保護観察期間中だったために少年矯正施設に収容されていました。そして、監視が緩かった訓練施設への移動中に脱獄に成功したのです。
その後なんと、56年間もの逃亡生活を送っていました。しかし、2015年に79歳で再逮捕されています。逮捕された時には、当初脱獄した時の少年時代の面影は全くなく、人相が変わり果てていたとか。何かに追われながらの生活というのは、きっと安心できる瞬間など全くなかったのでしょうね。
映画のような逃亡劇ですが、フランクとアンディでは少しキャラクターも違いそうですね。
最後のメッセージ「アレングリーンを偲んで」の意味は?
録画しておいた「ショーシャンクの空に」。前に観たのは20年ほど前。アンディが脱獄にかけた時間。思い出した場面あり、初めて観たように思う場面あり。アレン・グリーンは記憶からこぼれ落ちていた。また20年経った頃に観てみたい。 pic.twitter.com/hRqKqlehvq
— 脚本家・今井雅子@「失恋めし」配信中❤️🩹🍚 (@masakoimai) May 24, 2016
本作では、映画最後に、字幕で「アレン・グリーンを偲んで」というメッセージが流れます。
- この「アレン・グリーン」とはいったい誰なのか
- この人物がもしかしたらモデルとなった人物なのでは
という憶測が広まったことが、『ショーシャンクの空に』は実話ではないかと思われる原因の一つです。
実は、この「アレン・グリーン」という人物は、
「ショーシャンクの空に」を制作した
フランク・ダラボン監督の友人
です。
監督が本作を制作中に友人のアレン・グリーンさんが亡くなったため、追悼する意味もメッセージだったのです。
そのため、
- 映画にアレン・グリーンさんが
出演しているというわけではありません - ストーリーにも関わりはありません
少しややこしいですね(^^;
しかし、監督は深い悲しみに包まれましたが、彼の死を乗り越え名作映画を作り出すことができたのです。監督にとっては、かなり意味のあるメッセージだったのですね。
ちなみに、最後のアンディとレッドの再会シーンは、アレン・グリーンさんのことを想ってのシーンではないかとも言われています。
監督の優しさと亡き友人との友情の深さがうかがえるようなメッセージですね!
まとめ
今回は名作映画『ショーシャンクの空に』が実話ではないか、最後の字幕「アレングリーンを偲んで」の意味や実話との関係についてご紹介しました。
結論として
- 実話ではなく、
スティーヴン・キングの小説が原作のフィクション映画 - アレン・グリーンは映画制作中に亡くなった
フランク・ダラボン監督の友人
ということがわかりました。
実話のようなリアリティあふれる演出や演技には、涙する人も多かったでしょう。私もその一人です!
また、監督がどのような思いで映画を制作したのか、どういうような人物なのかも最後のメッセージでよく伝わりますね。
どの時代の人が見ても面白いと思えるようなストーリーでまさに不朽の名作という言葉がぴったりの作品です。まだ見たことがない人、過去に見たことがある人も楽しめる映画です。