ミステリと言う勿れの鬼の集の元ネタは?怖いナレーションは誰?

映画『ミステリと言う勿れ』の中に出てくるエピソード『鬼の集い』は恐ろしい話です。

劇中のナレーションに震え上がったと言う方も多かったのではないでしょうか?

鬼の伝承は日本各地に残されていますが、鬼の集いには元ネタがあるのか気になります。

そこで今回は、

  • 映画『ミステリと言う勿れ』の鬼の集いの元ネタはある?
  • 鬼の集いは怖い話
  • 鬼の集いのナレーションは誰?

について考察していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

映画『ミステリと言う勿れ』の鬼の集いの元ネタはある?

日本各地に残る伝承には、『鬼』が存在していたという話が多く残っています。

かの有名な『桃太郎』『一寸法師』にも鬼が登場しており、鬼という存在はストーリーの重要なアクセントとなっているのではないでしょうか?

鬼の集いの元ネタについて

鬼の集いには元ネタがあるとは公表されておらず、作者の創作だと言われています。

話の内容からして元ネタがありそうだなと思っていましたが、『鬼の集い』のようなストーリーはありそうでないのではないでしょうか?

作者の田村由美さんは『広島編』を描く際、きっと様々な文献を調べたはず。そして鬼の集いが他の話と酷似しないようにしたのだと思います。

盗作問題に発展するのは作者にとって大変なことですから、絶対避けたいですよね…。

鬼は人間自身?

『鬼の集い』の鬼だけでなく、おとぎ話に出てくる鬼は人間自身の嫉妬心や怨念だと言われています。

平安時代では私たち人間に見えないはずの鬼が、人間を食うと信じられていました。

それは人間のどす黒い感情が『鬼』で表されているのかなと思います。

はるか昔から人間同士で妬みあい、災いをもたらしていたのかもしれません。

豪農でなに不自由なく暮らしていた狩集家を妬み羨んでいた者が『鬼』だったということではないでしょうか。

鬼の集いは怖い話

映画『ミステリと言う勿れ』の鬼の集いの内容を詳しく見ていこうと思います。

どんなストーリーなのでしょうか!

鬼の集い

幕末の混沌とした時代。広島で麻農家を営む豪農・狩集家に雇われた者がいました。

雇われたのは人間に化けた鬼とその手下2人。

鬼は狩集家の当主の妻に思いを寄せた末、当主と使用人たちを殺害してしまったのです。

狩集家を乗っ取った鬼と手下2人ですが、取り逃がしてしまった当主の娘の行方がつかめません。

彼らは生き残った娘の報復を恐れていました。

そして偽当主となった鬼は自分と同じ『色白の明るいくせ毛』の特徴を持つ者を殺すという掟を作ります。

一方、逃げ延びた本物の当主の娘は、逃げた際に一体の人形を持っていました。

人形はその後、一族の長女が相続していくこととなり、本物の狩集家の末裔である証になったのです。

残虐非道な鬼

『鬼の集い』の内容を上記で大まかに説明しましたが、調べてみるとかなり鬼たちの行ったことは残虐です。

殺された本物の当主や使用人たちは、遺体をバラバラにされて埋められました。

バラバラ殺人は猟奇的で異様な雰囲気をかもし出しており、そういった事件が起こるとセンセーショナルに報道される理由がわかります。

本物の当主や使用人たちの気持ちを思うといたたまれませんし、残された妻にはもっと辛い生活が待っていました。

偽当主となった鬼は本物の当主の妻を自分の妻とし、子供を産ませたのです。

妻は仇の子供を産み育てたということ。

妻はその状況をどう思っていたのかを考えてみましたが、鬼に似た子供を産むことで復讐としたのでしょうか?

酷な状況すぎて妻の気持ちがうまく想像できません。

もし自分がと考えると自死を選んでしまうかもと思ってしまいました…。

鬼の集いのナレーションは誰?

映画『ミステリと言う勿れ』の劇中で鬼の集いを朗読したのは、女優の松本若菜さんです。

ネット上では、『ゾッとした』『松本さんの語りに引き込まれた』と絶賛の声が多く聞かれました。

連続ドラマ版に出演!

松本若菜さんはドラマ『ミステリと言う勿れ』に刑事・猫田十朱(ねこたとあけ)役で出演していました。

『鬼の集い』は話の内容からして恐ろしさを感じますが、

松本若菜さんは声質、トーン、スピードをじっくりと考え、朗読から緊張感を感じさせるようにしたそうです。

彼女の声は澄んでいて素敵ですが、声色を調節していくことで恐ろしさを感じる出来栄えになってのではないでしょうか。

映画公開前に松本若菜さんが朗読を担当したことは公表されておらず、エンドロールで判明して驚きの声が上がりました。

松本若菜さんは1984年生まれの40歳で、2024年にドラマ『西園寺さんは家事をしない』でブレイク。様々な経験を経たからこそ、鬼の集いでの朗読が人々の心に響いたのかもしれません。

まとめ

映画『ミステリと言う勿れ』の元ネタ、話の内容、ナレーションについて考察や解説をしてきました。

結論とすると、

  • 鬼の集いは作者・田村由美さんのオリジナル
  • 鬼の集いは鬼と手下2人が当主や使用人を殺害する恐ろしい話
  • 当主の妻は狩集家を乗っ取った鬼の妻となり子供を産んだ
  • 鬼の集いのナレーションは女優の松本若菜さん

と言うことになります。

細かい話を知ると『鬼の集い』の恐ろしさがとてもよくわかりました。

寒い毎日が続いていますが、松本若菜さん朗読の『鬼の集い』でさらにゾッとしてみるのもいいかもしれません。

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