『ワンダヴィジョン』に登場した双子のビリーとトミーが能力と発揮していましたね!その2人は原作には登場するのでしょうか?原作ではどのような能力を持っているのでしょうか?
ファンの間では、この2人の登場がヤングアベンジャーズの物語につながる根拠ではないかと囁かれています。
『ワンダヴィジョン』に登場したビリーとトミーについて、深く考察していきますよ!
ビリーとトミーの原作
1985年にコミックに登場
ビリーとトミーは、1985年のコミックでやはりワンダとヴィジョンの間に生まれています。そのとき出産に立ち会ったのは、ドクターストレンジなんです。出産後は特に双子の2人には触れられませんでした。
『ワンダヴィジョン』では、ドクターストレンジの立ち会いまでは描かれていませんでしたが、ワンダとヴィジョンの間に生まれたところまでは原作と同じですね。
『ワンダヴィジョン』と原作の違い
双子ビリーとトミーの展開として、『ワンダヴィジョン』と原作で違う点は、
- ビリーとトミーの消え方
にあります。
原作では、1988年に刊行された『West Coast Avengers』の51号の中で、ワンダの現実改変能力で生まれたと思われていた双子ビリーとトミーは、
- メフィストというヴィランの魂から生み出された存在だった
という衝撃の事実が判明し、しかもその後、
- ビリーとトミーはメフィストに魂を吸収されてしまいます。
『ワンダヴィジョン』では、ヘックス消失とともに消えましたが、原作ではメフィストに魂が吸収されて消えるのですね。
ビリーとトミーのその後
原作ではその後、今回の『ワンダヴィジョン』の物語のベースになったともささやかれている、2005年刊行の『ハウス・オブ・M』の中で、ワンダは自分の現実改変能力で双子ビリーとトミーを復活させます。
ちなみに、『ハウス・オブ・M』は、この双子だけではなく、アベンジャーズやX-MENのメンバーが描く理想の世界を創り出すストーリーです。この話、かなり面白いので、読んだことない方はぜひ読んでほしいです。
さらにその後、ビリーとトミーの魂はメフィストを打ち破り、その魂がそれぞれ別々の命に転生します。それぞれ、
- ビリーは、ウィリアム・ビリー・カプラン、という名前
- トミーは、トーマス・トミー・シェパード、という名前
になり、それぞれに両親がおり、これまでのいきさつとは何の関係もない家庭の子として育てられます。
ビリーはワンダに遭遇したときに自分の能力を開花させ、トミーは持っていた能力の暴走により施設に収容されてしまう、という運命をたどります。
ビリーとトミーはそれぞれ異なる経緯で、ヤングアベンジャーズという若い(10代中心)ヒーローたちのチームのメンバーとなり、活躍します。
ワンダヴィジョンのビリーとトミーは復活する?
原作ではワンダが再び現実改変能力を使って復活させていますから、MCUの世界でも復活させることはあり得ますね。『ワンダヴィジョン』の最後のエンドクレジットでは、ワンダは危険な魔術書「ダークホールド」を読んで、ビリーとトミーの「ママ助けて」という声を聴いていました。
ビリーとトミーを助けるために、ワンダが魔法や現実改変能力を使うということは、今後十分あり得る話だと思います。
ビリー(ウィッカン)とトミー(スピード)の能力
ビリーとトミーの能力については、『ワンダヴィジョン』の第6話以降で明らかになっていました。原作でも、転生した双子にはほぼ同様の能力が見られましたので、ここで整理しておきましょう。
ビリー(ウィッカン)の能力
ビリーは、ウィッカンというヒーローの名前で活躍します。その能力は、
- 現実改変能力
- 電気操作
- テレポート
が、現実改変能力は母親、というか魂の母親、であるワンダ(スカーレットウィッチ)から引き継いでいます。現実を操作し思い通りに変えてしまうという能力ですが、真剣に願わないと実現しないようです。
また、ウィッカンは電気を自在に操り、電気を生み出したり放出したりできます。そのほか、電磁波や電流など電気にまつわるあらゆるものをコントロールできます。
さらに、テレポートもできてしまうんですよね。呪文はなく、ただ念ずるだけで世界中のあらゆる場所、さらには異次元にも瞬間移動できます。ウィッカンの能力、恐るべしです。
トミー(スピード)の能力
トミーは、スピードというヒーローの名前で活躍します。名前がそのまますぎますが…、その能力は、
- 音速で移動
- 振動による物体爆発
があります。音速で移動できるのは、ワンダの双子の兄であり、スピードにとっては叔父のクイックシルバー(ピエトロ)の能力を受け継いでいますね。超高速で移動、そして攻撃もできます。
さらにスピードにはクリックシルバーになかった能力があります。スピードは、あらゆる物質の原子構造の振動を音速で加速させ、爆発を起こすことができます。便利ですが、結構危険ですね。
双子ビリーとトミーがヤングアベンジャーズになる可能性はある?
ヤングアベンジャーズのメンバーになると言われる理由
『ワンダヴィジョン』に登場したビリーとトミーは、
原作の流れに沿ってワンダの能力によって蘇るか転生するかしたとしたら、ビリーとトミーはヤングアベンジャーズになる可能性が高いと、ファンの間では言われています。
その理由は、
- 最近のMCU作品で、すでにかなりのヤングアベンジャーズのメンバーが登場している
からなんです。実はこっそりと、ヤングアベンジャーズになるキャラクターが登場しています。
既に登場したヤングアベンジャーズたち
- 2代目ホークアイ「ケイト・ビショップ」
→Disney+で配信予定のMCUドラマ「ホークアイ」で登場決定 - スタチュア
→「アントマン」「アントマン&ワスプ」で、2代目アントマンのスコット・ラングの娘キャシーとして登場済み - パトリオット
→MCUドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」で、イザヤ・ブラッドレイの孫としてちらっと登場済み - アメリカ・チャベス
→2022年3月公開予定「ドクターストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」に登場予想 - キッド・ロキ
→Disney+で配信予定のMCUドラマ「ロキ」で登場予想
2人くらい予想で噂レベルですが…、これだけの人物がすでに紹介されていて、双子も追加されれば、十分ヤングアベンジャーズとして活躍できるボリュームがあると思います。
まとめ
『ワンダヴィジョン』に登場する双子のビリーとトミーについて見てきました。双子ビリーとトミーについて、
- ワンダヴィジョンと原作では、「消え方」が異なる
- 原作では、現実世界に転生して、ヤングアベンジャーズとして活躍
- ビリー(ウィッカン)はワンダの能力、トミー(スピード)はクリックシルバーの能力を受け継ぐ
- 既にヤングアベンジャーズのキャラクターはかなりの数紹介されていることから
ビリーとトミーも今後メンバーに加わる可能性が高い
ということがわかりました。MCUの世界は一作一作公開されるごとに、全体のストーリーに深みが出て、想像が膨らむので楽しいですね。ぜひヤングアベンジャーズ結成してほしいです!