『名探偵コナン 14番目の標的』といえば、劇場版コナンの中でも高い人気を誇る第2作目。そのミステリアスなタイトルとともに、公開から27年が経った今でもファンの間で語り継がれる名作です。
中でも気になるのが「14番目の標的」というタイトル。
作中では13人の人物が狙われるのに、なぜ14番目? そして、その”標的”とは一体誰を指すのか?
今回はその謎に迫るとともに、映画の魅力やメッセージ性についても掘り下げていきます!
名探偵コナンの映画は毎年人気で、何度観ても楽しめるものばかりです。映画にハマれば原作漫画を読みたくなったり、原作に戻って読み返してみたくなる時がありますよね。
改めて、原作コミックの
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映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
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映画の概要:『14番目の標的』とは?
劇場版名探偵コナン 14番目の標的 オリジナル画像 pic.twitter.com/tmm95Qzhuu
— コナンファン (@uzw1OLg6ZJ82251) March 21, 2025
- 公開年:1998年
- タイトル:『名探偵コナン 14番目の標的』
- 監督:こだま兼嗣
- 脚本:古内一成
物語は、毛利小五郎の周辺で“名前に数字が入った人物”が次々と襲われるという、非常にスリリングな展開から始まります。コナンは残された証拠から、犯人がトランプのカードを模して13人を狙っていることに気付きます。しかし、そこで疑問が浮かびます。
「タイトルは『14番目』。でも狙われたのは13人……?」
この矛盾こそが、本作の最大の謎なのです。
トランプに見立てた13人の標的一覧
映画鑑賞記録簿
— ひでじぃ (@paradox1042) October 11, 2024
No.543
【名探偵コナン 14番目の標的】(1998)
毛利小五郎の周りで殺人未遂事件が連続発生。いずれの現場にもトランプに関連のあるものが残されていた。犯人が狙う人物は小五郎に関係があり、しかも名前に数字が入っていた……#映画紹介#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/OPxuFI4hQw
犯人は13枚のカードに見立てて、以下の人物を順に狙っていきます:
- 13(キング)目暮十三
- 12(クイーン)妃英理
- 11(ジャック)阿笠博士
- 10 辻弘樹
- 9 旭勝義
- 8 沢木公平(犯人)
- 7 小山内奈々
- 6 宍戸永明
- 5 毛利小五郎
- 4 ピーター・フォード
- 3 白鳥任三郎
- 2 仁科稔
- 1(エース)工藤新一(=コナン)
注目すべきは、
犯人自身も標的リストに含まれている点。
これにより、犯人の歪んだ正義感や心理描写にも深みが加わります。
本題:「14番目の標的」は誰だったのか?
14番目の標的
— Ayun (@WGC1vvmKpvP63i7) May 3, 2020
14番目の標的が誰なのか、コナンくんがどんな想いを巡らせたのか、、、、、、#私が選ぶ劇場版コナン pic.twitter.com/XyJF14VehD
ここが最大の考察ポイントです。13人まではリスト化されていますが、14番目は明確にされていません。
しかし、以下のような理由から、
多くのファンや考察者は毛利蘭が14番目だったと考えています。
その根拠
- クライマックスで蘭が人質に取られる
- コナンが彼女に銃を向けるという重大なシーンが存在
- 蘭は小五郎や新一(コナン)にとって極めて大切な存在
この場面は、過去に小五郎が妃英理を撃った事件と重なり、**”大切な人を守るために撃たなければならない“**というシリアスなテーマを象徴しています。
複数存在する“14番目の標的”説
第2作目「14番目の標的」、何と言っても見所は人質に取られた蘭に向かって拳銃を構えるコナンくんの姿。小五郎さんが英理さんに拳銃を構えた真実の真相に辿り着くシーン、震えます。そして蘭ちゃん命懸けの人工呼吸、これがなかったらみんな死んでたよ!蘭ちゃんみんなを守ってくれてありがとう! pic.twitter.com/mjkijillew
— ひとみん (@htmist1028) April 22, 2017
ファンの間では、いくつかの説が浮上しています:
- 蘭説(有力)
- 工藤新一自身説(エースにしてターゲット)
- 視聴者自身説(物語に巻き込まれる観客こそが標的)
それぞれの説には以下のような理由があります:
- 蘭説:明確に人質として狙われ、物語のカギを握る
- 新一説:物語の裏でずっと真相に迫っていた
- 視聴者説:ミステリーの本質として、読者・観客が最後に真相に迫る対象だから
タイトルに隠された二重の意味
「14番目の標的」というタイトルは、以下のように二重の意味を持っています:
- 犯人視点:13人+蘭
- コナン視点:蘭を撃たねばならなかった自分
この”標的”という言葉の中に、
守るべき存在/傷つけざるを得ない存在
という対比が含まれているのです。
犯人・沢木公平の動機から読み解く
劇場版名探偵コナン
— 名探偵コナン犯人bot (@conan_criminal) April 22, 2014
14番目の標的
沢木公平#conan#RTした人全員フォローする pic.twitter.com/gMSNPQkX0w
沢木は一流ソムリエであり、誇り高き職業人でした。
しかし、
- 味覚障害を起こした事故
- 名誉を失う屈辱
- 自分を追い詰めた人々への怒り
これらが引き金となり、13人を順に排除していくという凶行に走ったのです。ここでもう一つのテーマが浮かび上がります。
“プライドとは何か?それが失われた時、人はどうなるのか?”
小五郎の過去とコナンの決断:正義の複雑さ
コナン見てて思うけど
— . け̸ け̸ † 宝鐘の一味 . (@kk__rei__vrock) October 14, 2023
小五郎のおっちゃん好きやなぁって
特に劇場版のおっちゃん
普通にかっこいいんよな
嫁や娘を守る姿とか
14番目の標的と水平線上の陰謀は
おっちゃんのかっこよさが
もろに分かるから好き pic.twitter.com/CLLhGaao0m
この映画では、毛利小五郎の過去が大きく取り上げられます。
彼は過去、妃英理を撃たねばならなかった状況にありました。コナンもまた、蘭に銃を向けることになります。
これはつまり:
- “守るために傷つけなければならない” というジレンマ
- “正義”は常に一枚岩ではない
こうした難しい選択を、登場人物たちは瞬時に迫られるのです。
家族愛と信頼という隠れたテーマ
今日も寒いですーーー(*_*)こんな日はお家でぬくぬく「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」鑑賞ですーー☆ 感動の蘭さんの家族秘話をぜひーーー(^o^) あと20分で開始です! #コナン #金曜ロード #kinro pic.twitter.com/yZy0AAwA9f
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) February 7, 2014
『14番目の標的』はアクションや謎解きだけでなく、人間ドラマにも重きを置いています。
特に印象的なのは、
- 小五郎と妃英理の関係
- コナンと蘭の関係
これらは、”離れていても深い信頼で繋がっている“という普遍的な愛の形を描いています。
2025年から見た『14番目の標的』:今こそ刺さるテーマ
27年が経った今、以下のような視点で再評価されています。
- 倫理的ジレンマとプロフェッショナリズムの対立
- 正義の多面性と判断の難しさ
- 誰もが“標的”にも“守る人”にもなり得る現代の構造
感想:『14番目の標的』は今見ても新しい
「名探偵コナン」金ローで3週連続放送
— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) March 10, 2025
今年の映画でも活躍《毛利小五郎》注目作https://t.co/U0Zpn5VNlo
📺4/4放送『14番目の標的』(1998)
映画第2作。命を狙われた目暮警部、妃英理、阿笠博士の名前にある共通点とは?キーになるのはトランプの絵札…そして"14番目のターゲット"が意味するものとは pic.twitter.com/EoRSb38BXK
個人的には、クライマックスの銃を向けるシーンが何度見ても鳥肌モノです。
コナンの決断、小五郎の過去、蘭の存在……それぞれが繋がって、一つの”大きな選択”に集約されていく流れが素晴らしい!
また、ミステリー作品としても秀逸ですが、人間の感情や信頼に切り込むドラマとしての完成度が高く、大人になった今だからこそ刺さる内容だと感じました。
名探偵コナンの映画は毎年人気で、何度観ても楽しめるものばかりです。映画にハマれば原作漫画を読みたくなったり、原作に戻って読み返してみたくなる時がありますよね。
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まとめ:あなたにとっての「14番目の標的」は誰?
金ローで4月に3週連続“コナン祭り” 『14番目の標的』『水平線上の陰謀』『100万ドルの五稜星』放送決定 #金曜ロードショー #劇場版名探偵コナン #名探偵コナン @kinro_ntvhttps://t.co/jBrPP4EXBH
— クランクイン! (@crank_in_net) March 6, 2025
『名探偵コナン 14番目の標的』は、
- ミステリーとしての完成度
- 感情に訴える人間ドラマ
- 現代にも通じる倫理的な問いかけ
これらを高次元で融合させた名作です。そして、「14番目の標的」が誰か? という問いには、明確な正解は存在しません。
それぞれの視点や価値観によって、答えが変わる。
それがこの作品の奥深さであり、27年経っても色褪せない理由なのでしょう。
今夜、もう一度見直してみてください。きっと新たな発見がありますよ!