「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」シリーズ第3作は人気作ですよね。しかし、ファンの間では、伏線や疑問が残る作品とも言われています。疑問には例えば、
- ハリーをディメンターから救ったのは誰だったのか?
- 牡鹿のパトローナス(精霊)は誰なのか?
などなど疑問がたくさんありましたよね。
シリーズ屈指の人気作で、観た方が面白いと声を揃えて言っています。
作中でハリーとシリウスを大量のディメンターから救ったのは誰なのでしょう?
また、気になってしまう牡鹿の正体について調べていきたいと思います。

映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
ハリーをディメンターから救ったのは誰?
ハリポタ合宿三本目。
— らくだ よだれ@特技:霊光鏡反衝 (@rakudayodare) August 14, 2021
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」観ました。
有名なエクスペクトパトローナムが出てくる話。
時間を移動する話は面白いね。
だんだん増えてきた登場人物と関係が把握しきれなくなってきます。#映画 pic.twitter.com/WPjuVgpk17
ハリーを助け出したのはハリー自身でした!
ハリーを助け出したのは、ハリーが思っていた「父さん」ではなく、ハーマイオニーの逆転時計で時間を戻し、その場に行ったハリー自身でした。
シリウスとハリーを大量のディメンターから救った呪文、
エクスペクト・パトローナム
どういった呪文で、どのような効果があるのでしょうか?
シリーズ屈指の人気呪文エクスペクト・パトローナムとは、
守護霊を呼び出す呪文
プラスのエネルギーで守護霊(パトローナス)を呼び出すことができれば、ディメンター(吸魂鬼)との間に盾の役割をして身代わりになってくれます。
この呪文は、プラスのエネルギーが強ければ強いほど効果を発揮します。
ハリーは、最初にこの場面を目撃したとき、父親のような人影が守護霊を出して、ディメンターを追い払ったと思っていました。自分がこんなに大量のディメンターを追い払う呪文を使えないと分かっていたからでしょうね。
逆転時計で過去に戻ったハリーは、助けてくれるはずの人物を待っていました。しかし、いつになっても誰も現れないため、シリウスや自分が生命の危機に瀕している状態を、ただただ対岸から眺めているだけでした。居ても立っても居られないハリーは、過去の自分を助ける為に自分自身が自分を助ける為に守護霊を出したのです。
なぜハリーは今回エクスペクト・パトローナムを成功できた?
この呪文は、プラスのエネルギーが強ければ強いほど効果を発揮します。ハリーは最初にこの呪文を使ったときに、プラスのエネルギーを上手く使えずに失敗していました。守護霊の呼び出し方について上手くいかないハリーにルーピン先生は教えます。
「何か一つ、一番幸せだった思い出を、渾身の力で思いつめたときに、初めてその呪文が効く」
ハリーにとって、幸せな記憶を呼び出すというのは非常に苦手な分野だったのでしょう。先生の指導後も上手くいきませんでした。ただハリーを庇うとするなら、ほとんどの魔法使いは守護霊を生み出すことが全くできません。守護霊を作れることは、すぐれた魔法使いの証とされるのです。普通の魔法使いには出来なくて当たり前の呪文なのですね。
では、実際自分を救った場面ではどうだったのでしょうか?
- 今後家族になるであろうシリウスを守るという思い
- 父の守護霊を思い浮かべ、幸せな思い出、強い思い出
- 自分を救ったのは自分であり、自分の力を信じることができた強い自信
そういったプラスのエネルギーが無意識のうちに重なり、強力な守護霊を呼び出しシリーズ屈指の名場面が生まれたのでしょうね。実際、このシーンの影響で、エクスペクトパトローナムはハリーポッターシリーズの好きな呪文ランキングの断トツ1位を獲得しています。皆さんの中にも真似した人沢山いますよね。
牡鹿のパトローナス(精霊)は誰なのか?
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— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) June 26, 2019
エクスペクトパトローナム!!!
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15年前の今日は、#ハリポタ シリーズ第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の公開日!
シリーズ屈指の人気キャラクター“シリウス・ブラック”は本作からの登場!ゲイリー・オールドマンによる鬼気迫る演技に注目です!! pic.twitter.com/rt5OefxFDY
ハリーが見た、牡鹿のパトローナスはハリー自身の守護霊でした。
パトローナスは魔法使いによって動物がちがいます。
ハリーの守護霊は牡鹿です。
このことから、襲われたハリーが見ていたのは自分の守護霊だったのです。
ハリーは、なぜ牡鹿を父の守護霊と勘違いしていたのでしょうか?
父のジェームス・ポッターの守護霊も牡鹿です。
映画では、父の守護霊については特に言及されていませんが、ハリーは「父さんがいた!湖の向こうに…」と言っていました。
- ハリーは、自分の守護霊を知らなかった
- 父の守護霊が牡鹿だということは知っていた
ということが考えられます。
そのため、自分の牡鹿を父の精霊と勘違いして、父に守られたと感じたのでかもしれません?
父母を殆ど知らず、人間界で肩身の狭い思いをしているハリーを思うと、可愛そうに感じてしまいますね。
そういった思いがあり、自分が自分を救えた時にあんなに興奮していたのでしょうね。
まとめ
アズカバンの囚人で、ハリーとシリウスを大量のディメンターから救ったのは誰なのか? 牡鹿の正体は誰なのか?という考察をしてきました。
結論としては、ハリーを救ったのは、逆転時計を使い過去に戻ったハリー自身でした。ハリーが父さんと間違えていた牡鹿の正体は、強い気持ちと使い、エクスペクトパトローナムを成功させたハリーの自身の守護霊でした。今回の考察をして、ハリーの生い立ちや成長を感じられる良作だなと改めて感じ、もう一度見たくなる作品でした。