インサイドヘッドのカナシミはなぜ思い出を青くする?役割を考察!

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ディズニーピクサー20周年記念作品として2015年に公開された映画『インサイドヘッド』(原題:INSIDE OUT)のキャラクター『カナシミ』について考察していきます。

  • なぜカナシミは思い出を青くするのでしょうか?
  • カナシミの役割は何?必要?

たくさんの人から愛される作品の中でも、他にないタイプのキャラクターであるカナシミについて、一緒にチェックしていきましょう♪

※この記事にはインサイドヘッドのネタバレを含みます。

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この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

『インサイド・ヘッド』あらすじ

11歳の女の子ライリーは、生まれ育ったミネソタからサンフランシスコへ引越しをします。

大好きな親友やホッケーの仲間と離れて暮らす事に戸惑うなか、

家族や自分自身と向き合いながら成長していく姿を、

彼女の頭の中にいる感情ヨロコビ・カナシミ・イカリ・ムカムカ・ビビりの5つのキャラクターを交えて描いていく作品です。

カナシミはなぜ思い出を青くするの?

カナシミの力は他の感情達よりも影響力が強いため、思い出を青く=カナシミの色に変化出来る。

大切な人との別れからの喪失感や耐え難い苦痛など、

悲しみという感情は、他のたくさんあるどの感情よりも、とても長い時間(240時間と言われています)心に影響してくるそうです。

更に悲しみという感情は、唯一過去の記憶・感情にアプローチをかける事が出来るのです。

今はもう失ってしまい手に入らないと気づいたらどんどんカナシミが出てくると思います。

とても楽しかった記憶でも『あの時はよかったな~』と考える時、その記憶はキラキラした思い出のヨロコビから、

今はもう手にすることが出来ないカナシミへ、青く変わっていると思いませんか?

そういった作用を作品の中ではボールを青くするという形で表現していて、他の感情が出来ない理由だと考えます。

感情の本質を考えると、どんな時に発生するのか見えてきますね!
【過去】カナシミ
【現在】ヨロコビ・イカリ・ムカムカ
【未来】ビビリ

カナシミの役割は何?必要?

カナシミの役割とは、人が生きていくために欠かせない感情

一言で言い表すには言葉足らずかなと思いますが、人間が人として生きていくために、カナシミはとても重要で必要不可欠な感情なのです。

ドクター監督は、大切な人と様々な感情を共有することが、他者との絆が深まっていく事に突然気づきました。

喜びだけの人生は一見理想的に見えるけど、違う。
悲しみという感情があってこその人生の喜びである!と考えました。

インサイドヘッドでネガティブで厄介者なポジションでいたカナシミでしたが、カナシミにしか出来ない活躍が描かれていますのでご紹介します。

①ライリーとビンボンとカナシミ

カナシミとヨロコビは、頭の中の司令室から「長期記憶の保管場所」へチューブで吸い上げられて飛ばされてしまい、

司令室へ早く戻るために二人は旅を始めます。

道中ライリーのイマジナリーフレンド(空想上の友達)のビンボンと出会ます。

幼少期は毎日ビンボンを思い浮かべて遊んでいたライリーでしたが、今では思い出されることもなく寂しく感じているところでした。

ヨロコビは、ビンボンに司令部まで道案内をしてくれたら、ライリーに思い出させると約束をし旅を進めていました。

ところがライリーとビンボンの大切な思い出が「記憶のゴミ捨て場」へ捨てられてしまいその光景をみたビンボンはひどく落ち込んでしまいます。

その時、ヨロコビは冗談を言いながら楽し気に励ましますが、ビンボンには何の効果もありませんでした。

ですがカナシミはビンボンの隣に腰掛け、ゆっくりと話を聞きます

ビンボンは悲しみの涙を流しましたが、おかげで気持ちを切り替えて先に進むことが出来ました。

ビンボンの『悲しいという気持ち』に寄り添うことで、励ます事に繋がりました。

②カナシミとヨロコビ

11歳のライリーの頭の中には「ホッケー」「おふざけ」「友情」「正直」「家族」の5つの性格の島があります。

特別な思い出たちで構成された性格の島は、正直で明るく・陽気で、家族や仲間想いのライリーの性格を築いています。

指令室からカナシミとヨロコビが不在になり、5つの島がすべて崩れてしまいます。

その時ライリーは、幸せな記憶がたくさんある以前住んでいたミネソタへ独り帰ろうと、母親のクレジットカードを盗む等して家出同然で飛び出してしまいます。一切の感情が無くなってしまった様です。

頭の中では、カナシミとヨロコビがやっとの思いで指令室に戻ります。

喜びと悲しみの入り混じった特別な思い出があることに気が付いたヨロコビが、指令をカナシミに任せる事に決めました。

そこでライリーは悲しみという感情が生まれ、ミネソタへ向かうバスが高速道路に入る寸前で家出を思いとどまらせることに成功し、家族との再会を果たしました。

本当はミネソタが大好きで、前の家に帰りたいという本心を打ち明ける事で、
悲しみと喜びの感情で出来た新たな思い出が生まれ、そのボールがきっかけで壊れてしまった性格の島が復活し、本来のライリーを取り戻すことに成功しました。

悲しい気持ちに蓋をせず、本当は悲しいということに自分自身が気づくことも大事!
悲しみの裏には喜びがあります。
表裏一体=インサイドアウトなのです!

ヨロコビとカナシミの髪の毛の色が一緒なのも表裏一体を表しているのでしょうか。

カナシミの評判

ここまで紹介してきたカナシミですが、ネガティブが前面に出ているカナシミなので、もちろん苦手な人もいます。

ですが、そのうえでしっかりと愛されている様ですね♪

\『インサイド・ヘッド』/
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まとめ

インサイドヘッドのカナシミはなぜ思い出を青くする?役割を考察してきました。

  • 思い出を青くする理由は、カナシミは他の感情よりも影響力が強く、唯一過去にアプローチ出来る感情だから
  • カナシミの役割は、大切な人との共有でより一層絆を深めてくれる感情である

調べて考察していくうちに、カナシミの存在に魅了されてしまいました。

もちろん、すごくネガティブな考え方が根底にあるので、ヤキモキしてしまいますが、

しっかりと思い出を見つめてみるとカナシミとヨロコビが表裏一体の存在であることが見えてきます。

誰しも少なからず経験したことがある感情ではないでしょうか。

とても奥深い映画体験が出来るインサイドヘッドですが、カナシミの存在に改めて注目してみてくださいね♪

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