2019年に公開されたディズニー映画『ライオンキング』。
1994年に公開されたアニメ映画を、現代のCG技術で実写風に蘇らせた話題の1作です。日本でも吹き替え版を中心に、全国の劇場で公開されました。
そんな中、
「シンバやナラの子供時代の吹き替えが上手」
「子供時代のシンバとナラの歌が上手くてびっくり!」
「幼いシンバとナラの吹き替えは、子供がやってるの?」
という感想が多く見られました。
確かに、幼い頃のシンバとナラの吹き替え、とても上手でしたよね。
『ライオンキング』はミュージカル映画なので、吹き替えキャストには演技力はもちろん、歌唱力も求められます。
非常に難しい立場にある吹き替えキャスト。ですが、シンバとナラの幼少期を演じた子役キャストは、どちらも演技力も歌唱力も完璧でした。
では、幼少期のシンバとナラの吹き替えは、一体誰が担当したのでしょうか?
今回は、以下の物について紹介します。
- ライオンキング(実写)の日本語吹き替えを務めた子役
- ライオンキング(実写)の日本語吹き替えを担当したその他主要キャスト
シンバとナラの幼少期にフォーカスしつつ、その他主要キャラの吹き替えキャストも一緒にご紹介します。
この記事を最後まで読めば、『ライオンキング』(実写)をより楽しく鑑賞できます。ぜひ、最後までお楽しみください。
ライオンキング(実写)の日本語吹き替え子役は?
幼少期のシンバ役:熊谷俊輝
めっちゃ髪切ったよー!
— 熊谷 俊輝(くまがい としき) (@toshi__joy) December 15, 2022
短髪どうですか?? pic.twitter.com/zKNAllsDcv
幼少期のシンバ役は、歌と演技が得意な俳優・熊谷俊輝さん
ライオンキングの主人公シンバの子供時代の吹き替えを担当したのは、声優やミュージカルを中心に活躍する俳優、熊谷俊輝さんです。
熊谷さんは2007年岡山県で生まれた、2022年12月現在で15歳の若手俳優です。
『ライオンキング』公開当時は12歳という若さでした。
熊谷さんは、演技力も歌唱力も目を見張るほどの実力を持っています。
ミュージカルを学んでいたお姉さんの影響で、幼少期からボーカルレッスンをスタート。
9歳の時に初出場した「キラットエンタメコンテスト2016」では、歌部門の準グランプリに輝きました。
2019年に舞台『ラブ・ネヴァー・ダイズ』やミュージカル『ファントム』に出演。
同年、幼少期のシンバ役を担当した『ライオンキング』が公開されました。
作中歌『王様になるのが待ちきれない』では、熊谷さん自慢の圧倒的歌唱力を楽しむことができます。
以降も、テレビアニメ『銭天堂』や『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』などで声優としての活動も積極的に行っています。
幼少期のナラ役:小林星蘭
前髪久々に作りました〜
— 小林星蘭 & STAFF (@k_seiran_TA) November 20, 2021
やっぱり前髪ある方が安心です 笑 pic.twitter.com/fTd8gtVeuA
幼少期のナラ役は、タレントで女優の小林星蘭さん
ライオンキングのヒロイン、ナラの子供時代の吹き替えを担当したのは、タレントとしても活躍する女優の小林星蘭さんです。
2004年に生まれた小林さんは、『ライオンキング』公開時は15歳でした。
2009年、カルピスのCM出演を機に芸能界デビューをした小林さん。
以降は映画『君が踊る、夏』やドラマ『夏の恋は虹色に輝く』、『名前をなくした女神』、『八日目の蝉』など数々の映像作品に出演。
可憐でかわいらしい姿が話題となり、たちまち人気子役となりました。
2014年から声優業にも参入。
2018年公開のアニメ映画『若おかみは小学生!』で、小林さんは主人公のおっこ役の声優をオーディションで勝ち取りました。
おっこ役で披露した声優としての演技力が、映画ファンや監督に絶賛され、一躍注目を集めたのも、ファンの間では記憶に新しいかもしれません。
そんな小林さんは歌唱力にも定評があり、2012年には親友で同じく元子役の女優・谷花音さんと音楽ユニット「すたーふらわー」を結成し、歌手デビューを果たしています。
『ライオンキング』でも、『王様になるのが待ちきれない』で熊谷さんとの巧みなデュエットを披露しました。
2022年12月現在、小林さんは18歳となり、タレントや声優、女優とさらに活動の幅を広げています。
その他の日本語吹き替え声優は?
シンバ役:賀来賢人
賀来賢人「ライオン・キング」吹替は「入り込んでいく感覚」 https://t.co/jWH0FJJTTH pic.twitter.com/3Z84VHF2OK
— 澄子 (@EmeraldSumiko) July 22, 2019
主人公シンバの青年期の吹き替えを担当したのは、人気俳優の賀来賢人さんです。
賀来さんは2007年映画『神童』で俳優デビューを果たし、その2年後の2009年『銀色の雨』で初主演を飾りました。
テレビドラマでも活躍し、2014年4上半期に放送された連続テレビ小説『花子とアン』や2015年放送の大河ドラマ『花燃ゆ』に出演し話題となりました。
2017年公開の福田雄一監督作品『斉木楠雄のΨ難』でコメディ俳優としての才能が開花。
その後2018年テレビドラマ『今日から俺は!!』で主人公の三橋 貴志役を担当し、たちまち大ブレイクしました。
その他にも人気ドラマ『ごくせん』や『Nのために』、映画『Paradise Kiss』や『ちはやふるー結びー』、『新解釈・三国志』などが概評作として挙げられます。
日本のドラマや映画に欠かせない俳優の一人です。
ナラ役:門山葉子
門山葉子が
— サンカラーズ (@SUN_COLORZ) August 16, 2019
『ライオン・キング』ライブ・オーケストラhttps://t.co/9xSlrq3zyW
にゲスト出演決定!!
賀来賢人さんと「愛を感じて」を歌わせていただきます!
Bunkamuraオーチャードホール8月23日(金)14:00回に出演させていただきます!
宜しくお願い致します!#超実写ライオンキング #門山葉子 pic.twitter.com/QAlwtMY5XW
ヒロインのナラの青年期の吹き替えを担当したのは、ミュージカルを中心に活躍する女優の門山葉子さんです。
2009年にミュージカル『アニー』で子役デビューした門山葉子さん。
2018年にミュージカル『陰陽師』~平安絵巻~で本格俳優デビューを果たしました。
舞台『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』では穂波氷雨役、舞台『鬼滅の刃』では胡蝶しのぶ役など、重要な役を担当。
2022年に音楽劇『クラウディア』ではタイトルロールに抜擢されました。
歌唱力に定評があり、ソロシンガーとしても活動中です。
オリジナル曲の作詞は、なんと全て門山さんが担当しています。
歌に演技に作詞と、マルチ活動している実力派女優です。
ムファサ役:大和田伸也
ライオンキング
— 新横浜アソビバ TOYS&CAFE おもちゃの喫茶店 (@asobibatoyscafe) August 18, 2019
吹き替え版〜よかった❤️❤️
特にムファサ役の
大御所の大和田伸也さんと江口洋介とさんはさすがだった…!
ムファサは大和田伸也さん以外
あり得ない!
子役2人も上手い!! pic.twitter.com/AYUOc61nL4
シンバの父ムファサの吹き替えを担当したのは、声優としても活躍する日本のベテラン俳優・大和田伸也さんです。
小学校時代から、学芸会で主演を演じるほど、演技の才能があった大和田さん。
早稲田大学中退後に、早稲田大学の学生が結成した劇団「自由舞台」に所属。
1968年には日本劇団の名門「劇団四季」に入団しました。
1970年代からは大河ドラマやテレビ小説ドラマ、映画などにも数多く出演。
1978年からドラマ『水戸黄門』で2代目格さんを演じるなど、お茶の間でも知名度が広がっていきました。
現在も日本を代表する名優として活躍しています。
大和田さんは、1994年公開のアニメ版『ライオンキング』でも、ムファサ役を担当しています。
アニメ版『ライオンキング』から役を続投している唯一の俳優さんが、大和田伸也さんなのです。
スカー役:江口洋介
孤狼の血の江口洋介かっこいいんだけど顔が整いすぎて昭和ヤクザには見えないのが残念。 pic.twitter.com/xSsm1W0qDO
— た (@888_pulp) September 2, 2021
本作の悪役スカーの吹き替えを担当したのは、人気俳優の江口洋介さんです。
1986年にテレビドラマ『早春物語』で俳優デビューを飾った江口さん。
1987年公開映画『湘南暴走族』で主演に抜擢されたことで一躍有名となりました。
1990年代初頭には、社会現象を起こした月9ドラマ『東京ラブストーリー』に出演し、人気を不動の物としました。
その後も『愛という名のもとに』や『101回目のプロポーズ』など数多くのトレンディドラマに出演。
1993年と1997年に放送された群像劇ドラマ『ひとつ屋根の下』シリーズで主演を担当。
ドラマは最高視聴率37.8%というフジテレビドラマ歴代最高視聴率をたたき出しました。
そんな江口さんはシンガーソングライターとしても活躍していて、歌唱力にも定評があります。
本作ではスカーの歌唱シーンもありますので、江口さんの声の演技はもちろん、歌声を楽しむこともできますよ!
ティモン役:亜生(ミキ)
ミキ亜生「ライオン・キング」日本語吹替声優に、賀来賢人演じるシンバの親友ティモン(写真4枚)https://t.co/tlesQQrjK1 pic.twitter.com/IlQbwkwlSQ
— お笑いナタリー (@owarai_natalie) July 8, 2019
ミーアキャットのティモンの吹き替えを担当したのは、お笑いコンビ・ミキのボケ担当・亜生さんです。
亜生さんは2012年、兄の昴生さんと共にお笑いコンビ・ミキを結成。
初期は大阪のよしもと漫才劇場を中心に活動し、お笑いのセンスと演技力を磨いていきました。
お笑いコンビとして順調に知名度を上げていき、M-1グランプリには2015~2022年まで連続出場。
歴代最高順位決勝3位という輝かしい成功を収めています。
現在もテレビやラジオなど、あらゆるメディアで活動をしています。
亜生さんは2018年公開の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・シリーズ』にて、カメオ出演で吹き替え初挑戦。
本作『ライオンキング』(実写)で本格的な吹き替えデビューを果たしました。
本格的な吹き替えデビューとは思えないほどの演技力と歌唱力を披露した亜生さん。
視聴者の中で「ティモンの吹き替えが、亜生さんだと分からなかった」という声が多く上がりました。
プンバァ役:佐藤二朗
さて、ひきこもるとしますか。しかし佐藤二朗にひきこもられたら嫌だな(笑)
— 伴守寸 (ロックンロール楽隠居) (@oldrocknrollboy) December 24, 2022
#ひきこもり先生シーズン2 pic.twitter.com/vlw2tAzlX5
ティモンの相棒のイボイノシシ・プンバァの吹き替えを担当したのは、映画監督や脚本家としても活躍する俳優の佐藤二朗さんです。
1996年に演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げした佐藤さん。
当時は会社勤めをしながら全公演で作・演出を担当していました。
一方で数々のテレビドラマや映画にも出演し、テレビドラマ『ごくせん』や映画『スウィングガールズ』など話題作にて、存在感を示しました。
2008年には映画『memo』で映画監督に初挑戦し、俳優だけでなく映像作品制作にも携わるようになります。
現在は福田雄一監督作品の常連となり、テレビドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや『33分探偵』、映画『斉木楠雄のΨ難』や『銀魂』、『新解釈・三国志』などでのコミカルな演技を中心に、様々な役どころで活躍しています。
本作ではミキ・亜生さんが吹き替えを担当するティモンの相棒プンバァとして、得意のコメディな演技を惜しみなく披露しています。
『ライオンキング超実写版』
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、『ライオンキング』(実写)について次のことをまとめました。
- 幼少期のシンバの吹き替えを担当したのは、熊谷俊輝さん
- 幼少期のナラの吹き替えを担当したのは、小林星蘭さん
- その他吹き替えキャストも、賀来賢人さんや門山葉子さん、大和田伸也さんなど豪華なキャスティング
「え!?ライオンキングの吹き替えにはこんな人がいたの?」という方も多いのではないでしょうか?
どの吹き替えキャストさんも演技力と歌唱力が高く、その素晴らしさをたくさんの方に知っていただきたいです。
「映画は断然字幕派!」「吹き替えキャストが声優さんではないのはちょっと…。」と言う方も、十分楽しめると思います!
ぜひ、ライオンキング(実写)を視聴するときは、豪華な吹き替えキャストに注目してみてくださいね!