2017年に公開され、大ヒットを記録したミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』。華やかなパフォーマンスや感動的な音楽が話題となり、多くのファンを魅了しました。
しかし一方で、
「なんとなく違和感を覚えた」「内容が気に入らなかった」といった否定的な意見も少なくありません。
では、なぜこの映画に対して違和感を覚える人が多いのでしょうか?本記事では、その理由を深掘りしながら、『グレイテスト・ショーマン』の魅力と問題点を中立的な視点で考察していきます。
「グレイテスト・ショーマン」を見ると、主人公のP・T・バーナムについて興味が湧く人が多いのではないでしょうか?賛否ありますが、ショービジネスの世界では成功者とされています。
そんなP・T・バーナムが本を書いています。それが、
です。

小難しいことは書いておらず、読みやすいのでサクっと読めてしまいます。富を築く心構えとしてちょうど良いですよ♪
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映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
1. 『グレイテスト・ショーマン』に対する違和感の正体
『グレイテスト・ショーマン』鑑賞。一般人とは違うマイノリティな人達に、それは才能だと開花させる点は素晴らしいが、その後の彼らの描かれ方があまりに雑。今作のテーマでもありうるのに、彼らの選択や苦悩は一切かかれない。劇中で丁寧に描かれるのはヒュー演じるバーナムだけ。なんだこの違和感。 pic.twitter.com/KFikxbtNLz
— べすた (@pacific_boy525) February 25, 2018
1.1 歴史的事実との乖離
『グレイテスト・ショーマン』
— たけ (@taketakenana) February 19, 2018
劇中の歌と踊りは素晴らしい…がフリークスという存在の描き方の粗さ、P・T・バーナムという人間が綺麗に描かれてるようで非人徳的さがどこか頭にチラつく。でもそういうドラマ性をあえて排除してエンタメに徹してる描き方もアリなのかも。観るなら絶対映画館で。 pic.twitter.com/tHy2KfD0Hj
『グレイテスト・ショーマン』は実在の興行師P.T.バーナムの半生を描いた作品ですが、実際の彼の人生とは大きく異なる点があります。
- 実際のP.T.バーナムは必ずしも理想的な人物ではなかった
- 映画では夢を追う心優しい人物として描かれていますが、実際のバーナムはビジネスにおいて冷徹な一面を持ち、利益のために誇張や欺瞞を用いることもありました。
- サーカスの動物虐待や人種差別的な展示
- バーナムのショーには、身体的特徴を持つ人々や動物を見世物にする要素がありましたが、映画ではそうした歴史的事実が美化されているという批判があります。
- 時代背景とのズレ
- 19世紀が舞台にもかかわらず、衣装や音楽が現代的すぎるため、歴史的なリアリティが欠けていると指摘する声もあります。
さらに、当時の社会状況と映画の描写の間には大きなギャップがあります。
例えば、
人種差別が根強く残る時代背景にもかかわらず、バーナムの劇団は比較的スムーズに受け入れられるように描かれています。
これは、現代の視点からすると理想的な描写かもしれませんが、当時の現実とは異なるため、歴史的事実を知る人にとっては違和感を覚えやすい要因の一つとなっています。
1.2 キャラクターの描写に関する問題
映画「グレイテスト・ショーマン」観賞
— atmos (@atmosphereDZN) March 25, 2020
フリークスを集めサーカス団を結成した男が、成功と失敗を通して本当に大切なものに気付くお話。ストーリーは分かりやすく、展開も軽快。音楽も素晴らしくてみんなが楽しめる良い作品。でも冒頭のシーンとか子ども時代の服装とか、細かい伏線も用意してある。 pic.twitter.com/0SWulsSDhw
映画の登場人物の描写についても、批判的な意見が多く見られます。
- バーナムのキャラクターが美化されすぎている
- 実在のバーナムは興行師として成功するために様々な策略を用いましたが、映画では彼の功績のみが強調され、負の側面が省略されています。
- サーカスの出演者たちの個々の物語が浅い
- 「This Is Me」のシーンは感動的ですが、それ以外の場面では出演者たちの心理描写が不十分であり、キャラクターに深みが欠けているという声があります。
- 人種や障害に関する扱いが不適切
- マイノリティのキャラクターが単なる「感動要素」として描かれていることに違和感を覚える人も少なくありません。
また、映画内ではバーナムが彼らを積極的に守ろうとする英雄的な存在として描かれていますが、実際の歴史ではビジネスのために利用していた側面もありました。そのため、この点に対して「不都合な真実を隠しすぎている」と感じる観客もいるようです。
1.3 ストーリー展開の薄さ
グレイテスト・ショーマン ストーリーは差別問題を扱ってる物だからなかなか重いけどミュージカルパートめっちゃよかったよ あとゲンスルー出て来るからオススメ pic.twitter.com/bZE8r7t4I3
— 和風🌻☀️ (@_WAHOO_) May 26, 2023
- 心理描写が浅い
- バーナムの成長や葛藤が十分に描かれていないため、ドラマとしての深みが欠ける。
- 問題解決が安易すぎる
- 例えば、バーナムが経済的に破綻する場面もすぐに解決し、リアリティに欠ける印象を受ける。
加えて、サーカスの仲間たちが直面する社会的な困難や偏見に関しても、深く掘り下げられることなく、単なるエンターテインメント要素の一部として消化されてしまっています。これにより、感動的なシーンが多い一方で、現実味に欠けると感じる観客もいるのです。
2. 『グレイテスト・ショーマン』が嫌いになってしまう人々の声
『グレイテスト・ショーマン』
— windy-Kenny🇺🇦💙💛🌻🏳️🌈 (@3faHufRDNfb3GWS) April 3, 2023
何やかやで見損ねてたけど面白かった⭐️
歌もダンスの振り付けもテンポが速くて良かった 階級、人種、見た目etcの偏見甚しい時代に自分達の生きる場所を掴み取った人々のたくましい姿が感動的だった
賛否両論激しかったようだが私は楽しめた pic.twitter.com/spRr2v2iAu
2.1 批評家の意見
グレイテスト・ショーマン 観た
— ツバサ@映画垢&雑食垢 (@happysmileprec1) September 26, 2024
なるほどねー
こういう感じか
前から若い女性を中心に熱烈な支持を受けている作品ってことで、気にはなってた
そういうファンがいるのは納得できるし、批評家たちのガチの賛否両論の声も分かる
清々しいまでの力技の物語で、最後まで飽きずに観れた pic.twitter.com/ZCJ8RvA2cL
映画評論家の間では、本作の歴史的な改変や浅いストーリー展開に対して厳しい意見が寄せられています。
- 「歴史的事実を無視した美化が目立つ」
- 「エンターテインメント性は高いが、内容が薄い」
- 「社会問題を軽視している」
特に、実在のP.T.バーナムが映画ほど慈悲深い人物ではなく、むしろ商業主義の象徴であったことを知る人にとっては、映画の美化された描写が受け入れがたいものになっています。
2.2 一般視聴者の意見
批判を恐れないで書くなら、
— 地下乃ちか (@ChicaZuca_0v0) November 23, 2023
「グレイテスト・ショーマン」
私には刺さらなかった。
#どんなに絶賛されても酷評してきた映画 pic.twitter.com/Jy0aBNBSgX
SNSやレビューサイトでも、多くの視聴者が本作に対して以下のような違和感を抱いています。
- 「現実離れしすぎていて共感できない」
- 「キャラクターの描写が表面的」
- 「音楽は良いけれど、ストーリーが薄い」
特に歴史や社会問題に関心のある視聴者は、本作の単純化されたストーリーや現実とのギャップに違和感を感じやすいようです。
3. それでも『グレイテスト・ショーマン』が魅力的な理由
3.1 圧倒的なミュージカルパフォーマンス
『グレイテスト・ショーマン』観てきた!19世紀の興行師P・T・バーナム氏を描いた物語だけど、私はバーナム氏や当時の歴史に詳しくないし、ミュージカルにも詳しくないので、この映画を観て抱いた感情だけで感想を書くけども、あまりにも素晴らしい歌の圧に、開始5分くらいで涙が止まらなくなった!! pic.twitter.com/I4Yg2JpPpK
— トンカチ (@tonka_chi) March 1, 2018
- 感動的な楽曲とダンス
- ビジュアル的にも楽しめる演出
- 「This Is Me」など心に残るメッセージ性の高い楽曲
3.2 豪華キャスト
飛行機でたまたまチャレンジャーズという映画をみて、あとは大好きなグレイテスト•ショーマンをみて、結果的になんだかずっとゼンデイヤを見てる。ほんと足が長くてスタイルがよくて美しいーかわいいー。 pic.twitter.com/jzAnJAseOQ
— 廣瀬あゆみ_Ayumi Hirose_Lii Inc.代表取締役🇯🇵🇮🇩 (@ayumi_lii) March 18, 2025
- ヒュー・ジャックマンの魅力
- ザック・エフロンとゼンデイヤのデュエット
3.3 映像の美しさ
『グレイテスト・ショーマン』 を観た。
— もりはるひ (@haruhi_mori) July 24, 2024
映像は綺麗だし、演出も工夫が凝らされている。キャストの歌唱も充分。
なのに……ミュージカルの肝ともいえる「楽曲」がまったく印象に残らない。『ラ・ラ・ランド』コンビによる作曲とのことだけれど、わたしにはピンと来ず。
あとは監督・脚本かなぁ。 pic.twitter.com/x5riV1Vige
- 鮮やかなセットデザインと衣装
- 映画全体の視覚的な魅力
4. 『グレイテスト・ショーマン』を楽しむコツ
『グレイテスト・ショーマン』 を観た。
— もりはるひ (@haruhi_mori) July 24, 2024
映像は綺麗だし、演出も工夫が凝らされている。キャストの歌唱も充分。
なのに……ミュージカルの肝ともいえる「楽曲」がまったく印象に残らない。『ラ・ラ・ランド』コンビによる作曲とのことだけれど、わたしにはピンと来ず。
あとは監督・脚本かなぁ。 pic.twitter.com/x5riV1Vige
違和感を感じながらも楽しむためのポイントを紹介します。
- フィクションとして割り切る
- 音楽や映像の美しさに集中する
- 歴史的事実とは切り離して楽しむ
- 批判的な視点を持ちながらもエンタメとして受け入れる
「グレイテスト・ショーマン」を見ると、主人公のP・T・バーナムについて興味が湧く人が多いのではないでしょうか?賛否ありますが、ショービジネスの世界では成功者とされています。
そんなP・T・バーナムが本を書いています。それが、
です。

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5. まとめ:『グレイテスト・ショーマン』をどう見るべきか?
『グレイテスト・ショーマン』は、エンターテインメントとしては非常に優れた作品ですが、
歴史的事実や社会問題の扱い方に違和感を覚える人も多い映画です。
結局のところ、作品の受け取り方は人それぞれ。違和感を感じる部分があっても、音楽やビジュアルの美しさを楽しむことで、新たな魅力が見つかるかもしれません。
みなさんは『グレイテスト・ショーマン』をどう感じましたか?ぜひ、改めて観てみて、新たな視点で楽しんでみてください!