スネイプが破れぬ誓いを立てたのはなぜ?謎のプリンスである理由も解説!

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』では、完全に復活したヴォルデモートとの闘いがはじまり、再び魔法界に恐怖が広がります。セブルス・スネイプが「破れぬ誓い」を行うのも、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でのことでした。

「破れぬ誓い」は破ると大変な報いを受けることになります。それなのに、セブルス・スネイプは「破れぬ誓い」をなぜ立てたのでしょうか

また、なぜかセブルス・スネイプは「半純血のプリンス」とも呼ばれています。セブルス・スネイプがプリンスと呼ばれる理由も併せて調べてみました!今回、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のネタバレを含みますので、ご注意ください。

目次

スネイプはなぜ「破れぬ誓い」を立てた?

「破れぬ誓い」とは?

「破れぬ誓い」とは、

魔女、魔法使いが保証人のもとで誓いを立てる

ことで成立する魔法。この魔法が一度成立すると、破ってしまった者は命を失います。お互いの命をかけた魔法であるため、未成年での使用は行われるべきではないともされてます。

ただ、ウィーズリー家のフレッドとジョージがロンに遊び半分に誓いを立てようとしたことがあります。父親に見つかり、誓いは成立しませんでしたが、魔法自体はそれほど難しいものではないようです。

スネイプが「破れぬ誓い」を立てた理由は?

スネイプが「破れぬ誓い」を立てた相手は誰?

命をかけたこの破れぬ誓いは、

セブルス・スネイプとドラコの母、ナルシッサ・マルフォイの間で行われました。

なぜスネイプたちが破れぬ誓いを立てたのかというと、

ヴォルデモートが父親・ルシウスの失態を罰するためドラコにダンブルドア討伐を命じた

ことがきっかけでした。まだ未成年のドラコにダンブルドアを倒すことは不可能に感じられます。ドラコの身を案じたことからナルシッサは、

  • ホグワーツ魔法学校の教師でドラコの身近にいる人物
  • ヴォルデモートの右腕のような立場にいる

上記の理由からスネイプにドラコを支援してもらおうと考えたのです。

スネイプが「破れぬ誓い」を立てた理由は?

スネイプが自分の命も失ってしまう可能性のある「破れぬ誓い」を立てた理由は、

デスイーターたちの間での信頼を得たかった

からだと考えられます!というのも、

  • スネイプはヴォルデモートが復活した際にすぐに駆け付けなかった
  • ホグワーツ魔法学校の教師であるスネイプはダンブルドア側の人間に見える
  • スネイプの父親はマグルであり、純血の魔法使いではない

など様々な理由からスネイプは不信感を抱かれていました。実際、スネイプはハリー・ポッターが誕生した際に、ダンブルドア側に寝返っているので、疑われるのは仕方ないようにも思えます。しかし、

ダンブルドアからも自分を倒すようにと頼まれていた

こともスネイプに影響を与えていたと思われます。というのも、

  • 実はダンブルドアの余命は1年ほどだった
  • ダンブルドアもドラコを殺人犯にはさせたくなかった

というダンブルドアの事情があり、スネイプにもしもの時は自分をやってほしいというお願いをしていたのです。

スネイプが「半純血のプリンス」と呼ばれる理由は?

『ハリーポッターと謎のプリンス』に登場する「半純血のプリンス」とは?

半純血のプリンスという言葉は、

ハリーが偶然手にした魔法薬学の教科書に「半純血のプリンスの蔵書」と記載

されていました。この魔法薬学の教科書にはたくさんのメモ書きがされており、メモに従って作成したハリーの魔法薬は教師からも絶賛されるほどの出来栄えになりました。この

「半純血のプリンス」の正体こそスネイプ

だったのです。王子というイメージはスネイプにはないので、意外な正体にびっくりしました!ハリーも正体を知って落胆しています。

スネイプが「半純血のプリンス」と名乗る理由は?

「半純血のプリンス」の由来は?

セブルス・スネイプが「半純血のプリンス」という名前は、

  • スネイプの父親はマグル
  • 母親の旧姓がプリンス

からきています。「半純血のプリンス」とスネイプが名乗る理由は、主に2つ考えられます。

理由①生い立ちが関係している

スネイプの母親、アイリーン・スネイプは純血の魔法使い一族プリンス家の出自。アイリーンはマグルである父親、トビアス・スネイプと結婚し、セブルス・スネイプは誕生しました。しかし、

両親の関係は悪く、また生活も貧しくありました。

幼い頃の環境が、スネイプに影響を与えていると考えられます。ハリーの母親、リリーとも魔法という繋がりで仲良くなるため、魔法は特別なものでもあったのかもしれませんね。

理由②ホグワーツ魔法学校で純血思想が強まった

そして、ホグワーツ魔法学校ではスリザリンに入寮したスネイプ。スリザリンは創設者がマグルを好みませんでした。こういった経緯もあり、スリザリンで生活したスネイプは純血思想が強まったのかもしれません。

まとめ

セブルス・スネイプが「破れぬ誓い」をした理由は、デスイーターたちの信頼を得るために行ったことだとわかりました。ただ、ダンブルドアの願いを叶えるためにも必要なことだったと言えます。

二重スパイという複雑な立ち位置にいるスネイプ。スネイプは、純血の魔法使い一族プリンス家の母親とマグルである父親との間に生まれたことから、自らを「半純血のプリンス」と名乗っています。幼少期やホグワーツ魔法学校での生活などから純血思想を持ち、あえて「半純血」と名乗っていたのでしょう。

今回、スネイプについて調べてみると、非常に危うい立ち位置にいながらも自分の信念のために苦悩していたことがわかりました。『ハリーポッターと謎のプリンス』はスネイプに注目して観たい作品ですね。

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