【カリオストロの城】地下の文字の意味は?河上源之助は実在するのか考察!

宮崎駿監督のカリオストロの城は、何度も地上波で放送されていて、ルパン作品の中でも人気の作品ですよね。

カリオストロの城では、ルパンと銭形警部が地下で何やら意味深な文字と亡骸を発見します。

そこで今回は、

  • カリオストロの城の地下の文字は何と書いてあった?
  • 地下の文字の意味は?
  • 河上源之助は実在する人物なのか?

に継いて考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。

目次

カリオストロの城の地下の文字は何と書いてあった?

ルパンと銭形警部が訪れた地下に書いてあった文字は、

1904 3 14 日本國軍偵察隊 河上源之助 ココニ果ツ 仇

河上源之助という人物は日本軍のスパイと思われ、カリオストロの城の地下で、志なかばで亡くなったということがわかります。

1904年は、日本が近代国家であるということを証明した日露戦争が勃発した年です。

日露戦争が開戦したのは1904年2月8日なので、河上源之助が死亡した日時とあまり時間が経っていません。

なぜ河上源之助は地下で亡くなっていたのでしょうか?

文字の意味を考察していきたいと思います。

カリオストロの城の地下の文字の意味は?

地下に刻まれていた文字「1904 3 14 日本國軍偵察隊 河上源之助 ココニ果ツ 仇」の意味は、

日本軍 諜報部員 河上源之助は無念の死を遂げる 仇をとってくれることを願う

恐らく河上源之助は、ゴート札を探る任務についていて、真相を突き止めたのではないでしょうか。

しかし、敵に正体などがバレてしまい、脱出不可能になって地下で息絶えたと考察できます。

河上源之助は、日本軍の仲間がきっと仇をとってくれると強く思い、壁に文字を刻んだのだと思います。

かなり強い思いを感じますよね。

激動の時代、遠く離れた異国の地で、危険な任務の末ひとりで息絶えた日本人がいたことに、ルパンも銭形警部も驚いたのです。

銭形警部がつぶやいた言葉

銭形警部は亡骸が日本人であること、壁に残した文字を見て、

「なんまんだぶ」と言いました。

同じ日本人がカリオストロの城の地下で亡くなっていたことに驚いたとともに、銭形警部の河上源之助に対する敬意を感じます。

銭形警部は「安らかに」という思いを込めていたのではないでしょうか。

そして同時にゴート札に関する真相を察したと考えられます。

河上源之助は実在する人物なのか?

日露戦争が始まってからすぐに亡くなっている河上源之助ですが、何か戦争と関係しているのかと考えてしまいます。

調べてみましたが、

河上源之助はカリオストロの城の架空の人物でした。

確かに実在の人物がそんな場所で亡くなっていたり、壁に文字を残していたりしたら軽く外交問題になりそうです。

当時の日本軍は諜報機関を擁していたので、世界中に諜報員を派遣していました。

本来諜報員の情報は表に出てこないですが、

日本軍には明石元二郎大佐という優秀な諜報員が実在しています。

明石元二郎大佐は、欧州における諜報活動の中心人物でした。

宮崎駿監督は、こうした真実を演出として使用したのではないでしょうか。

現代の日本だったらありえないと感じますが、戦前の日本だったらありえそうだなと思えるところがロマンを感じますよね。

河上源之助は実在していなかったものの、日本のために危険な任務をこなし命を落とした人々はきっといると思うので、そうした人々の活躍の上に現代の日本があることに感謝しますね。

まとめ

カリオストロの城の地下の文字の意味について考察してきました。

結論とすると、

  • 地下の壁には、「日本軍 諜報部員 河上源之助は無念の死を遂げる 仇をとってくれることを願う」ということが記されていた。
  • 地下で亡くなっていた河上源之助は実在しない人物だが、日本のスパイも欧州で暗躍していたという演出

と考察できました。

地下のシーンだけでも、ゴート札に関する深い闇を感じますね。

カリオストロの城をご覧になって、真相を突き止めてみてはいかがでしょうか。

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