【モアナ】マウイが変身できない理由を考察!釣り針の意味は何?

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『モアナと伝説の海』の海に登場するマウイは、半神半人で頼りがいのあるモアナの冒険パートナーです。

マウイは神から与えられた『釣り針』でどんな姿にも変身できるのですが、なぜか釣り針を取り戻しても変身がうまくいきませんでした。

マウイが変身できなかった理由が気になりますね!

そこで今回は、

  • マウイが変身できなかった理由
  • 神の釣り針とは?

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

『モアナと伝説の海』は幅広い世代に人気ですが、特に子供人気が高いですよね。

一人の親として子どもには、困難に立ち向かっていくモアナの姿から生きる力や感じとってほしいなと思っていたところ、読み聞かせにも最適『モアナと伝説の海』の児童図書があるのを知りました。

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この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

マウイが変身できなかった理由

マウイはテ・フィティの心を奪い、無人島に幽閉されていました。

1000年もの間ひとりで幽閉されており、たまたまその島に流れ着いたモアナと出会います。

テ・フィティの心を返しに行くことを拒んでいたマウイでしたが、『神の釣り針』を取り戻しに行くことを条件にモアナと航海に出ることとなったのです。

無事に、マウイは神の釣り針をタマトア(巨大カニ)から奪い返すことができましたが、思うような変身ができません。釣り針を使えば変身できるはずなのですが、なぜ変身できなかったのでしょうか。理由を考えてみましょう。

理由①マウイは釣り針に依存していた

マウイが釣り針を使っても変身できなかった理由は、

『釣り針さえあれば』という依存心が原因

だと思われます。

みなさんも何かできなかった時に『これさえあれば』と思い込んでいると、いざ『これ』を手に入れても出来なかったという経験はないでしょうか?

そういった現象は『これ』に頼り過ぎており、他にも必要な物があることを見落としているからです。

マウイも釣り針にばかりに頼ってしまい、自分自身と向き合っていないからかもしれません。

理由②心の不調

マウイが変身できなかった理由としてもう一つ考えられるのは、

自信の喪失

です。

本来は自信家な面を持つマウイですが、深層心理に母親から捨てられたトラウマを抱えていました。

実はマウイは元々普通の人間でしたが、生まれてすぐに母親に海に捨てられてしまった悲しい過去があります。

不憫に思った神はマウイを不老不死の半神半人とし、『神の釣り針』を与えました。

そうしてマウイは特別な能力を授かり人間たちを助けて数々の偉業を成し遂げ、それらの偉業がタトゥーとなって現れています。

しかし、数々の偉業を成し遂げても、

実はマウイは心の奥底で母親から捨てられた悲しみや孤独を処理しきれず、ふとしたことからそれらが噴出した

のではないかと思われました。

心が不調のままでは神の釣り針を取り戻しても上手く変身することはできなさそうです。

理由③1000年ぶりも原因のひとつ?

マウイが1000年ぶりに『神の釣り針』を取り戻した

ことも、変身できなかった理由のひとつではないでしょうか。ただ単に、マウイの体がなまっていたということもあり得ると思いました。

上記で先述した通り精神的な問題が大きいのだろうと考えたのですが、1000年ぶりというのは上手くいかなそうですよね。

マウイはモアナと話すことで『神に選ばれた存在』『英雄になれたのはマウイの勇気があったから』と励まされ、気持ちが前向きになったのです。

気持ちが前向きになって変身の練習をすればマウイはすぐに感覚を取り戻しそうな気がしました。

マウイが母親に捨てられた理由は?

なぜマウイの母親は生まれて間もない我が子を捨てたのか気になりますよね。

調べてみると、

ポリネシア神話ではマウイは未熟児で生まれ、母親の髪の毛にくるまれて海に捨てられたとあります。

しかも父親がマウイを神にしようと唱えた呪文が間違っていて、神になり損ねるという悲劇が。

未熟児は医療技術が発達した現代では生き残ることが可能となりましたが、遠い昔では難しかったのかもしれません。

だからといって海に捨てるのはかなりヘビーに感じましたが…。

捨てられたからこそ半神半人の英雄になれたとも言えますが、捨てられた事実はマウイの中に残り続けているのでしょう。

神の釣り針とは?

マウイの武器である『神の釣り針』には、いったいどんな意味があるのか気になりますね。

何らかの伝承が由来なのでしょうか?

ハワイの伝説

ハワイには『島を釣り上げる』という伝説があり、『モアナと伝説の海』の神の釣り針に似た部分があります。

その伝説は、4人兄弟の末っ子・マウイが主人公で漁師を生業にした一家でした。

漁が下手という理由で兄たちになかなか海に連れて行ってもらえなかったマウイでしたが、兄たちも兄たちで不漁が続きます。

マウイはやっとの思いで漁に連れて行ってもらいますが、なかなか魚は釣れません。

どうにかして家族のためにとご先祖さまから受け継がれた『釣り針』をマウイが海に投げ入れたところ、島が釣れたというストーリー。

一方、モアナのマウイも『釣り針』を使うのは人間を助けるためでした。

ご先祖様から受け継がれた『釣り針』と『神の釣り針』は、不思議な力を持っているところが似ていますし、両方とも誰かのために使うという部分も一緒です。

モアナのマウイはなぜ『釣り針』なんだろうと思いましたが、ハワイの伝説を元ネタとしてるので『神の釣り針』となったのでしょうね。

ハワイの伝説のマウイもモアナに登場するマウイもスケールが大きくて似ている気がしました。

『モアナと伝説の海』は幅広い世代に人気ですが、特に子供人気が高いですよね。

一人の親として子どもには、困難に立ち向かっていくモアナの姿から生きる力や感じとってほしいなと思っていたところ、読み聞かせにも最適『モアナと伝説の海』の児童図書があるのを知りました。

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まとめ

『モアナと伝説の海』のマウイが変身できなかった理由、神の釣り針について考察してきました。

結論とすると、

  • マウイは神の釣り針に頼り過ぎて変身できなかった
  • マウイは心の不調を抱えていて変身できなかった
  • 1000年ぶりでなまっていたため変身できなかった
  • 神の釣り針はハワイの伝説が由来
  • 釣り針は誰かを助けるために使う

ということになります。

英雄のマウイは母親に捨てられたという悲しい過去があり、切なくなりました。

そのおかげで半神半人になれたとはいえ、マウイがモヤモヤする気持ちは理解できる気がします…。

モアナと出会い、マウイの心の不調が解消されて良かったと思いました。

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