動物たちと会話ができるという特殊能力を持つドリトル先生。
ドクター・ドリトルは何度も映画化やアニメ化されていて、原作『ドリトル先生』について詳しく知りたくなりました。
そこで今回は、ドクタードリトルの原作『ドリトル先生』のあらすじを紹介していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
ドクタードリトルの原作『ドリトル先生』基本情報
#金曜ロードショー
— イイ映画🎬@シネマフロントライン (@E_eiga) August 11, 2023
9月1日はロバート・ダウニー・jr.主演「ドクター・ドリトル」地上波初放送
世界一の名医のヒミツ、それは動物と話せること。ドリトル先生と仲間たちが大海原に乗り出す
壮大なアクション・アドベンチャー!! pic.twitter.com/XS4jgqpNvu
『ドリトル先生』はアメリカやイギリスで1920年に第1作『ドリトル先生アフリカゆき』が発売されました。
作者はヒュー・ロフティングさんで、イギリス出身ながらアメリカで小説家として活動していた方です。
『ドリトル先生』シリーズは全12冊と番外編2冊が刊行されていて、日本でも出版されました。
原作のドリトル先生はどんな人物?
ドリトル先生、原作じゃ白人の小男のはずなのに映画エディーマーフィーとかロバートダウニーJr.とかなんでやねん。
— 汚部屋の妖精はるちそ (@haruchisoingre1) June 9, 2020
小さい頃母が寝かしつけにドリトル先生シリーズ読んでくれて大好きなのだ。岩波の井伏鱒二訳のやつ。
天王寺動物園のマークはオシツオサレツに見える。 pic.twitter.com/zqGbDoGNPG
ドリトル先生の本名はジョン・ドリトル。
原作のドリトル先生は超肥満体系で、フロックコートにシルクハットそしてステッキを持っている英国紳士
です。
映像化されたドリトル先生は肥満体系が痩せた姿に変更されているので、原作の設定に少し驚きますね。
『ドリトル先生』の時代背景は1830年代から1840年代のイギリスで、貧困や人種への差別がひどかった時代ですが、ドリトル先生は誰に対しても分け隔てなく接する人格者でした。
かなり広い屋敷を持っているドリトル先生ですが、収入に関してはあまり興味がなく、お金が入ってくると動物たちのためにすぐ使ってしまうという性格。
そしてドリトル先生は女性に関わるのが苦手で独身ですが、友人と動物に囲まれ楽しく暮らしています。
原作『ドリトル先生』のあらすじ
〈店主が推したい本〉
— Reading Mug キムラナオミ (@naomico) July 6, 2020
ドリトル先生の新版はいかが
映画が公開中のこの物語、子どもの頃熱烈な読者でした。ペーパーバックの装幀はモダンでありながら、原作のイメージを生かしているという点でお気に入り。https://t.co/E2EgKLfrEl#リーディングマグ pic.twitter.com/3ZVmCRyY6Q
ドリトル先生は全12冊ありますが、今回は第1作目の『ドリトル先生アフリカゆき』のあらすじを紹介していきたいと思います。
ドリトル先生アフリカゆき
ドリトル先生アフリカいき、好きだったなぁ。
— イタ (@iTA_golden) July 23, 2020
本も好きだったし、のちにTVドラマになったものも面白かった!
でもやっぱ今のご時世(もっとももっと前から言われていたけど)、バンポ王子のくだりは全カットなんだ、、なんかなあ。
もっとも「それって違くね?」とは子どもの時から思っていたけど。 https://t.co/P0AteM6uOU
医学博士のドリトル先生は妹と広大な屋敷に暮らしていましたが、数多くの動物を飼っていたことが原因で騒動が起き、人間の患者が来なくなってしまいました。
しかしある日のこと、オウムのポリネシアがドリトル先生に『動物の言葉を覚えて獣医になるといい』とアドバイスしてきたのです。
動物の言葉がわかるようになったドリトル先生の評判を聞きつけ、ペットや家畜の診療依頼が殺到しました。
生活が良くなってきたと思った矢先にドリトル先生は、サーカスからワニを引き取ってきてしまい、ワニを恐れて再び患者が来なくなってしまいます。
そんな時に季節外れのツバメがやって来て、『アフリカではサルたちの間で深刻な伝染病が流行っている』とドリトル先生に助けを求めにきたのでした。
アフリカに旅立ったドリトル先生一行でしたが、ジョリギンキ王国に到着するやいなやドリトル先生は投獄されてしまいます。
オウムのポリネシアに助けられ、トラブルに遭いながらもサルたちの元へなんとかたどり着いたドリトル先生。
深刻な伝染病で苦しむサルたちを治療しようと、ジャングルの動物たちの助けも借りてなんとか病気を終息させたのでした。
サルたちはドリトル先生に感謝の意を込めて、2つの頭を持つ動物『オシツオサレツ』を贈り、ドリトル先生たちはサルたちの元を後にします。
オウムのポリネシアとチンパンジーのチーチー、サーカスから引き取ったワニは故郷のアフリカに残ることとなりました。
イギリスへの帰還も海賊に襲われたり、行方不明者の捜索をしたりとてんやわんやな状況でしたが、オシツオサレツを人々に披露したことで収入も得られたドリトル先生。
たくさんの出来事がありましたが、ドリトル先生と動物たちは無事に家に戻ることができました。
とてもワクワクするような物語ですよね。
気になる方はぜひ全編チェックしてみてください。
作者ヒュー・ロフティングさんの思い
今日はドリトル先生シリーズの著者、ヒュー・ロフティングの誕生日だったのですね。
— オシツオサレツ (@pushme_pullyu) January 14, 2016
Hugh Lofting "times five" pic.twitter.com/JTew2zOFOd
ヒュー・ロフティングさんがなぜ『ドリトル先生』を執筆たのかには理由があります。
第一次世界大戦に従軍したヒュー・ロフティングさんは、ケガをした軍馬が射殺される現場を目の当たりにしたのです。
兵士はケガをしたら治療してもらえるのに、動物たちは殺されてしまうという現実に深く胸を痛めました。
そんな時に『動物と会話できる獣医』というインスピレーションを得たのだそう。
また、ドリトル先生は挿絵に関してもヒュー・ロフティングさん本人が描いているのも魅力のひとつ。
ますます『ドリトル先生』シリーズがチェックしてみたくなりますね。
『ドクター・ドリトル(2020)』の
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まとめ
これは恐らくジャケ買いした海外の童話本と、色使いが気に入ったので買ったドリトル先生の原作本 #片付け中です pic.twitter.com/Gc80meB6DK
— Alisa🍚🍝 (@pastaorrice) April 23, 2020
原作の『ドリトル先生』のあらすじを紹介してきました。
児童向けの作品ですが、大人でも楽しめる夢の詰まった作品ですよね。
ヒュー・ロフティングさんがインスピレーションを得た理由はとても悲しく、心が痛かったです。
原作『ドリトル先生』をお子さんに紹介してみるのもいいかもしれません。