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ドクターコトー(映画)のラストを考察!死んだのか失明説もあり?

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Dr.コトー診療所
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映画『Dr.コトー診療所』はファンたちが待ち望んだ作品ですが、ラストに関しては様々な意見があります。

長年に渡り志木那島のために頑張ってきたコトー先生には、幸せになって欲しいという願望がありますが…。

そこで今回は、

  • 映画『Dr.コトー診療所』ラストはどうなった？
  • 映画『Dr.コトー診療所』コトー先生は死んだ？
  • 映画『Dr.コトー診療所』コトー先生は失明した可能性が？

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

映画『Dr.コトー診療所』ラストはどうなった？

映画『Dr.コトー診療所』の物語終盤は、志木那島に猛烈な台風が近づき、甚大な被害に見舞われる可能性が出てくるのです。

そして実際に、次々と志木那島診療所にケガ人が運ばれてくるのでした。

コトー先生は重病を患っていた

物語終盤でかなり衝撃だったのが、コトー先生が『急性骨髄性白血病』を患っていたことです。

長らく体調不良が続いていたコトー先生は、名医であるが故、自身が重病であることに気づいていました。

病名がわかったものの、早急に治療を受けるべきなのはコトー先生が一番わかっていたはず。

そんな時に未曾有の災害が起こってしまったのです。

志木那島で土砂崩れが発生し、大勢のケガ人が出たとの連絡が入りますが、コトー先生はすでに限界を迎えていました。

しかし、病気によりかなり辛い状態ながらもコトー先生はケガ人たちの治療を始めます。

『絶対に諦めない』という気持ちで治療にあたりますが、コトー先生は倒れてしまいました。

危機を乗り越えた先に

病身のコトー先生に身重の彩佳、そしてケガをした島民たち。

見習いの医師・判斗は諦めかけますが、剛利の『俺は諦めねぇ』という言葉に息子の剛洋は治療を手伝い始めます。

『諦めない』という気持ちで再び立ち上がったコトー先生は、助産師の美登里の手術を開始するのです。

無事に手術が成功し、切迫早産しかけた彩佳も落ち着いていました。

彩佳のお腹に手を当てたコトー先生は、赤ちゃんの無事に安心し、眠りについたのです。

そして遠くから『コトー先生』と呼ぶ声が聞こえていました。

日常に戻った志木那島では、彩佳は無事に出産し、その子供が歩き始めるかというところ。

コトー先生は我が子の手に触れ、抱き上げるというラストでした。

映画『Dr.コトー診療所』コトー先生は死んだ？

映画のラストは、見る人によって解釈が分かれる可能性があります。

しかし、多くの人が

ラストの映像はコトー先生の『夢』だった

と感じたのではないでしょうか。

なぜそのような解釈になるのか、説明したいと思います。

コトー先生は死期を悟っていた？

助産師の美登里の手術を無事に終えたコトー先生は、『彩佳と子供を頼みます』と声をかけていました。

なぜコトー先生は美登里にそんなことを言った理由として、

自分はこれから白血病の治療をしなければならず、彩佳と子供のそばにいることができないということ。

もう一つの解釈をするならば、

名医であるが故、死期を悟ったコトー先生は自分が死んだ時のために美登里に声をかけていたということです。

自身の治療をするためだったらいいのですが、コトー先生はマスクが血で染まるほど病状が悪そうなことが気にかかります。

ここまで悪くなってしまったら、治療しても生き延びることは難しいと判断していたのかもしれません。

美しい映像は『夢』を表している？

彩佳が眠る病室のベッドまでやってきたコトー先生は、座ったまま燃え尽きていました。

窓から差し込む光に照らされ、非常に美しいシーン。

しかし、

あまりの美しさから『死』を感じ取ってしまったという意見が溢れているのです。

その後の無事に生まれた子供がよちよち歩きをして、コトー先生が抱き上げるシーンに関しても、『自分が見ることができなかった我が子の成長』を夢見ていたと感じ取れます。

島に日常が戻ったこともコトー先生が願っていたことなので、コトー先生は死んでしまったのかもと思えてしまうのです。

島のために尽力してきたコトー先生の死は、ファンとしてはとても悲しくて辛い結末だと思います。

しかし、コトー先生が最期に見たのが『過去』ではなく、希望に満ち溢れた『未来』だったということは、素晴らしいことなのではないでしょうか。

映画『Dr.コトー診療所』コトー先生は失明した可能性が？

映画のラストシーンで、『コトー先生が失明したのでは？』という意見があります。

急性骨髄性白血病は血液の流れが悪くなることがあり、目が見えにくくなる・頭痛といった症状が出るのだそう。

コトー先生は子供の手を取る時に焦点が合っていない、そしてだんだんと歪んだ視界が表現されていました。

そういった点から考察すると、コトー先生は生き延びたものの目が見えにくくなってしまった可能性が考えられます。

『島のために長年に渡り頑張ってきたコトー先生の最後がこんな悲しいの？』というレビューがありましたが、私もその意見に同感してしまいました。

『災害をみんなと乗り越え、彩佳との子供が無事に産まれ、平和に過ごしていく』というラストを期待していたファンも多かったはず。

わざわざコトー先生を白血病にして苦しめなくてもよかったのではと思ってしまいますね…。

ラストシーンが意味すること

いずれにしても、映画「Dr.コトー診療所」のラストは悲しい結末であることに変わりありません。

しかしながら、主人公のコトー先生が白血病に苦しむことには何か意味があると思えてならないのです。

これは私の意見・考察でしかありませんが、

コトー先生の最後は僻地医療の限界

を表現していると思います。

映画では、コトー先生が島民みんなから頼りにされていること、コトー先生に憧れて医師になることを望んだ若者の話が描かれていましたね。さらには、映画冒頭で、離島医療の指導を担う役目をコトー先生は打診されていました。

つまり、コトー先生が診療開始してから20年、いつまで経っても島は「コトー先生頼み」な訳です。悪く言えば、依存していたとも考えられます。

ハント先生はその点、指摘していますね。1人で全員を救うなんて無理だとも言っていました。

コトー先生のやり方が理想だけれども現実的ではない、という点を映画で指摘しているような気がします。僻地医療、離島医療の厳しさを突きつけ、課題として投げかけられているように思えます。

私たちには一体何ができるのか、考えていきたいですね。

＼映画『Dr.コトー診療所』／
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まとめ

Dr.コトー診療所のラストについて、コトー先生は死んだのか、失明したのかについて考察してきました。

結論とすると、

  • コトー先生は急性骨髄性白血病を患っていた
  • コトー先生は諦めないという気持ちで病に苦しみながらも治療を続けた
  • 美しいラストはコトー先生の最期の夢だった
  • コトー先生は助かったものの失明、もしくは目が見えにくくなってしまった

ということになります。

一ファンとしてはハッピーエンドを期待してしまっていたので、どっちにしても悲しいラストだなと思ってしまいました。

最後まで島の人々のために治療をやり遂げたコトー先生の生き様をぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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