ボヘミアンラプソディの映画と事実の違いまとめ!どこまでが実話?

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イギリスのロックスター「Queen」の軌跡が描かれている映画「ボヘミアンラプソディー」は日本でも大人気の映画ですよね。

今まで知ることがなかったクイーンの苦悩や葛藤、成功の物語が詳しく描かれており、多くの人が映画に見入ったことでしょう。

しかし、「映画の内容はどこまでが本当なの?」「事実と違う点はあるの?」と気になった方もいるのではないでしょうか?

そこで、本記事では

  • ボヘミアンラプソディの映画と事実の違いは?どこまでが実話?

という点について詳しく解説します。

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目次

ボヘミアンラプソディの映画と事実の違いはどこ?どこまで実話?

①フレディがバンドに加入した経緯と時期

実話と映画では、フレディがバンドに加入する経緯と時期が異なります。

映画では、ブライアンとロジャーが所属しているバンドである「スマイル」のライブ後、ボーカルとベースを担当しているティム・スタフェルが脱退してしまうことになります。

そこで、フレディがブライアンとロジャーにバンドに加入したいとアカペラを披露し、フレディの見事な歌声に魅了された二人はバンドの加入を許すという流れです。

しかし、実際にはバンドに加入する前からティムと友人でした。

当時大学生であったブライアンとティムはバンドを組んでいましたが、メンバーが足りなかったことからバンドメンバーを募集するチラシを貼って宣伝していました。

そこに、自分が所属していたバンドが解散してしまったブライアンが連絡を取り、バンドに加入します。

バンド結成後、リハーサルの際にフレディを連れてきたことで、フレディは「スマイル」のファンとなりメンバーになることを夢見ていたのです。

そして、1970年にティムがバンドを脱退したことをきっかけに、フレディが正式にメンバー入りすることになりました。

ファンからメンバーになり、その情熱からバンドを世界に導いたフレディはさすがですよね♪

②メアリーとフレディの出会い

メアリー・オースティンとフレディの出会いも映画と実話では異なります。

映画では、フレディが「スマイル」のライブを鑑賞していたときに廊下でメアリーと出会います。

しかし、実際にはメアリーはセレブ御用達であるブティックで働いており、なんと最初はブライアンと交際していたようです。

ブライアンとメアリーが破局後、フレディはメアリーと交際を始め、その後6年間同棲していました。

しかし、フレディがゲイであることをカミングアウトしたことで恋人から親友へと関係性が変わり、最期までフレディのそばにいたようです。

フレディもメアリーメアリーと同じように愛せる人はいないと述べていることから、二人の信頼関係がどのようなものなのかが伺えますね♪

③ジョン・ディーコンの加入時期

ジョン・ディーコンがバンドへの加入した時期も映画と実話では異なる部分の一つです。

映画では、1970年に行われたクイーンの初めてのライブでジョン・ディーコンが加入していることになっています。

しかし、実際にはジョンは1971年にクイーンに加入しているのです。

ジョンがクイーンに加入するまでは、6人のベーシストが入れ替わりで加入していました。

しかし、クイーンのオーディションでジョンが加入してからはメンバーの脱退もなく変更することもありませんでした。

フレディが亡くなった後のジョン・ディーコンは、1997年に音楽業界から引退しています。

④レコード会社EMIの重役レイ・フォスターは実在しない

ボヘミアン・ラプソディの曲が嫌いなレコード会社EMIの重役であるレイ・フォスターは実在しない人物なのです。

レイ・フォスターのモデルになったのは、EMIのロイ・フェザーストーンと複数の幹部を組み合わせたといわれています。

また、ロイ・フェザーストーンもクイーンのファンでありましたが、「ボヘミアン・ラプソディ」は6分という長すぎる曲であるため反対していたようです。

今では映画の題名ともなっており、多くの人から愛されている曲となった「ボヘミアン・ラプソディ」をこの世に出してくれてありがとうという気持ちになりますね♪

⑤ジム・ハットンとの出会い

フレディの最後の恋人であるジム・ハットンとの出会いが映画と実話では異なります。

映画ではフレディが主催しているパーティで出会い、その後ジムを気に入ったフレディが電話帳からジムを探し出したことで再会を果たします。

実際にはナイトクラブで出会い、フレディがジムに話しかけたようです。

しかし、ジムは当時別のパートナーがおり、フレディと親密な関係になることはありませんでした。

その後、フレディとジムは別のナイトクラブで出会ったことで交際へと発展しました。

⑥家族にジムを紹介した時についた嘘

映画では、家族にジムを紹介する際に友達だと言って紹介し、ジムの手の上にフレディが手を重ねることで家族にカミングアウトしたシーンとなっていました。

しかし、実際にはジムを「庭師」であると言って紹介するのです。

フレディの自宅には、庭園があったため庭師を自宅に呼ぶことは至って自然なことでした。

さらに、実際には家族にフレディがゲイであることをカミングアウトしていないと言われています。

⑦クイーンは解散していない

映画では、フレディがソロアルバムを契約したことでメンバーと疎遠になり、事実上の解散状態に陥るシーンがありました。

しかし、実際にクイーンが解散したということはありません。

1982年から1983年にかけて約1年半クイーンの活動が休止しており、解散の危機に陥っていたことは事実ですが解散前は至らなかったようです。

さらに、ソロアルバムを出していたのはフレディだけでなくロジャーやブライアンもリリースしており、それぞれソロでも活躍していました。

⑧ライブエイド出演

映画では、フレディはライブエイドのことを知らされておらず、メアリーから聞いたことで初めてライブエイドの存在を知ります。

実際には早い段階からフレディはライブエイドのことを知らされていたのです。

しかし、当初クイーンはライブエイドの出演を断っていました。それでも、クイーンおまねーじゃーが必死に彼らを説得したことでライブ出演が決定したのです。

20分の持ち時間を有効的に活用するためにも、3日間にわたってリハーサルを行いライブへと挑みました。

その結果、多くの人を魅了しライブエイドの主役となり、「クイーンの伝説のライブ」といわれるほどの成功を収めたのです。

映画「ボヘミアンラプソディ」では、伝説とも言われているライブエイドのシーンを見事完全に再現したことで高評価を得ました。

映画を見た後に実際の映像を見ると、本当にそのまま再現されており鳥肌が止まりませんでした。

⑧フレディがHIVに感染したことが判明した時期

映画では、ライブエイドのリハーサル中にフレディがHIVに感染していることをメンバーに打ち明けています。

しかし、実際はライブエイド前にはフレディがHIVに感染していることは判明していなかったようです。

1985年に一度検査を受けた際には陰性とされていましたが、1987年に再検査を受けてから陽性であることが発覚しました。

そのため、時期的にはライブエイドの後にメンバーに打ち明けたということになります。

『ボヘミアンラプソディ』
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まとめ

ここまで、映画「ボヘミアンラプソディ」の映画と事実の違いについて詳しく紹介しました。

その結果

  • フレディがバンドに加入する前からメンバーとは友人で、ティムが脱退してから正式にフレディが加入した
  • フレディがメアリーと出会ったのはブライアンの紹介
  • 1971年にジョン・ディーコンがベーシストとしてクイーンに正式加入した
  • レコード会社EMIの重役であるレイ・フォスターは存在しない
  • ナイトクラブでジム・ハットンと出会った
  • 家族にジムを紹介した際には「庭師」だと言い、ゲイであることもカミングアウトしていなかった
  • クイーンは一度も解散していない
  • ライブエイドについては早い段階から知っており、最初は出演を断っていた
  • ライブエイド後にフレディがHIVに感染していることが発覚した

ということがわかりました。

実際に、クイーンのメンバーであるブライアン・メイがインタビュー内で「ドキュメンタリーではないから、全ての出来事が順序立てて正確に描写されているわけではない。」と述べています。

そのため、全てが忠実に描かれているわけではないようですね。

それでも、フレディを含むクイーンのメンバーたちがどれほどバンドに情熱を注いでいたのかが、よくわかる作品となっていました。

クイーンのことをよく知らないという方も映画「ボヘミアンラプソディ」を見ると、クイーンの虜になること間違いなしでしょう!

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