映画『ゴジラ キングオブモンスターズ』にはゴジラはもちろん、モスラやラドン、キングギドラなど、おなじみの怪獣たちが登場していましたね。
しかし、映画の中にももっとたくさんの17体以上の怪獣が登場しているというのは知っていましたか?しかも、日本の富士山にも怪獣がいるのです!その名もヤマタノオロチ!
よく数えてみると21体いるという噂もあります!
たくさん出てきたので、一体どんな怪獣なのかが気になりましたね。
『ゴジラ キングオブモンスターズ』に登場する怪獣を一体一体、一覧にして解説していきますよ!
『ゴジラ キングオブモンスターズ』の登場怪獣17体(21体)一覧
上記は劇中のシーンで、キングギドラの雄叫びにより目覚めた怪獣が出現したエリアを指していますが、全部で19個あります。
ゴジラは地底深くにおり、モスラはまだ孵化していなかったため2体の生体反応がないとすると、全部で21体、少なくとも名前だけは登場しているということになります。
やはり21体いるというのが真実のようです。
それでは、登場した怪獣の一覧をお示します。
名前と姿が登場した怪獣9体
- ゴジラ/GODZILLA
- キングギドラ/KIND GHIDORAH
- モスラ/MOTHRA
- ラドン/RODAN
- キングコング/KING KONG
- ムートー/M.U.T.O.
- ベヒモス/BEHEMOTH
- スキュラ/SCYLLA
- メトシェラ/METHUSELAH
名前だけ登場した怪獣12体
- アバドン/ABADDON
- アムルック/AMHULUK
- バフォメット/BAPHOMET
- バニップ/BUNYIP
- リヴァイアサン/LEVIATHAN
- モケーレ・ムベンベ/MOKELE-MBEMBE
- ケツァルコアトル/QUETZALCOATL
- サルゴン/SARGON
- セクメト/SEKHMET
- ティアマト/TIAMAT
- タイフォン/TYPHON
- ヤマタノオロチ/YAMATA NO OROCHI
【解説】名前と姿が登場した怪獣9体
①ゴジラ/GODZILLA
One King. Three Titans. #GodzillaMovie pic.twitter.com/jCeWkIGWjj
— Godzilla: King of the Monsters (@GodzillaMovie) August 5, 2019
- 住処:地球の海底
- 巨大生物が生息してい2億7000万年前の生態系の頂点に君臨していた巨大生物の種族の末裔
ゴジラは古代ローマ遺跡以前の遺跡が眠る深い海底に住んでおり、そこでは永続的に放射能が出ています。
もともと日本版のゴジラは、「水爆実験の突然変異で巨大化した」という設定であり、核兵器の被爆国として「核へのアンチテーゼ」の意味がかなり込められていたのですが、ハリウッド版になり、そんな設定は消えてしまいましたね…。
②キングギドラ/KIND GHIDORAH
Ghidorah: rival to Godzilla. #GodzillaMovie pic.twitter.com/dxbWmLUDfG
— Godzilla: King of the Monsters (@GodzillaMovie) August 7, 2019
- 住処:地球外(南極の氷塊に眠る)
- 地球の生態系バランスを脅かす宇宙怪獣
- 太古にゴジラと覇権を争った歴史あり
ゴジラの最大のライバル的な位置づけのキングギドラ。古代にゴジラと対決したことがありますが、古代人も忘れようとしたためか、ほとんど記録がなく、モナークでもキングギドラを「モンスター・ゼロ」と呼んでいました。
基本的な目的は、ゴジラを殺戮して地上の怪獣たちの頂点に立つことです。3つの頭と巨大な翼、2本の尾で圧倒的な戦闘力を備えており、ゴジラに首を嚙みちぎられてもすぐに復活させる再生能力も持ちます。
恐るべしキングギドラ。宇宙からやってきただけあってめちゃくちゃ強いです。
③モスラ/MOTHRA
Mothra: Queen of the Monsters. #GodzillaMovie pic.twitter.com/dFkP1SHnBx
— Godzilla: King of the Monsters (@GodzillaMovie) August 8, 2019
- 住処:中国 雲南省の密林の古代遺跡
- ゴジラとは別種族のものの古代から共生関係
- 「怪獣の女王」的な位置づけ ※ゴジラが王(キング)
- 卵→幼虫→さなぎ→成虫というプロセスを経る
モスラは他の怪獣に比べて穏やかな怪獣で、人間に対し不要な攻撃はしませんが、自らに危害を加えようとする相手には攻撃します。
作品中では唯一ゴジラに味方する怪獣でした。
④ラドン/RODAN
Rodan: Born of fire. #GodzillaMovie pic.twitter.com/Uq9fvkzdL5
— Godzilla: King of the Monsters (@GodzillaMovie) August 9, 2019
- 住処:メキシコ 火山島イスラ・デ・マーラの活火山
- 翼竜型怪獣
- 巨大な体で高速飛行
- マグマのような赤くて熱い体液を出す
ラドンは活火山で眠っていたのですが、キングギドラの復活により目覚めました。ラドンが高速飛行すると、その風圧だけで町全体の建物をなぎ倒します。
島民からは「炎の悪魔」と恐れらえていましたね。
ちなみに、「ラドン」という名前なのに、英語では「RODAN(ロダン)」と呼ばれるのは、RADON(ラドン)という表記にすると発音が「レイダン」となって全然違うものになる、ラドンが化学物質を想起させる、アメリカのラドン温泉を連想させ迫力に欠ける、等の理由があるそうです。
だからって、「ロダン」は全然別ものな気がするのですが…そこはいろいろと事情があるのでしょう(;´Д`)
⑤キングコング/KING KONG
- 住処:髑髏島
- 太古にゴジラと戦った歴史あり
キングコングは映画最後に映像でちらっと映るのと、エンドロールでゴジラとキングコングが戦っている壁画が映ります。
キングコングの生態については、モンスターバース2作目『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)でおおよそ明らかになっていますが、『髑髏島の巨神』でのキングコングはまだ成長中。
日本での公開は延期になっている続編であり4作目となる『ゴジラVSコング』では、ゴジラと互角に戦えるくらい大きくなったキングコングが登場するはずです。
⑥ムートー/M.U.T.O.
6月10日はM.U.T.O(ムートー)の日#GodzillaMovie#ゴジラ#キングオブモンスターズ pic.twitter.com/m4qeKW3S03
— 零乃雪夜 (@zeronoyukiya) June 10, 2019
- 出現地:アメリカ ニュージャージー州 ホーボーケン(今回)
- 未確認巨大陸生生命体(Massive Unidentified Terrestrial Organism)の略
- ハリウッドオリジナルのゴジラ怪獣
- モンスターバース1作目『GODZILLA ゴジラ』にも登場
- 今回は別個体のメス
『GODZILLA ゴジラ』に登場したムートーとは別個体が、キングギドラの雄叫びで目覚めました。しかし、今回はそれほど脅威になることなく、最後は素直にゴジラに跪いていましたね。
ムートーの名前自体は、未確認の怪獣全般を指す意味でしたが、今後は怪獣がタイタンという名称に集約され、ムートーは種族名になっていくと思われます。
⑦ベヒモス/BEHEMOTH
MOAR MONSTERS (including one that sadly didn’t make the cut). #MONSTERVERSEWATCHALONG pic.twitter.com/dgEXrIkYVd
— Godzilla: King of the Monsters (@GodzillaMovie) April 24, 2020
- 出現地:ブラジル
- 名前の由来:「旧約聖書」の陸の怪獣ベビモス
- マンモスに似た牙と体毛を持つ
- 本作で初登場のオリジナル怪獣
『ゴジラ キングオブモンスターズ』オリジナルの怪獣です。マンモスっぽい見た目が特徴で、公開直後、あれはなんだ!?と話題になりました。
劇中の最後、ゴジラがキングギドラに勝利した後にゴジラの目の前に現れます。
⑧スキュラ/SCYLLA
アリゾナの砂漠地帯から出現した怪獣・スキュラ。
クモみたいな見た目をしてながら、実際はアンモナイトやオウムガイの様な胴体と、蟹足を持つ、イカの様な頭足類型の怪獣だという。#スキュラ #ゴジラ pic.twitter.com/5q30NN1lfX— しゅうえい@コロナ注意 (@syukage_maru5) November 19, 2019
- 出現地:アメリカ アリゾナ州の油田地帯
- 名前の由来:ギリシャ神話の怪物スキュラ
- 蜘蛛のような容姿
- 東宝怪獣クモンガに似ているが一応オリジナル怪獣
スキュラは、ベヒモスと同じタイミングで劇中最後に登場します。
もともとの東宝にいるクモンガに似ていると話題になりました。
⑨メトシェラ/METHUSELAH
アバドン
サルゴン
レヴィアタン
メトシェラ
バフォメット
スキュラ
タイフーン
バニップめっちゃゴジラ怪獣&モンスターバースの怪獣増えるね!!!
とりあえず間違いなく山から出てきたコイツはお気に入りになるわ pic.twitter.com/gWPMEYfiF6
— ゴジファン (@gojio_02) April 25, 2019
- 出現地:ドイツ ミュンヘンの地底
- 名前の由来:「旧約聖書」の「創世記」に登場する人物メトシェラ
- 山かと思われた部分が実は背中だったという、岩のような巨体の怪獣
各地で目覚めた怪獣の1体として登場しました。
山のような、岩のような姿の怪獣ですが、鋭い牙と力強い歯を持ちます。
【解説】名前だけ登場した怪獣12体
①アバドン/ABADDON
- 出現地:アメリカ ワイオミング州 デビルスタワー
- 名前の由来:「ヨハネの黙示録」の奈落の王アバドン
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
神話に登場するアバドンは人間です。怪獣アバドンが一体どんな容姿をした怪獣なのか、今後に期待しましょう。
②アムルック/AMHULUK
- 出現地:ロシア マンププニョル
- 名前の由来:アメリカ先住民のカラプヤ族の神話に登場する怪物アムルック
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
神話に登場するアムルックは、西洋のドラゴンのような容姿です。角が頭に1本生えています。
③バフォメット/BAPHOMET
- 出現地:モロッコ ヴォルビリス遺跡
(モニター上ではアリゾナ州セドナ) - 名前の由来:キリスト教の教えに登場する悪魔バフォメット
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
キリスト教の教えの悪魔バフォメットは、ヤギの頭を持つ悪魔です。
④バニップ/BUNYIP
- 出現地:オーストラリア エアーズロック
- 名前の由来:オーストラリアの伝説の生物バニップ
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
オーストラリアの伝説では、バニップは犬の頭脳、手先はヒレ、全身は羽毛、川や沼に生息するというものです。なんだか想像がつきませんね(^^;
⑤リヴァイアサン/LEVIATHAN
- 出現地:イギリス ネス湖
(モニター上ではインド洋) - 名前の由来:「旧約聖書」の海中の怪物レヴィアタン
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
旧約聖書の怪物レヴィアタンは、海に生息する巨大生物で、長い胴体を持ち、鋭い牙が武器です。
ネス湖から出現しているので、ネッシーのような見た目を期待してしまいますね。
⑥モケーレ・ムベンベ/MOKELE-MBEMBE
- 出現地:スーダン ゲベル・バルカルで監視・研究中
- 名前の由来:アフリカの未確認生物モケーレ・ムベンベ
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
モデルとなったアフリカの未確認生物は、四足類の恐竜で、下向きの牙を持っているそうです。
⑦ケツァルコアトル/QUETZALCOATL
- 出現地:ペルー マチュピチュ遺跡
- 名前の由来:アステカ神話の女神ケツァルコアトル
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
神話に登場する女神ケツァルコアトルは、文化神・農耕神で、ライオンのような容姿です。
⑧サルゴン/SARGON
- 出現地:コロンビア ナトゥラル・デ・プルセ国立公園
- 名前の由来:古代メソポタミアの王サルゴン
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
サルゴンは、アッカド帝国を建国した古代オリエント政治史上最も重要な人物です。
⑨セクメト/SEKHMET
- 出現地:エジプト カイロ
- 名前の由来:エジプト神話の伝染病の女神セクメト
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
神話に登場する女神セクメトは、ライオンの片目を持ち、火のような息を吹くと恐れられています。おっかないですね。
⑩ティアマト/TIAMAT
- 出現地:アメリカ ジョージア州 ストーン・マウンテン
- 名前の由来:メソポタミア神話の女神ティアマト
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
神話の女神ティアマトは、原初の想像における混沌の象徴、女性の象徴として描かれています。とても抽象的で、容姿を想像するのは難しいですね。
⑪タイフォン/TYPHON
- 出現地:カンボジア アンコールワット
- 名前の由来:ギリシャ神話の巨人テューポーン
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
ギリシャ神話の巨人テューポーンは、神とも怪物とも言われる巨人で、神々の王ゼウスに比肩するほどの実力を持ち、ゼウスを破ったことのある唯一の存在のようです。強そうですね…!
⑫ヤマタノオロチ/YAMATA NO OROCHI
- 出現地:日本 静岡県 富士山
- 名前の由来:日本神話の大蛇ヤマタノオロチ
- モナーク基地のミニター上で名前のみ確認
神話の大蛇ヤマタノオロチは、8つの頭、8本の尾を持つ巨大な怪物であり、人間から恐れられています。
次にヤマタノオロチについて深掘りしますよ!
富士山で目覚めたヤマタノオロチとは?
神話に登場するヤマタノオロチ
先ほどご説明した通り、ヤマタノオロチは日本の神話に登場する大蛇です。この大蛇、神話『古事記』では、スサノオノミコトという神に退治されてしまいます。
一連のストーリーはこのような感じです。
- スサノオノミコトが、悲しんでいる老人・老婆・若い娘を発見
↓ - 話を聞くと、首が8つある大蛇(ヤマタノオロチ)に毎年1人ずつ娘を食べられてしまうそうで、今回が8人目
↓ - スサノオノミコトは大量の酒を老人たちに準備させ、娘の恰好をして代わりに大蛇に連れていかれる
↓ - 大蛇は酒を見つけて飲み始め、酔うと寝てしまった
↓ - スサノオノミコトは剣で大蛇を切り刻んで退治
↓ - 大蛇の尾を切ると、尾の中から1本が出てきた
これが三種の神器の「草薙剣(クサナギノツルギ)」
この神話では、ヤマタノオロチの外見について「8つの頭に8つの尾、眼は赤く、背にはモミやヒノキが生えていた」という説明がされています。
背中に木が生えているとは!驚きです。でも、8つも頭があると、キングギドラを超えてしまうので、キングギドラのメンツ潰さないようにしないといけないですよね…。
どんな見た目なのか、登場を楽しみにしていましょう!
『ゴジラ キングオブモンスターズ』のフル動画を無料で視聴する方法は?
『ゴジラ キングオブモンスターズ』は何度も観て楽しみたい映画ですよね。その『ゴジラ 』キングオブモンスターズ』の動画をフルで、無料で、視聴できる方法があるのでご紹介します!
お家でゆっくり観賞してみて、じっくり怪獣たちと観察してみたいですね(*´ω`*)
まとめ
『ゴジラ キングオブモンスターズ』に登場する怪獣17体、本当は21体、について一覧にして解説してきました。わかったことは、
- 9体は姿を現して登場、12体は名前のみ登場
- 富士山には神話に登場する大蛇がモチーフのヤマタノオロチという怪獣が出現
ということがわかりました。
モンスターバースはこの後の『ゴジラvsコング』、それ以降も続くと思われます。たくさんバラエティに富んだ怪獣を見ていきたいですね!